ウエディングドレスを選ぶのはなんとも楽しい作業。
とはいえ、二の腕のたるみなどの体形の悩みも気になる……。
体形を上手にカバーして、美しさを際立たせるウエディングドレスの選び方について、
2つの人気ドレスショップに伺いました。ぜひご参考に!
二の腕のたるみが気になるならゆったりとした袖で隠すことでカバーできます。袖は幅広のゆとりのあるデザインで、五分丈くらいがお勧め。腕に袖が密着していたり、二の腕の一番太いところを横切る丈だと、余計にムチムチ感や太さを強調してしまうので注意しましょう。
また、隠し過ぎるのもNG。例えば、鎖骨や手首など骨張っている部分は露出させた方が、視覚効果でほっそりと見えます。胸元を大きく開けて鎖骨を見せるほか、チュールやレースなど透け感のある生地を使って、間接的に鎖骨を見せるようなデザインもお勧めです。
「二の腕をさりげなくカバーしたドレスです。程よい透け感で肌にぴったりした感じもなく、すっきりと見えるでしょう。スカートがふんわりと広がった愛らしいデザインですが、落ち着き感もあって、30代の大人花嫁にも似合います」(TAKAMI BRIDAL/倉田鮎美さん)
普段はあまり自分で見ることがない背中。でも、ウエディングドレスを試着したときに、改めて自分の背中を見て、丸みを帯びたフォルムに驚く人も少なくないとか。丸みを帯びた背中をカバーするには、骨張った肩甲骨を思い切って見せてしまうこと。
最もシャープな印象になるのはV字カット。V字カットの場合は、肩甲骨は見せるもののサイドは隠すことができ、Vのシャープなラインと相まって、背中がとても美しく締まって見えるのです。背中を見せるのにはちょっと抵抗が……という場合は、透け感のあるチュールのドレスを。レースや刺しゅうでV字ラインを意識したデザインになっているものなら、上品な肌見せですっきり感が生まれます。
ウエディングドレスの人気デザインといえばビスチェ。ビスチェドレスの最大の問題は脇からはみ出すお肉。実はこれ、スマートな体形の人でも結構気になるもの。ハミ肉はやはりデザインで隠してしまうのが一番!デコルテ一面に花のモチーフをあしらったり、構築的なデザインでさりげなく脇を隠したデザインがいいでしょう。
また、オフショルダーもお勧め。オフショルダーはバストラインから腕にかけてデザインが続いているので、脇を隠す役割も果たしてくれるのです。
「大胆にデコルテを見せるスタイリッシュなウエディングドレスです。デコルテや肩に注目が集まることで、気になる脇や二の腕への視線をそらしてくれます」(ザ・トリート・ドレッシング/飯島智子さん)
大人花嫁にお勧めのデザインは、どちらかというとシンプルなもの。とはいえ、愛らしいものを着たいという花嫁もいるのでは?「甘く愛らしいドレスの中でも装飾が少なめのものを選ぶと、大人っぽく落ち着いた印象になるはずです」(倉田さん)
また、シンプルなドレスで重要になってくるのは、素材や生地の質です。安っぽいものは避け、ハイクオリティーの生地を選びましょう。「ジャカードやダッチサテンなどマットな質感のドレスもお勧め。装飾を排したスタイリッシュなドレスも、30代だからこそ着こなせるといえます」(飯島さん)。
そして、最も大切なのは自分らしさ。「美しく見せるテクニックはあるものの、既成概念にとらわれることなく、自由にドレス選びをしていただきたいですね。普段の洋服を選ぶのと同じ感覚で、自分のセンスで本当に好き!と思えるドレスを選択してください。30代の大人花嫁こそ、そうした選び方が可能だと思います」(飯島さん)。
自分を最も魅力的に見せるすべを知っている大人花嫁。ウエディングドレスでも上手に体形カバーをしながら、ゲストから「らしいね!」と褒められる花嫁を目指しましょう。
取材協力
ザ・トリート・ドレッシング TEL:03-5778-3117(アディション店)
TAKAMI BRIDAL AOYAMA TEL:03-3498-2222(青山店)
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