女性はどんなプロポーズの言葉に憧れ、実際にどんな言葉を贈られてきたのか。3000人以上の既婚女性へのアンケートから、その実態を調査してみた!
データ出典/「結婚に関するアンケート」2014年9月実施 回答者10?50代の女性 3393人
やはり「結婚してください」という王道中の王道の言葉が圧倒的な支持を集める結果に。「とにかくストレートで分かりやすいものがいい」という意見が多数寄せられた。ただし、この言葉はプロポーズの基本とも言えるので、彼女のためにもうひと言くらい付け加えたいところ。
このとき、彼女のタイプに合わせて選ぶべきひと言は、大まかに「寄り添い型」「リード型」「理由型」に分けられる。「寄り添い型」は、2位や4位のようにふたりで未来を築いていきたいとアピールするもの。「これからのふたりがどうなっていきたいかを伝えてほしい」(22歳・富山)など、独り善がりでなく、ふたりで結婚することを意識してほしいと願う女性に支持されている。
「リード型」は、3位や5位に代表される彼女をリードして安心させるような言葉のこと。「引っ張ってくれる男らしい言葉にグッと来る!」(31歳・福岡)など、将来への不安を吹き飛ばしてくれるような男性に引かれる女性も多いようだ。
そして「理由型」は、なぜ彼女じゃないといけないのかという理由を語るもの。「結婚しようと思ったきっかけの気持ちを聞けたらうれしい」(28歳・東京)など、彼氏の強い気持ちを感じたいという女性の声も多かった。
以上を踏まえた上で、プロポーズの言葉を考えれば大丈夫! 「彼が考えた言葉ならなんでもいい」(27歳・大阪)というように、プロポーズそのものがうれしいと感じる女性もたくさんいるのだ。
どれも男性のキャラクターがにじみ出た生の言葉だが、ここでは理想の言葉で触れた3つの型に通じるような、ポイントを押さえたものをピックアップした。
Aの言葉はシンプルだが、「本当は早く結婚したかったが、ずっと待ってたのを彼は分かっていてくれたみたい」という点に彼女はグッときたそうで、彼女の心に寄り添ったひと言になっている。
Bのポイントは「きちんと名前を言ってくれた」こと。ささいなことだけれど、彼女だけに向けられた言葉であることが強調されているのだ。
Cは気持ちの強さがストレートに出ているが、やはり彼女は「今までの中で自分を一番だと言ってくれたこと」がうれしかったという。
Dを聞いた彼女は「私が食べ物をおいしそうに食べるのを見ると、幸せになれるって思ってくれているのがうれしかった」そうで、具体性のある「理由型」の言葉になっている。
Eは女性が引きそうなせりふにも思えるが、「ディズニーが好きなのでお姫様と例えてくれた」ことに感激したとのこと。彼女を思った上であえて変わり種で勝負したのだと分かる。
このように、彼女に対する気持ちがプロポーズの言葉に個性を持たせているのだ。
1位は「今どき微妙。ピンと来ないし、男性の一方的な願望に聞こえる」(27歳・茨城)、「家事労働の強制を連想させる」(36歳・大阪)、「遠回しで分かりにくい」(25歳・埼玉)など、もはや現代には合わない駄目なプロポーズの代表格となってしまった。
2位は「疑問形はちょっと…意思表示をはっきりしてほしい」(28歳・山口)、「相手に決断を迫っている」(25歳・愛知)、など、彼女に判断を委ねた言い方が不評なようだ。これに限らず疑問形は避けた方がいいかも。
3位も「曖昧な表現だと幻滅する。普段シャイでも、こういうときだけは頑張ってほしい」(29歳・大阪)、「プロポーズとして受け取れない」(21歳・東京)など、はっきりしない言い方に女性が不満を感じてしまうパターン。
とにかく、曖昧で分かりにくいものは真剣味が足りないと思われてしまうので気を付けよう。他にも「親を安心させたいから」「今の仕事が落ち着いたら」といった彼氏の都合が優先されたものや、当然のように今後の計画まで語りだす独り善がりなものは、女性からNOを突き付けられる可能性が高まるので要注意だ。