披露宴と二次会のいいとこ取りした1.5次会は最近注目の結婚式のスタイル。興味はあるものの、会場選びや費用、演出、プログラムなど、分からないことがたくさん!という人も多いのでは?そこでこの記事では1.5次会の基礎知識をご紹介。ぜひ参考にして、素敵な1.5次会を叶えてください。
カジュアルなスタイルで結婚式を行いたいというカップルの注目を集めている1.5次会。一般の披露宴よりはフォーマル過ぎず、二次会よりはカジュアル過ぎない結婚式のスタイルを指します。つまり、披露宴と二次会のちょうど中間のイメージで、そのために1.5次会という名称が付きました。
ここ数年で注目を集めているのは、そのスタイルの自由さや気軽さが理由といえます。
友人や同僚など気の置けない同世代のほか、幼い頃から可愛がってくれた親族、お世話になっている職場の先輩や上司なども招待したい。ふたりらしくしたいから、披露宴のように堅苦しくはしたくないけれど、感謝の気持ちもしっかり伝えたいから二次会ほどくだけ過ぎたくもない。
このように考えるカップルのニーズにぴったりと合うのが1.5次会といえます。
1.5次会ではプログラムや演出など、決められたものはありません。ふたりらしい個性的な演出を取り入れるもよし。ケーキ入刀やキャンドルサービスなど定番の演出があってももちろんOK。ふたりならではのアイデアで、結婚式を自由にデザインできるのが1.5次会の魅力といえるでしょう。
自由にデザインできるのが魅力の1.5次会。実現するにはどれくらいの費用が必要なのでしょうか。結婚式は一般的にご祝儀制で行うことが多いのですが、1.5次会ではご祝儀制のほか、会費制で行うことも少なくありません。費用はご祝儀制か会費制、どちらのスタイルでパーティを開催するかによって異なってきます。ちなみに、それぞれの相場は以下の通りです。
費用総額 | 平均327.1万円 |
招待客数 | 平均49.1人 |
自己負担額 | 平均129.3万円 |
*費用総額からご祝儀総額の平均を引いた額 |
費用総額 | 平均215.1万円 |
1人当たりの会費 | 平均1.8万円 |
自己負担金 | 平均136.3万円 |
費用総額 | 平均199.0万円 |
1人当たりの会費 | 平均1.6万円 |
自己負担金 | 平均126.3万円 |
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」より
1.5次会は一般の結婚式よりもリーズナブルに挙げられるといわれることも多いのですが、これは会費制で行うことが多いことにも起因するよう。もちろんご祝儀制でも型にはまったスタイルではないので、工夫次第で節約できる余地があることも、リーズナブルな理由の一つといえるでしょう。
なお、会費制がリーズナブルな理由としては、入ってくるお金が事前にわかるため、新郎新婦にとっては予算を立てやすいということが挙げられます。自己負担金がはっきりわかるため、費用の節約もしやすいのです。なお、費用の節約をする際には、料理や飲物などゲストのおもてなしに関する部分はあまり削らずに、衣裳やヘアメイク、写真などふたりにかかる部分を圧縮するのがお勧めです。
ご祝儀制にするか会費制にするかは、ふたりがどのような1.5次会を行いたいか、どんな顔触れを招待するか、どんな会場で行うかなどによって決めるといいでしょう。年配者や職場の上司などを招待し、おもてなしを重視して、ホテルや専門式場などでややフォーマルな雰囲気で行うのであればご祝儀制がお勧め。一方、友人や同僚など同世代がメインで、お気に入りのレストランやカフェなどで、みんなでわいわいと結婚を祝いたいというのであれば、会費制がいいでしょう。
会費制にする場合、会費は基本的には新郎新婦が好きな金額を設定します。目安は1人当たりの料理や飲物、ギフトの金額で、相場は1万〜2万円台です。なお、会費制プランを用意する会場やプロデュース会社もあり、その場合は1人の会費が決まっていたり、会費の目安が示されていたりします。
1.5次会の会場はバリエーションに富んでいます。格式のあるホテルや専門式場をはじめ、貸し切りができるおしゃれなゲストハウス、料理自慢のレストランやカフェ、さらにガーデンやキャンプ場など、どこでも1.5次会の会場になるといえます。ふたりが行いたい1.5次会の雰囲気やゲストの顔触れ、パーティのスタイルなどに合わせて選ぶといいでしょう。
以下に1.5次会に利用できる主な会場の特徴をまとめてご紹介します。
