婚約指輪を買う前に知っておきたい【婚約指輪】のデザイン・加工・素材&選び方
婚約の証しとして男性から女性へと贈られる婚約指輪。ふたりにとって大切な記念の品となるので、できればじっくり吟味して選びたいもの。ここでは、購入する前に知っておきたい婚約指輪のデザインや加工、ダイヤモンド、素材などの基礎知識をご紹介。また、選び方のポイントもお教えします!
- デザインは大きく分けてソリティア、メレ、パヴェ、エタニティの4つ
- 宝石はダイヤモンドが主流。品質は4Cという指標で評価する
- 定番はプラチナのソリティアリング。表面は光沢仕上げが人気
- 身に着けやすく、飽きがこないのはストレートライン
- 婚約指輪の相場価格は平均38万2000円
#01|婚約指輪の種類
デザインは大きく分けて4つ。
お気に入りを選ぼう
婚約指輪というとダイヤモンドが一粒だけキラリと輝くソリティアリングを思い浮かべる人が多いでしょう。でも、それ以外にもデザインは豊富に揃っています。婚約期間中はもちろん、結婚後も身に着けられるものなので、結婚指輪との重ね着けを意識すれば出番も増えるはず。既成概念にとらわれずに、自由な視点で選べば、きっとお気に入りの婚約指輪が見つかるでしょう。
デザイン
ソリティア
婚約指輪の定番。宝石(ダイヤモンド)を1粒だけあしらったもので、爪で留めるタイプが一般的。宝石の美しさを際立たせるデザインといえます。
メレ
センターストーンの脇に、小さなメレダイヤを1粒~数粒あしらいます。飾り方で愛らしくもエレガントにもなります。
パヴェ
センターストーンの周りにメレダイヤを石畳み(フランス語でパヴェ)のように敷き詰めるデザイン。ボリュームがあり、豪華な雰囲気になります。
エタニティ
アーム上に同じ大きさのダイヤモンドを整然と並べるデザイン。半周のハーフエタニティと全周のフルエタニティがあります。
花嫁に人気のデザインは?
最も人気がある婚約指輪のデザインはソリティア。約5割の人がを選んでいます。次いで人気があるのはメレダイヤが付いたリングで約3割の人がチョイス。素材はプラチナが人気。また、ダイヤモンドの大きさは0.3ct前後が一般的です(「ゼクシィ結婚トレンド調査2023・全国推計値」より)。
なお、ソリティアのリングは引っ掛かりやすく、日常的には使いにくいというイメージを持つ人がいるかもしれませんが、最近は爪が低いタイプや、爪で留めていないタイプも数多く出ています。
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ライン
ストレート
どんな手指の人にも比較的似合うライン。指輪に慣れていない人も抵抗なく着けられる。重ね着けもしやすい。
S字
Sの字を横にしたような緩やかなラインが特徴。柔らかなイメージで、カーブが少ないタイプは男性にも人気がある。
V字
視覚効果で指がほっそりと長く見えるので、手指の太さや短さを気にしている人にお勧め。フェミニンな印象に。
宝石
ダイヤモンド
ダイヤモンドは地球上で最も硬い鉱物の一つとして知られています。婚約指輪に使用されるダイヤモンドは、ラウンドブリリアントカットが施されていることがほとんど。ダイヤモンドを最も美しく輝かせるカットとして知られています。4Cという指標によって評価され、4Cの等級が高いものは価格も高くなります。
ダイヤモンドの価値を決める4C
ダイヤモンドの品質を表す指標の一つ。4つの評価項目(カラット、カラー、クラリティー、カット)の頭文字を取っています。
・カラット[carat]
ダイヤモンドの重さのこと。ctと表記する。1カラットは0.200g。
・カラー[color]
ダイヤモンドの色が無色にどれくらい近いかをDからZまでで等級付ける。
・クラリティー[clarity]
結晶時にできる包有物や、カット時の傷や摩耗の状態を11等級で評価。
・カット[cut]
ラウンドブリリアントカットのプロポーションなどを5段階で総合評価。
ダイヤモンド以外の宝石
婚約指輪にはダイヤモンド以外の宝石をあしらっても問題ありません。人気の宝石はサファイアのほか、ルビーやエメラルド、パールなどが。自身の誕生石を婚約指輪にあしらうのも素敵です。
素材
プラチナ
