婚約を祝い、両家の親睦を深める婚約食事会。両家が心地よく、楽しく過ごすためには、食事会の会場選びも大切。どこで、どんな雰囲気のお店で行えばいいのか、婚約食事会の会場選びについてそのポイントをご紹介します。
食事会のお店を具体的に考える前に決めたいのが婚約食事会を行う場所です。両家のエリアが同じであればあまり悩まずに済むと思いますが、両家が離れている場合はどこで行えばいいか、迷うケースが多いのではないでしょうか。両家で話し合い、お互いに納得いく場所を選ぶことになりますが、考え方を以下にご紹介しておきます。
両家の中間地点で行うというのが、比較的公平な決め方といえます。どちらの家からもアクセスしやすく、婚約食事会を行うのにふさわしい飲食店がある都市などがお勧めです。
結納の場合は女性側の家で行うケースもあるので、婚約食事会もどちらかの地元で行うという方法もあるでしょう。どちらかの地元が観光地にある場合などは、旅行も兼ねて出掛けても。また、どちらかの親が年齢や体調などの理由で遠出が難しい場合なども、この方法を取るといいかもしれません。なお、この場合は一方の親の負担が大きくなることを考慮して。
ふたりとも実家を離れて生活している場合は、ふたりが住んでいるエリアで食事会を行うという方法も。結婚式もふたりの拠点のエリアで行うとしたら、食事会に合わせて両家の親に会場の下見をしてもらっても。結婚式の会場で食事会を開いてもいいでしょう。
例えば、ふたりが知り合った場所や思い出の場所などで行うのも一つの方法。ふたりが両家を招待する形で食事会を設定する場合などにお勧めです。また、温泉などでゆったりと過ごしながら、顔合わせをするのもあり。
婚約食事会を行う場所が決まったら、いよいよお店選びとなります。ちなみに、「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によれば、料亭が46.7%で最も多く、レストラン23.3%、ホテル15.0%と続きます。
お店選びで最初に考えたいのは料理。親の好みなども考慮して、どんな料理なら和やかな雰囲気になり、話が弾みやすいかを考えましょう。また、雰囲気も大切。あまり高級な店だと、緊張してしまうというケースもあります。なお、人目を気にせずゆったりとした時間が過ごせるように、できれば個室を用意するのがお勧めです。
お店の目星が付いたら、親にも伝えて了承を得ましょう。また、できれば下見に行き、お店までの道のりや雰囲気、料理、スタッフの様子などを確認しておくと安心です。予約の際には婚約食事会で利用することを伝えましょう。
前出の調査によれば、婚約食事会の費用総額の平均は6.7万円。婚約食事会では食事の料金以外にはほとんど費用がかからないこと、出席者はふたりと両家の親が一般的ということを考えると、1人当たりの費用は1万円程度と考えることができます。ですから、お店を選ぶときも、料理と飲物で1人当たり1万円を目安に探すといいでしょう。
なお、婚約食事会はふたりが親を招待するという形を取り、費用もふたりが持つというケースも多いようです。親には事前にその旨を伝えておくといいでしょう。支払いは会の終わりが近づいたら、ふたりのうちどちらかがさりげなく立って済ませておくのがスマートです。
下見の際には当日のテーブルと座席を教えてもらい、どこに誰が座るかをあらかじめ決めておきます。一般的には上座に向かって左に男性側、右に女性側が座り、それぞれ父→母→本人の順で座るといいでしょう。ちなみに出入り口に最も遠いのが上座で、出入り口に近いのが下座となり、和室の場合は床の間の前が上座となります。ただ、お店によってわかりにくい場合も多いので、事前に聞いておくのがお勧めです。
部屋に通されたら、親が迷う前にスムーズに着席できるようにエスコートして。こうすれば、食事会を円滑にスタートすることができます。
楽しく和やかな婚約食事会にするためには会場選びが大切。両家の親に意向を丁寧に聞き、ふたりが間に立って意見を調整して、みんなが笑顔になれる会場を選びましょう。
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によるものです。
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