Wedding Manual for Parents
【親はどうする?】結婚準備スケジュール&式当日の役割・マナー・完ぺきガイド
お子さんのご婚約、おめでとうございます。結婚式はふたりのものであると同時に、両家が新たに親族となる記念すべき日でもあります。ふたりの思いを尊重しつつ、親としてどんなフォローができるのかを一緒に考えてみましょう。
[子どもの結婚が決まったら]
結婚の基礎知識
親としてできることを考える前に、知っておきたいのが最近の結婚式事情。式のスタイルやお金のかけ方も昔とはずいぶん変わってきています。「結婚式はこうあるべき」という固定観念に縛られないことも大切です。
最近の結婚式ってどうなってる?
挙式をして披露宴で晴れ姿をお披露目する、という画一的なスタイルにとらわれないのが最近の結婚式。会場選びやプログラム、お招きするゲストに至るまで、ふたりの思いがたっぷり詰まったものになっています。
結婚式ってどのくらいお金かかる?
最近は「親に頼らず自分たちの貯蓄で」というカップルが増えているものの、やはりできる限りの援助をしたいと考えるのは親心。関連記事で、結婚のお金の相場や両家の費用分担方法などを詳しくご紹介します。
#親が知っておきたい
結婚準備のスケジュール
婚約から式当日を迎えるまでには、やるべきことがたくさんあります。ふたりの結婚準備を見守りながら、いざというときには力を貸せるよう、大まかな流れを把握しておきましょう。
#結婚準備1|親あいさつ
ふたりを温かく出迎えましょう
結婚を決めたふたりが、親御さんの承諾を得るためのごあいさつ。主なポイントは以下の通りです。
親が気を付けるポイント4
ふたりがリラックスできるように迎えましょう
大事なあいさつを前にふたりとも緊張しているので、温かく迎えてください。
あいさつの場なので食事は基本的に用意しなくてOK
本題はあくまでも結婚あいさつなので、食事は用意しなくても問題ありません。
普段通りのきれいめな服装でお出迎え
特別なあいさつなので、こちらもある程度きちんとした格好でお出迎えしましょう。
あまり込み入った話にならないように注意
ごあいさつの流れで談笑するのは構いませんが、矢継ぎ早の質問などは避けたいもの。
#結婚準備2|結婚式の会場探し
ふたりを見守りながら
親としての留意点を伝えましょう
基本的にふたりが行いますが、留意点があれば会場を決める前に伝えてください。親としては状況を見守りつつ、相談されたらアドバイスするというスタンスでいるといいでしょう。
#結婚準備3|両家顔合わせ食事会・結納
どちらを行うかは
両家の意向をよく確認しましょう
最近では「顔合わせ食事会」が主流です。ただしどちらかが結納を希望する場合は、両家でよく話し合うことが必要です。
#結婚準備4|結婚報告
ゲスト選び・席次決め
親戚への報告は
親から行う方がスムーズな場合も
ゲストへの連絡や席次決めも基本的にはふたりで行います。ただし親族へのお声掛けや席次など、親御さんからのアドバイスが必要な場合もありますので、ふたりの求めに応じて相談に乗ってください。
#結婚準備5|衣裳決め
親の服装も以前と比べると
自由になっています
親御さんの服装も以前と比べると自由になっています。正礼装にこだわらず、結婚式のスタイルや雰囲気に合わせた装いを考えましょう。
父親の衣裳
父親の正礼装はモーニングや燕尾服で、どちらを着用するのかは時間帯で決まります。会場の格式や式の雰囲気によっては、もう少しカジュアルダウンすることも可能です。
↓詳しくは以下の記事を参考にしてください
母親の衣裳
和装なら黒留め袖、洋装なら黒のロングドレスが正礼装ですが、親族写真にも残ることですし、できれば両家の母親の衣裳がそろっていた方が望ましいでしょう。父親と同様、会場の格式や式の雰囲気に合わせた装いを。
↓詳しくは以下の記事を参考にしてください
#結婚式当日
にこやかに一日を楽しんで!
いよいよ結婚式当日。ゲストのお出迎えやごあいさつ、歓談中のお酌など、親御さんがフォローに回ることでふたりも安心して式に臨むことができそうです。
ゲストへのあいさつとお礼・お車代のお渡し
お支度などで忙しいふたりに代わり、ゲストにごあいさつをしたり、主賓にお車代を渡したりするのも、親御さんの大事な役目です。
詳しくはこちらの記事で確認を↓
結婚式での親の謝辞
披露宴を締めくくる謝辞。来てくださった方々に感謝を伝え、今後も変わらぬお付き合いを願う大切な場面なので、しっかり準備をして臨みましょう。
詳しくはこちらの記事で確認を↓
文/南 慈子 イラスト/pai 構成/小田真穂(編集部)