親やきょうだいなどと一緒のアットホームな海外挙式。現地で何をしてみんなを喜ばせようかなど夢が膨らみますが、一方で費用や準備などどうすればいいのか気になります。
ここでは、親や仲の良い親族と一緒に海外挙式を行う場合のポイントやダンドリなどをご紹介します。
親をはじめ仲の良い親族と一緒の海外挙式で、まず気になるのは費用をどこまで負担するのかということ。親の費用は親孝行として全額負担する、親は負担するがきょうだいは自己負担で……など、さまざまな対応があります。
ちなみに、「ゼクシィ結婚トレンド調査2020【海外ウエディング編】」によれば、ゲスト別の旅費負担状況は以下のようになっています。
【親の旅費】
すべて負担16.3%/一部負担18.4%/負担しなかった65.3%
【きょうだいや親族の旅費】
すべて負担10.2%/一部負担22.0%/負担しなかった67.7%
旅費を負担するかしないかは、ふたりでよく話し合って対応を決めましょう。海外挙式はみんなで特別な時間を過ごせる一方、ゲストにとっては移動や準備など国内での結婚式より気掛かりなことも多いはず。親族といえどもふたりのために来てくれるゲストには、できる限り負担のないよう配慮したいものです。
ゲストに旅費を負担してもらう場合、ご祝儀は辞退するのが一般的です。ただし、仲の良い親族の場合は、ご祝儀を包んでくれるケースもあるでしょう。そんなときはありがたく頂き、後で頂いた金額の3分の1から半額程度を目安として、内祝いとしてお返しをするといいでしょう。なお、ご祝儀のやりとりに関しては、親族間で取り決めがある場合も少なくないので、親にも確認して対応するのがお勧めです。
旅行の手配は基本的には新郎新婦が一括で手配するのがいいでしょう。そうすることで、ゲストの負担や手配ミスも少なくなります。
ただし、ゲストの中に海外旅行に慣れていたり、挙式の前後で自由に旅行を手配して楽しみたいというゲストがいたら、個別に手配してもらっても構いません。その場合は、自分たちが手配をお願いしている旅行社を紹介するのはもちろん、日程や挙式会場、パーティ会場、自分たちの宿泊場所などの情報も伝えておきます。また、挙式当日の行動については、ホテルから挙式会場への送迎も含めて、綿密に打ち合わせするのがお勧めです。
海外挙式でゲストが悩むのは挙式の際の服装。特に、ハワイやグアムなど亜熱帯のリゾート地の服装は悩みどころでしょう。
一般的には海外リゾートでの挙式では、国内挙式のような礼服はあまり着用しません。というのも、礼服をわざわざ持参するのも大変ですし、海外では日本の礼服をレンタルできるサービスも少ないからです。
とはいえ、新郎新婦の親は正装が基本。特に、花嫁と一緒にバージンロードを歩く新婦父は正装がお勧め。とはいえ、どのような服装にするかはその挙式会場での前例も踏まえながら、プランナーと相談するといいでしよう。ハワイでは現地で正装とされるアロハを着用するケースもあります。
親以外の参列者の服装は、暑いリゾートエリアでは男性は涼しげな襟付きシャツとスラックス、女性はワンピースやブラウス+スカートなど。明るい太陽がさんさんと降り注ぐエリアでは黒は暑苦しく感じるので、避けた方が無難です。
先に述べたように、ハワイでは男性はアロハシャツ、女性はムームーを着てもらうなどもあり。ゲストみんなで揃えればリゾートらしいウエディングになるでしょう。旅費を負担してもらう代わりにふたりからアロハやムームーをプレゼントするのも素敵です。
ヨーロッパやオーストラリアの都市部では現地の教会や古城、レストランなどが挙式会場になるケースが多いため、旅行中のディナーにも着られるようなフォーマル感のあるスーツやワンピースがお勧めです。
なお、挙式の服装については、ゲストに事前に連絡することをお忘れなく。口頭で説明するほか、ゲストに渡す旅のしおりなどに「男性はジャケットまたはスーツ、女性はワンピースまたはスーツなどスマートカジュアルな服装でお越しください。ビーチサンダルなどはご遠慮いただけるようお願いいたします」など、服装の例を示しておくと親切です。
ふたりのみならず、家族にとっても特別な時間となる海外挙式。これをきっかけに海外への家族旅行が恒例になったというカップルの話も……。これまでお世話になった家族や親族に素敵な時間を過ごしてもらえるよう、心を配って素敵な海外挙式にしたいものです。
親や仲の良い親族だけでの海外挙式はアットホームで親密な時間が過ごせるものの、友人たちにお披露目ができないのが少し寂しいところ。もし友人たちにも結婚の報告をしたいのなら、帰国後パーティを計画してみてはいかがでしょうか。海外挙式の映像や写真などを活用すれば、きっと楽しく盛り上がる場を演出できるはずです。
なお、ゼクシィ相談カウンターでは、親族と一緒の海外挙式はもちろん、帰国後パーティの相談も受け付けています。お勧めの海外挙式のプランや帰国後パーティの会場などを紹介できるほか、効率良く準備を進めるダンドリなどのアドバイスも。海外挙式や帰国後パーティを考えているのなら、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょう。
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2020【海外ウエディング編】」によるものです。
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