結婚披露宴と二次会のちょうど中間の雰囲気を持つ1.5次会。堅苦しい結婚式はちょっと……という人や、結婚式の費用を節約したいと考える人の注目を集めていますが、実際はどのような結婚式なのでしょうか?
費用相場や計画するときに気を付けたいことなど、1.5次会のお金とマナーについてご紹介します。
1.5次会とは結婚披露宴ほど堅苦しくなく、二次会ほどカジュアルでもない、両者の中間のような雰囲気を持った披露パーティです。基本的には雰囲気を指すもので、会費制とは限らず、ご祝儀制でも1.5次会は可能です。海外挙式後に行う帰国後パーティなどで、1.5次会のスタイルを選択する人が多いようです。
会費制にするかご祝儀制にするかは、ゲストの顔触れや結婚式の雰囲気に合わせて決めるのがお勧めです。例えば、年配者や職場の上司などを招待し、カジュアルな中にもきちんと感を出したいと思うのならご祝儀制に、友人など同年代のゲストが多く、ゲストの金銭的な負担を減らしたい、肩の凝らない雰囲気を出したいというのなら会費制がお勧めです。
会費制にする場合、会費は基本的には新郎新婦が金額を設定します。目安は1人当たりの料理や飲物、ギフトの金額です。
カジュアルな会場でビュッフェ形式にすれば会費は低く設定できますし、ホテルなどで着席フルコースのおもてなしとなると、会費も高くなるでしょう。もちろん、ふたりの自己負担を多くして、会費を低く設定するという方法もあります。なお、会費制の場合は、ご祝儀制のように引出物と引菓子を用意することは少なく、1000円程度の引菓子やプチギフトを用意することが多いようです。
一般的には1人当たりの会費は1万〜2万円台のことが多いよう。ちなみに、「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」では、会費制ウエディングの会費の平均は男性1.8万円、女性1.8万円です。
なお、会費制プランを用意する会場もあり、その場合は1名の会費が決まっていることもあります。
ご祝儀制にする場合は、結婚式の総費用からご祝儀総額を引いた金額が自己負担金となります。1.5次会の場合でも、ホテルや専門式場、ゲストハウスなどで着席フルコースの会を催す場合は、ゲストも相場のご祝儀を包むケースが多いといえるでしょう。ちなみに、結婚式の総費用の平均は327.1万円、ご祝儀総額の平均は197.8万円で、ここから自己負担金を計算すると129.3万円となります。
一方、会費制にするとどうなるでしょうか。総費用を人数で割った金額を会費にすれば、新郎新婦の自己負担金はゼロになります。ただし、この方法はあまりお勧めできません。というのも、衣裳やヘアメイク、写真など自分たちにかかる費用もゲストに負担を強いることになるからです。会費制の1.5次会だとしても、ゲストへのおもてなしは大切にしたいもの。やはり会費は1人当たりの料理や飲物、ギフトの金額相当とし、衣裳や会場費、写真撮影などの費用は自己負担とするのがいいでしょう。ちなみに、会費制にした場合の自己負担額の平均は132.2万円です。
ご祝儀制でも工夫次第で自己負担金を抑えることは可能ですが、ゲストの経済的負担も軽くしようと考えるのなら、会費制を選ぶといいかもしれません。
なお、会費制の1.5次会を行う場合は、その旨をきちんとゲストに伝えることが大切です。招待する際には会費制の1.5次会であることを伝え、招待状には会費の金額はもちろん、ご祝儀は辞退することを明記しましょう。仕事の上司や年配の親族などへは、特に丁寧に伝えることをお勧めします。また、服装についても迷うゲストが多いので、フォーマルなのかスマートカジュアルでOKなのか、招待状などに記しておくのがお勧めです。
会費制でカジュアルな雰囲気を大切にしたいというのなら、レストランやカフェなどがお勧め。レストランなどは衣裳やアイテムなどの持ち込みに関しては、比較的自由度の高いところも多いので、演出や衣裳などにこだわりたい人にもお勧めです。
会費制でもきちんとおもてなししたい場合はレストランの他、ゲストハウスなども考えてみるといいでしょう。堅苦しさは少なく、おしゃれな雰囲気がありつつも、サービスも行き届きます。
ご祝儀制で行う場合は、ホテルや専門式場、ゲストハウスなどがお勧め。1.5次会を行いたいということを最初に伝えて、結婚式のプランニングに反映してもらうようにします。また、ホテル内のレストランもいいでしょう。1.5次会といいつつもフォーマル感も醸し出せるので、職場の上司などを招待する場合も安心です。
1.5次会には決まったプログラムはありません。ふたりの個性を生かして、自由にデザインできるのが魅力といえるでしょう。例えば、披露宴の中に人前式のセレモニーを組み込んだり、会場をふたりのセンスで自由に飾り付けたり、ミュージシャンを呼んでライブフェスのような雰囲気にしても……。
ただし、いくら自由にできるといっても、1.5次会は二次会と異なるものです。あくまでもお世話になった方々へ結婚を報告し、感謝の気持ちを伝える結婚披露の場となります。特に会費制の場合、カジュアル過ぎて二次会のような雰囲気になってしまわないように気を付けましょう。ゲストへの気配りとおもてなしの気持ちはお忘れなく。
1.5次会はまだ数も少なく、どのような会場を選んで、どうやって準備したらいいかわからないという人も多いはず。ゼクシィ相談カウンターでは1.5次会が行える会場をご紹介することができます。1.5次会の会場選びや準備に悩んだら、ぜひ一度相談に訪れてみてください。
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によります。
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