Wedding Manual for Parents
「結納品」・「婚約記念品」の基礎知識と選び方|親向けマニュアル
贈り物を選ぶとき、何にしたらよいか悩む人は多いはず。それが婚約記念品ならなおさら。
何を贈ればよい?適した金額は?選び方のポイントを知っておきましょう。
#01|結納に向けて用意するもの
結納品や婚約記念品は
早めに準備をしておきましょう
結納に必要な品々は、早めにそろえておくことをおすすめします。婚約記念品はすぐに購入できる場合もありますが、##s##婚約指輪などの場合は納品まで1カ月ほどかかることもあるので、早めに内容を相談して、用意しておきましょう##e##。
顔合わせ食事会のみであれば、結納品は必要ありません。新郎新婦が婚約記念品を交換するケースが増えていますが、基本的には本人に任せ、必要に応じて相談に乗りましょう。
結納品・結納返し
##s##結納品は関東では金包(きんぽう)、長熨斗(ながのし)など9品目が正式とされ、関西では、末広、熨斗など5品目が一般的##e##。品数や品目は地域差があります。
結納返しは正式には結納品と現金(一般的には結納金の半額)。略式結納では腕時計、洋服、家電など品物を贈ることが多いようです。地域差があるので、事前に両家で相談をしましょう。
婚約記念品
男性側は婚約指輪を選ぶ人がほとんどですが、時計や指輪以外のアクセサリーを贈ることもあります。女性側から贈られる婚約記念品は日常的に使える腕時計やスーツ、パソコンなどが人気です。
#02|結納品はどこでそろえる?
百貨店や専門店
インターネットを利用しましょう
結納品は##s##百貨店やブライダルサロン、結納品専門店など##e##で購入できます。インターネットで購入できるお店もありますが、店頭で購入すると、スタッフの説明を受けたり、相談をしながら買えるというメリットがあります。
市販の結納セットには1万円台から10万円を超えるものまでさまざまな種類があります。結納品や必要な書類、飾り付けなどすべて手配してくれる「結納パック」を取り扱っているホテルやレストラン、料亭などを利用するのも便利です。
#03|地域で異なる結納のしきたり
両家の認識違いをなくすために
事前によく確認をしましょう
両家が同じ出身地でない場合にしばしば起こる問題が、結納に対する両家の認識の違いです。例えば関西では、「結納は男性が女性に贈るもの」という考え方が主流ですが、関東では男性と女性が互いに取り交わす地域が多いようです。##s##結納のしきたりが両家で異なる場合には、前もって調整しておきましょう##e##。
結納の代表的な形式
関東式結納品の例
両家を同格としているのが特徴。武家発祥とされ、比較的質素です。新郎側と新婦側が同格の結納品を用意し、お互いに結納を取り交わします。品物は一つの白木台にまとめて載せます。
関西式結納品の例
結納は新郎から新婦へ納める、という考え方。豪華に飾られた結納品を、一つ一つ独立した結納台に載せます。品物には縁起を担いだ結納飾りが施され、見た目も華々しく配置されるのが特徴です。
名古屋地方
肴(さかな)が現物で贈られることが多いのが特徴。鯛や樽、宝船などの「呉服細工」を付けた華やかなものが贈られます。
関西地方
結納金の平均が108.6万円で、全国でも上位。結納金が200万円以上、という人も。水引飾りや高砂人形など品物も派手です。
九州地方
結納の伝統を重んじる地域。結納の前に、新郎側から新婦側へ清酒と真鯛を現物で贈る風習があります。
#04|結納にまつわる金額の相場
結納金
50万~100万円未満 15.4%
100万~150万円未満 74.4%
地域により差はありますが、50万円、100万円などキリがいい数字で贈るのが一般的です。金額や返し方は両家で相談しましょう。
結納品
値段は幅広い選択肢から選べますが、東より西の地域の方が品物が派手で豪華な傾向があります。
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イラスト/水谷慶大 構成・文/小田真穂(編集部)
※記事内のデータは『ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)』によるものです