会費制ウエディングは、会費をいくらにするかで内容が変わってきます。
そこで1万円未満、1万~1万5000円、1万6000~2万円台の3つの会費別に、どんなおもてなしができるのか考えてみました。
会費の金額は基本的には新郎新婦が設定し、1万~2万円台というのが相場となっています。
会費の金額は1人当たりの料理と飲物、ギフトの価格を目安にして設定するのが一般的。なお、会費制の結婚式ではご祝儀制の結婚式のように引出物と引菓子をセットで贈ることは少なく、1000円程度の引菓子やプチギフトを贈るのが一般的です。
また、料理や飲物にこだわり、1人当たりの費用が高くなってしまう場合、会費を上げる、あるいは自分たちで一部負担するなどの対応が考えられます。会費が相場よりも高くなる場合は、事前にゲストにその理由を伝えて、理解を求めた方がいいでしょう。なお、2万円以上の会費を設定するのであれば、ゲストにとっての金銭的負担が相応にあるので、ご祝儀制にするという考え方もあります。
では、次から会費別にどんな結婚式になるのか、どんな人にお勧めなのかを見ていきましょう。
1万円未満の会費なら料理はビュッフェスタイルがお勧め。一般的にビュッフェスタイルとコーススタイルでは前者の料金を低めに設定する会場が多く、同じ料金ならビュッフェスタイルにした方が料理の量や見た目も保たれ、ゲストの満足感も損ねないでしょう。
ビュッフェスタイルはゲストが自由に動き回れる立食形式と、席は決まっているけれど料理はゲストが自分で取りに行く着席形式があります。ゲスト同士の交流のしやすさや肩の凝らない雰囲気を重視するなら立食形式。一方、年配者や職場の上司なども招いているならば、きちんとした雰囲気も醸し出せる着席形式がいいでしょう。
なお、ビュッフェスタイルを選択する場合、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策が取られた会場を選び、ゲスト同士が密にならないよう気を付けてください。
1万~1万5000円の価格帯だと堅苦しくなく、それでいて落ち着いた雰囲気のパーティができます。会場はレストランはもちろん、ホテルや専門式場、ゲストハウスなどでもOK。ゲストにリラックスしてほしいけど、きちんと感は出したい、という場合にお勧めです。
料理は着席形式でフルコースが可能。ビュッフェスタイルであれば、質の高い料理を提供することができるでしょう。ふたりのプロフィールビデオを流したり、キャンドルサービスやケーキ入刀など定番の結婚式演出を取り入れたりしても。
友人や親類がバランスよく参列する結婚式で、どこかにきちんと感を残したいのであれば、このスタイルがお勧めです。
会費を1万6000~2万円台に設定するのであれば、ゲストには料理などおもてなしを手厚くすることも可能です。会場はホテルや専門式場、ゲストハウス、高級レストランなどで、着席スタイルのフルコースがお勧め。
料理は味や見た目などにもこだわることができ、飲物もバラエティー豊かに揃えることができるでしょう。宴会場の装飾にもこだわり、華やかな装花で彩って。演出にもふたりらしい趣向を凝らしたいものです。いわゆる会費制結婚式のイメージよりはご祝儀制の結婚式に近い雰囲気になるかもしれません。
仕事関係者も招待する結婚式で、あえて会費制にというのであれば、このスタイルがお勧めです。
会費制ウエディングといっても、会費の金額によっておもてなしの料理や雰囲気は異なってきます。招待するゲストの顔触れを見ながら会費を設定し、ゲストにも喜ばれる会費制結婚式を計画しましょう。
北海道や青森・山形など一部のエリアを除いて、まだまだなじみが薄い会費制ウエディング。ゲストにとってはイメージしにくい部分も多く、戸惑う人もいるはず。ご祝儀やドレスコードなどゲストが気になるポイントについては事前にしっかり説明することが大切です。
ちなみに、会費制ではご祝儀は基本的には頂きません。事前にゲストにはその旨を丁寧に伝えましょう。なお、会費の他にご祝儀を頂いてしまった場合は、後で相応のお返しを。
また、ドレスコードは会費や会場、ふたりがどんな雰囲気の結婚式を催したいかにもよりますが、基本は一般の結婚式に準じるスタイルで。もしカジュアルな服装で来てもらいたいなら、「遊びに行くときのような服装で。デニムも大歓迎!」など、具体的に説明すると分かりやすいでしょう。
なお、ゼクシィ相談カウンターでは会費制ウエディングができる会場や会費制のプランなどをご紹介できます。どうやって準備したらいいか、不安に感じるふたりには、ゼクシィ相談カウンターのアドバイザーが丁寧に話を聞き、相談に乗ってくれますよ。
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