【結婚式レポートin大阪府】ふたりが出会った場所から皆さんに感謝を込めて
島根と奈良。ゲストにふたりの地元の魅力を発信
日本書紀にも登場し、“いくたまさん”と大阪では親しまれる生國魂神社での神前式を行った清水さんたち。緑豊かな境内でのフォトツアーや参進に始まり、親族以外のゲストも参列した挙式は、厳かな中にも温かい雰囲気が漂った。一方の披露宴はふたりの地元、島根と奈良の良いものを取り入れたおもてなしに。特に料理はふたりが最も力を入れたところ。「父が働く会社から“バトウ”を仕入れてもらい、みんなに島根の味を楽しんでもらえたのはうれしかったです」と、新婦の今日子さん。島根県でバトウと呼ばれるマトウダイは、肉厚な白身がジューシーでフランス料理でもよく用いられる食材。今日子さんの地元、浜田市で親しまれるソウルフードでもある。「彼女の両親にどうしても花嫁姿を見せてあげたかった」というのは、新郎の慎治郎さん。コロナ下の結婚式で何度も延期を決断したふたりにとって、この日を迎えられた喜びや、ゲストへの感謝の気持ちはひとしおだった。申し訳ない気持ちでいっぱいだった時、「絶対行くからね」「楽しみに待ってるよ」と、励まされた言葉が心の支えに。「この2年間を支えてくれた皆さんに楽しんでもらえて本当によかったです!」
生國魂神社での神前式。天候にも恵まれ、親族との参進で本殿へ
久しぶりに父と手をつないだという今日子さん。披露宴の入場は父と新郎の元へ
溺愛するめいと妹の3人でお色直しへと中座
和のペーパーアイテムでテーブルにも落ち着きを
クイズやフォトコンテストの景品には奈良、島根にちなむアイテムを集めて
フィナーレでは母から花嫁への手紙。実は慎治郎さんが内緒で頼んでおいてくれたサプライズ
多くの社や句碑が点在し、パワースポットとしても知られる神社の境内で和やかなフォトツアー
披露宴は、大阪城西の丸庭園にあり、国際会議も開催される大阪迎賓館へと移動。大阪城の天守閣を背景に記念撮影が行われた
披露宴の開宴は夕刻を迎えた頃。少しずつナイトウエディングの雰囲気に
島根県浜田市で水揚げされたバトウを魚料理に。肉料理には奈良県の伝統野菜の一つ、大和丸なすを使用
繊細な白い水引細工のケーキトッパーが白無垢とリンク。和のケーキ入刀に
大阪府大阪市在住
清水慎治郎さん(41歳)
今日子さん(38歳)
挙式日:2022年4月17日(日)
挙式会場:生國魂神社
披露宴会場:大阪城西の丸庭園大阪迎賓館(大阪府)
「自分にないものを持っている」ことが、お互いに初対面で好印象。知り合った大阪で新生活をスタート。
※ゼクシィ関西版2022年9月号より転載
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