ご祝儀制の1.5次会にぴったり。格式があり、スタッフのサービスも行き届くので、年配者や職場の上司などを招待する場合も安心です。客室もあり、遠方からのゲストが多い場合もお勧め。さまざまな大きさの宴会場があり、少人数の1.5次会にも対応。宴会場では少し堅苦しいと感じるのなら、ホテル内のレストランを利用するのもいいでしょう。会費は少し高くなるでしょうが、会費制の1.5次会も可能です。
ホテルと同様、ご祝儀制の1.5次会にお勧め。会費制にも対応できます。結婚式のノウハウが充実しているので、準備などをある程度会場にお任せしたいと考えるふたりに向いているでしょう。大規模な専門式場ならホテルと同様にさまざまな宴会場があるので、少人数の1.5次会もできます。
ご祝儀制でも会費制でも対応可能です。会場は貸し切りになることが多いので、プライベート感も高く、ゲストと親密なひとときが過ごせます。ガーデンやテラスなどが付いているところも多く、開放感とプライベート感を両立。提案力に優れているので、オリジナリティの高い1.5次会を行いたいと考えるふたりにもお勧め。自由度も高いので、さまざまな演出の要望にも応えてくれるはずです。
会費制の1.5次会にお勧めです。さまざまなレストランがありますから、料理や雰囲気、予算などに合わせて選ぶといいでしょう。また、持ち込みには比較的寛容なので、手作りしたものを持ち込みたい、外部で好みのアイテムを発注したいという場合にもお勧めです。
1.5次会では食事のスタイルも自由。着席フルコース、着席ビュッフェ、立食ビュッフェから、ゲストの顔触れや1.5次会の雰囲気、ご祝儀制か会費制かなどによって、ふさわしいスタイルを選ぶといいでしょう。会場によってはビュッフェとコース料理を組み合わせることも可能です。
いわゆる正そうスタイル。一人一人に料理がサービスされ、落ち着いて味わえます。一方、基本的には席を移動することはしないので、席が近くになった人としか会話できないという面も。ご祝儀制の1.5次会で多く採用されますが、会費制でももちろん可能。料理の種類はフランス料理や日本料理、折衷料理など。
ゲスト各人の席は決まっているものの、料理はビュッフェスタイルで提供されます。ゲストがそれぞれ料理を取りに行くので、カジュアルな雰囲気になりますが、料理は席に座って落ち着いて味わうことができます。ご祝儀制と会費制、どちらのスタイルでも採用されます。ビュッフェなので、洋食から和食までバラエティーに富んだ味が楽しめます。
ゲストの席は決まっておらず、カジュアルな雰囲気。人の流動があり、ゲストは多くの人たちと交流できます。一方で、落ち着いて料理を楽しむのは少し難しく、料理面の満足度が低くなる可能性も。着席ビュッフェと同様、料理のバリエーションは豊富。会費制で採用されることが多いスタイルです。
新型コロナウイルス感染症対策を踏まえ、ビュッフェテーブルが密にならないような工夫やきめ細かな対応を心掛けるとよいでしょう。会場の設備や人員配置によって対策が可能な場合とそうでない場合があるので、会場とよく相談しましょう。
1.5次会の準備は基本的には一般の結婚式の準備と変わりありません。希望の日取りの1年〜6カ月前から会場探しを始めます。日取りや会場などにそれほどこだわりがなければ、3カ月前でも準備は可能です。なお、会場探しをするときには、1.5次会が希望であることをしっかり伝えるのがお勧め。また、ゲストに招待を打診する際にも、1.5次会であることやパーティの雰囲気などを丁寧に伝えましょう。
1.5次会ではふたりの衣裳も自由に選ぶといいでしょう。なお、ゲストはどんな服装で行ったらいいのか悩みがちなので、事前にドレスコードを具体的に伝えるなどするのがお勧めです。
一般の披露宴と同様に、ウエディングドレスや和装に身を包み、お色直しで別の衣裳に着替えてもいいし、お気に入りのドレス1着で通すのもあり。パーティの雰囲気やテーマに合わせて、ウエディングドレスにデニムシャツを合わせたり、個性的な帽子をかぶってみるなど、カジュアルダウンするのも素敵です。
1.5次会といわれると、多くのゲストは「どんな服装で行けばいいのだろう?」と悩んでしまうはず。ドレスコードを招待状に記しておけば、ゲストも安心です。1.5次会の場合、「平服で」と指定することも多いのですが、これは意外に分かりにくい表現。例えば、「気軽なパーティに出掛けるような服装で。ぜひおしゃれしてお出掛けください!」など、もう少し具体的に伝えるのがお勧めです。
