カジュアルからフォーマルまで､自由に選べる会費制ウエディングのスタイル

・会費制ウエディングのメリットは？

・会話が主体の和やかなアットホームなウエディング

・みんなでワイワイ、にぎやかなカジュアルウエディング

・しっかりおもてなしできるフォーマルウエディング

・会費制ウエディングを行うときには

結婚式にはご祝儀制と会費制がありますが、北海道など一部のエリアを除き､ご祝儀制で行うのが一般的です。ご祝儀の相場は友人や同僚で3万円が相場。一方､会費の相場は1万〜2万円台といわれ､ゲストの金銭的な負担が少ないのが､会費制のメリットといわれています。

また、会費制は入ってくるお金が計算できるので､新郎新婦にとっては予算が立てやすいのも特徴です。一般的に､会費は1人当たりの料理や飲物､ギフトの金額が目安といわれ､衣裳や写真、装花・装飾､演出などの費用は基本的には新郎新婦が負担します。自己負担金を抑えたい場合は､こうした自分たちにかかる費用を節約すればいいことになります。

会費制ウエディングはカジュアルな雰囲気で行うことが多いようですが､カジュアルでなければならないということはありません。「ゲストの金銭的な負担を少なくしたい、服装なども堅苦しくないように」という気持ちがあるなら、カジュアルなスタイルのパーティがお勧めですし、「きちんと感や上品さは出して、おもてなしにも手を抜きたくない」ということであれば、フォーマルなスタイルにすることも可能です。

どんな雰囲気の結婚式を行いたいか､会費をいくらにするか､どんな人を招待するかによって､会費制ウエディングのスタイルは変わってきます。以下に､会費制ウエディングのお勧めスタイルをご紹介します。

親しい人たちだけを招待し､和やかな雰囲気の会費制結婚式をと考えるのなら､おいしい料理と会話がメインのアットホームなウエディングがお勧めです。会場はレストラン。気軽な雰囲気でというのならカフェでもいいでしょうし､しっかりおもてなしをしたいというのならホテル内のレストランもお勧めです。

シェフと事前に打ち合わせをし、ふたりにとって思い入れのあるメニューを取り入れてもらうなど、この日にしか味わえない料理をオーダーするのもお勧め。演出などは控えめにし､ゲストが会話を楽しめるように。新郎新婦がゲストを一人一人紹介するなど､和やかなムードになるような演出を考えましょう。生演奏などを入れると､結婚式らしい華やかさを醸し出せるはずです。レストランはインテリアが素敵な所も多く､装花や装飾をそれほど凝らなくてもOK。持ち込みに寛容なレストランも少なくないので､手作りアイテムなどでふたりらしさを出しても。

友人や同僚など同世代の人たちが主体の会費制結婚式なら､ビュッフェスタイルで肩肘張らない雰囲気が醸し出せるカジュアルウエディングがお勧め。しっかり料理も味わってほしいのであれば､着席ビュッフェスタイルに。会場はレストランやカフェ､ゲストハウスなどがお勧めです。新型コロナウイルス感染症を踏まえビュッフェスペースが密にならないよう工夫するなどきめ細かな対応を忘れずに。

プログラムや演出もふたりらしく自由に。パーティの中でゲストに結婚を承認してもらう人前式や､新郎がゲストから花を集めて花嫁にプロポーズするダズンローズのセレモニー､ガーデンでのバルーンリリースやフラワーシャワーなど､ゲストが参加できる演出を盛り込むと盛り上がるはずです。友人に頼んで､余興を行ってもらっても。ふたりに何か特技があれば､それを披露するのも楽しいでしょう。

また、会場を思い切ってユニークな場所に設定しても。郊外のキャンプ場やリゾート施設などをウエディングパーティの会場として借りられることがあります。結婚式のテーマに合ったカジュアルな服装で参加してもらい、みんなでスポーツやゲームを楽しむのもいいでしょう。

会費制ウエディングでも、フォーマルなスタイルは可能です。挙式から始まり､着席フルコース料理でもてなす披露パーティへ。ゲストに年配の親戚や職場の上司などがいる場合は､このようなスタイルにするといいでしょう。会場は格式の高いホテルや専門式場､高級レストランなど。ホテルのサロンやラウンジなどラグジュアリーな空間を選んでも。なお、この場合､会費は少し高めになるでしょう。

高級感のある空間で丁寧なもてなしを受けながら､おいしい料理を味わう時間は､ゲストにとっても極上の時間に。装花や装飾などに凝ってみてもいいでしょう。弦楽の生演奏やシャンパンタワーなど、ゴージャスな雰囲気を醸し出せる演出もお勧めです。

北海道など一部のエリアを除いてなじみの薄い会費制ウエディング。行うときにはゲストに丁寧に説明することが必要です。特に、ホテルなどでフォーマルな会費制ウエディングを行う場合は､ご祝儀制の結婚式とどう違うのか戸惑うゲストも多いので､パーティの趣旨や雰囲気､会費の金額､ご祝儀は辞退することなどを事前に伝えます。

なお、ゼクシィ相談カウンターでは会費制ウエディングの相談も受け付けています。会費制かご祝儀制か､迷っている人もぜひ足を運んで。プロのアドバイザーが丁寧にふたりの希望を聞き､ぴったりのスタイルをアドバイス。お勧めの会場のご紹介や下見の予約までサポートします。