婚約指輪や結婚指輪の定番素材。白く輝く色が結婚にふさわしいとされてきた。純度が高く、変色・変質も起こりにくい。
イエローゴールド
金は混ぜる金属により色みが変化する。銀や銅を混ぜて作るイエローゴールドは明るく華やかな色みが特徴。
ピンクゴールド
銅を混ぜて明るく柔らかな色みにしたピンクゴールドは、特に女性の人気が高い。
コンビ
プラチナとゴールドなど2種類の金属を組み合わせたもの。両方の色合いが楽しめ、個性を感じさせる趣になる。
表面の仕上げ
光沢仕上げ
指輪の表面を磨き、鏡のように光らせる。鏡面仕上げとも呼ばれる。婚約指輪や結婚指輪では定番の加工となる。
マット仕上げ
表面に細かな線などを付け、光沢を抑えて柔らかく輝くようにする加工。ヘアライン加工やつや消しとも呼ばれる。
鎚目加工
指輪の表面を槌(つち)でたたき、凸凹とした質感を与えたもの。基本的には手で仕上げ、素朴な味わいがある。
#02|婚約指輪の選び方
デザインとダイヤモンド、両方に注目して
婚約指輪の要素は大きくデザインとダイヤモンドに分けられます。ダイヤモンドは同じものが一つとしてないので、デザインが同じでも全く同一の指輪とはなりません。ですから、既製品を選ぶ際も同じデザインといえども、ダイヤモンドの違いで趣が微妙に変わるので、いくつか試着してみるのがお勧め。なお、ブライダル専門店などではデザインとダイヤモンドをそれぞれ選ぶセミオーダー方式を取っているところが多いようです。ちなみに、婚約指輪の相場価格は平均38万2000円。ただし、これはあくまでも目安です。10万円台から用意しているショップもあるので、ふたりで相談して無理のない範囲で選びましょう。
先輩花嫁はどう選んだ?
婚約指輪らしいデザインがいいとの彼の考えでソリティアリングにしました。日常的に身に着けたいと思っていたので、ダイヤモンドはあまり大き過ぎないものをチョイス。(なーさん)
メレダイヤがあしらわれた愛らしいデザインの婚約指輪を選びました。小さくてふっくらとした私の指に合わせて、ダイヤモンドは大き過ぎず小さ過ぎない0.3ctに。(Y.Yさん)
年を重ねたときにも似合うようにと、ボリューム感のあるパヴェリングに。センターダイヤの周りにもメレダイヤがあしらわれ、とても華やかなところが気に入っています。(えりかさん)
結婚後も重ね着けをして日常的に身に着けることができるエタニティリングにしました。一緒に購入した結婚指輪に合わせて、ダイヤモンドが映えるプラチナを選びました。(こやみさん)
#03|刻印でさらにふたりらしさを
プラスしよう
プロポーズの日付や
イニシャルを入れるのが一般的
婚約指輪のアームの内側には刻印を入れるのが一般的です。定番はプロポーズなどの日付とふたりのイニシャル。ふたりのイニシャルはtoや&、ハートマークなどでつなぐケースが多いようです。婚約指輪はダイヤモンドが飾られている部分の後ろ側には刻印することができないので、刻印の文字数は結婚指輪に比べると少なくなります。なお、刻印は後日改めて入れることも可能です。
#04|人気の婚約指輪は?
多くの花嫁の支持を得る
プラチナのソリティアリング
人気があるのはやはり定番のプラチナのソリティアリング。宝石はダイヤモンドを選んだという人がほとんどです。なお、婚約指輪は彼が決定したという人は5割ほどで、彼がサプライズで用意してプロポーズの際に贈ってくれるというケースも少なくありません。婚約指輪は自分で好みのデザインを選びたいという人は、事前に自分の好みを伝えておくか、婚約指輪はふたりで選びたいと話しておくのがお勧めです。
#05|サプライズなら
プロポーズリングもおすすめ
サプライズと彼女の希望の
デザイン、両方が叶えられる
プロポーズに婚約指輪を用意したいけれど、彼女の指のサイズや好みがわからない。あるいは、彼女に好みのデザインを選んでもらいたいという男性もいるのでは?そんな人にお勧めなのが、プロポーズリングです。プロポーズリングはブライダルリングを扱うジュエリーショップで用意しています。文字通りプロポーズのためのダミーリングの場合もあれば、男性が選んだダイヤモンドをダミーの枠にセットしてプロポーズし、後日、彼女に好きなデザインを選んでもらうというシステムの場合もあります。どの方法が彼女に喜ばれるか、よく考えてみて!