1.5次会では特に決まったプログラムはありません。また、演出も自由です。演出やプログラムが最も1.5次会らしさを出せるところなので、ふたりの趣味を生かして余興を披露したり、ゲームなどゲスト参加型の演出を取り入れたりするなど、会場のプランナーとも相談して盛り上がる工夫をしてみましょう。
以下に1.5次会のモデルプログラムを紹介します。
1.5次会だから親や親族が参列してはいけないということはありません。ふたりが計画する1.5次会の雰囲気や内容によるでしょう。お世話になった人たちに感謝の気持ちを伝えることを目的とした1.5次会であれば、親や親族を招待してもいいでしょうし、友人など同世代の人たちを中心ににぎやかにお祝いをする1.5次会であれば、親や親族は招待せずに別の機会を設けても。
遠方からのゲストへの交通費や宿泊費の負担は、ご祝儀制の場合は一般の披露宴に準じます。ゲストの交通費や宿泊費は全額負担が基本的なマナーとなりますが、遠方ゲストの数が多いなど負担するのが難しい場合は、一部負担でも問題ありません。その場合は、「大変申し訳ないのですが、一部を負担させてください」などと伝えておきます。
一方、会費制の場合はお互いの負担をできるだけ減らすのが基本的な考え方なので、交通費も宿泊費も負担しないのが一般的です。ただ、あまりにもゲストの負担が大きいようなら、一部を負担したり、会費を辞退するなどの心配りを。
なお、交通費や宿泊費の負担についてはその有無によってゲストが出欠を判断する場合もあるので、招待する際に伝えておくのがお勧め。ちなみに、遠方とは新幹線や飛行機などを利用しなければならない距離をいいます。
ご祝儀制の場合は、一般の披露宴と同様に引出物と引菓子を用意します。なお、引出物と引菓子はエリアによってしきたりがありますので、親や会場などとも相談して品選びをしましょう。ゲストに合わせて品物を変える「贈り分け」をすることも最近では多くなっています。なお、1人当たりのギフトの平均金額は6200円です。
一方、会費制では引出物を用意することはなく、1000円程度の引菓子やプチギフトを贈るのが一般的です。
2〜3時間のパーティを進行するためには司会者は必要です。会場には提携の司会者がいますし、自分たちでwebなどで検索して探してもいいでしょう。探す際には実際のアナウンス音声を聞き、自分たちが考える1.5次会の雰囲気に合うかどうかを判断しましょう。また、1.5次会の司会であることを最初に伝えておくことも大切です。
少人数の1.5次会であれば、プロの司会者ではなく、友人などにお願いするという方法も。人柄を知っている人なら安心といえますが、プロではないのでトラブルが発生した場合など進行などに滞りが発生する可能性もあります。
挙式も自由です。例えば、ゲスト全員に参列してもらって人前式やキリスト教式を行ったり、親族のみで神社での神前式を行った後、友人なども合流してパーティを行うなど、ふたりの希望に合わせるといいでしょう。また、一般の結婚式では挙式→披露宴という流れが一般的ですが、パーティの中に人前式のセレモニーを組み込むというスタイルでも。なお、1.5次会は海外挙式の帰国後パーティとして採用されることも多いのですが、その場合は海外で挙式をしているため、日本での1.5次会では挙式をせずにパーティのみというケースが多いようです。
1.5次会に興味を持ったり、どうやって準備したらいいのだろうかと不安になったら、ぜひゼクシィ相談カウンターに足を運んでみてください。ゼクシィ相談カウンターではプロのアドバイザーがふたりの希望を丁寧にヒアリング。ふたりの希望が1.5次会で叶うかどうかから始まり、ご祝儀制と会費制のどちらがお勧めか、どんな会場がふさわしいかなど、丁寧にカウンセリングしてくれます。
また、ゼクシィ相談カウンターではお得な「花嫁割」もご紹介。リーズナブルに1.5次会を行いたいと考えるふたりには、費用の相談にも乗ってくれます。相談は何度でも無料なので、納得いく会場が探せるのも嬉しいところ。1.5次会の結婚式を考えたら、まずはゼクシィ相談カウンターに相談に行ってみましょう。
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※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によるものです。
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