両家が集まってふたりの婚約を確認し、親睦を深める婚約食事会。両家の親が初めて顔を合わせるというケースも多いでしょう。
お互いに好印象を持って今後の関係をスタートすることができるように、事前の準備はしっかりと。
ここでは、婚約食事会のためにふたりが準備したいことや気を付けたいポイントについてご紹介します。
婚約食事会と言っても、雰囲気はさまざまです。結納のように形式に則った儀式はしないものの、結納品や結納金を贈る場合もありますし、本当にカジュアルな雰囲気で気軽な食事会と位置付ける場合も。どのような雰囲気にするかは両家の親の希望なども聞き、最終的にはふたりで決めるといいでしょう。雰囲気が決まれば、予算やどんな店を選べばいいかも見えてきます。
婚約食事会の雰囲気が決まったら、いよいよ具体的に日時や場所を決めていきます。日程は挙式の4~6カ月前に設定するといいでしょう。お日柄を気にする人がいる場合は、大安や友引など吉日を選んで。婚約食事会の場所も両家で相談して行きやすい場所に。両家の場所が離れているときは、お互いの中間点やどちらかの地元、ふたりが住んでいる場所などが候補になりますが、この場合も両家の意見をよく聞いて、しっかり調整しましょう。
なお、婚約食事会を行う店は、ふたりが考えた婚約食事会の雰囲気に合う店を選びましょう。格式ある婚約食事会なら料亭や高級レストラン、ホテルなど、カジュアルならレストランや高級居酒屋などでも。人目を気にせずに、ゆったりとした時間が過ごせるように個室を確保しましょう。ちなみに、「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」では、料亭が46.7%で最も多く、レストラン23.3%、ホテル15.0%と続きます。
なお、予約をする際には一度下見に行き、店の雰囲気やスタッフの対応などをチェックするのがお勧めです。
婚約食事会はふたりが親を招待する形を取り、費用もふたりが負担することが多くなってきています。もしふたりが費用を負担するのなら、その旨を事前に親に伝えておきましょう。
なお、婚約食事会をどちらかの地元で行う場合、出向く親の方は交通費や場合によっては宿泊費などがかかり、負担が大きくなります。来てもらう親の方が食事会の費用の負担を申し出る場合もあるので、ふたりで両家の反応を見ながら調整をしましょう。ちなみに、婚約食事会の費用の平均は6.7万円です。
婚約食事会当日の服装は両家で揃えるのが基本です。料亭や高級レストランなどで行う場合は、相応の服装で。男性はスーツ、女性は振り袖やワンピースなどがいいでしょう。カジュアルな店で行うのであれば、もう少しくだけた服装でも。どんな服装で臨むのか、お互いに情報を交換し合い、調整するのがお勧めです。
また、手土産についても用意するかしないかは、両家で揃えるのがいいでしょう。地元の名産などを持っていくと話も弾むので、できれば用意するのがお勧め。費用の目安は3000〜5000円です。
婚約食事会の進行はふたりで行うことが多いようです。どんな流れで進めるかは事前に決めておくと安心です。決まった式次第などはないので、ふたりらしさを取り入れても。
また、場が盛り上がりそうな話題もあらかじめ考えておいて。子どもの頃の思い出話をはじめ、お互いの親の趣味や好みなどをリサーチして、話題になりそうなネタをいくつか用意しておくと、スムーズに会話が進められます。両家のプロフィールを紹介するパンフレットを作ったり、昔の写真やアルバムを持って行ったりするのもお勧めです。
なお、政治や宗教、スポーツの話は意見が食い違うこともあり、場の雰囲気がぎくしゃくすることも考えられます。できれば避けた方が無難でしょう。また、それぞれ触れてほしくない話題などがあれば、事前に共有しておきます。
婚約食事会がスムーズに行われ、両家の絆が深まるかどうかは、事前の準備にもかかっています。ふたりが両家の間に立って意見を調整し、まとめるようにしましょう。
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によります。
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