ブライダルフェアは予約なしでも参加できる?注意点と予約するメリットを解説!
「ブライダルフェアって、予約なしでも行けるの?」そんな疑問をお持ちの方もいるのでは。予約なしでも参加可能なフェアもありますが、そうでないフェアは基本的には予約制なので、思い立って急に行くなら押さえておくべき注意点も。事前予約をしている場合との違いや、メリット・デメリットをゼクシィ相談カウンターのアドバイザーさんに教えてもらいました。実際に“予約なし参加”した卒花のリアルな体験談もお伝えします。
「ブライダルフェアって、予約なしでも行けるの?」そんな疑問をお持ちの方もいるのでは。予約なしでも参加可能なフェアもありますが、そうでないフェアは基本的には予約制なので、思い立って急に行くなら押さえておくべき注意点も。事前予約をしている場合との違いや、メリット・デメリットをゼクシィ相談カウンターのアドバイザーさんに教えてもらいました。実際に“予約なし参加”した卒花のリアルな体験談もお伝えします。
ゼクシィ相談カウンター
ブライダルアドバイザー
佐野 愛さん
ゼクシィ相談カウンターのブライダルアドバイザー歴7年。前職で結婚式会場に勤務し、サービススタッフや新規来館者への営業などを担当した経験も生かしながら、年間数百組に及ぶカップルの会場選びの相談に乗っている。
予定の空いたその日に、思い立ってすぐブライダルフェアに行けたら、時間を有効活用できそう。果たしてブライダルフェアは予約なしでも参加できるのでしょうか。ゼクシィ相談カウンターの佐野愛さんにお聞きしてみましょう。
「予約不要・当日参加OKのフェアも数はそう多くないですがあります。そうでないフェアも会場側の状況が大丈夫なら、多くの場合、参加可能です。ただし、注意点もあります。その日の空き状況や担当者の有無に左右されるため、別の日時に案内される場合が。また、対応してもらえても、待ち時間が長くなるリスクや、見たい披露宴会場や挙式会場が、今まさに使われているため、見学できないというケースも起こり得ます。予約来館者が優先になるため、案内を担当できるスタッフがいない場合、資料のみの案内や、サクッと回る程度の簡易な案内や説明になる可能性もあります」(佐野さん)
本来、予約が必要なブライダルフェアに「予約なし」で参加したことのある卒花26人にアンケートを取ったところ、予約なしでも問題なく参加できたという人は15人(57.7%)。またキャンセル枠で入れた人は2人(7.7%)。一方、別日程を案内された人は6人(23.1%)で、断られるなど参加できなかった人は2人(7.7%)という結果でした。
「予約が必要なのは、会場側にも来館者のための準備をする都合があるからです。事前に予約をしていただければ、会場側は、おふたりの検討しているゲスト数に合う披露宴会場や、見学を希望している挙式会場を、どの時間帯ならご覧いただけるかをまず確認します。その日の使用予定を元に、見学の時間や順番を調整することで、スムーズにおふたりを案内することができるのです」と佐野さん。
また、試食会や試着会は、食材、衣裳、対応するスタッフの配置などの事前手配が必要なため、一般的に予約が必要になるのです。
では、実際に予約なしで参加した花嫁の満足&後悔の声を見てみましょう!
予約不要のフェアは、気負わず、さらっと会場を見てみたい花嫁に好評
事前予約不要のブライダルフェアは1軒目として彼を誘ってデートがてら行くのにちょうど良かったです。最初にここに行ったおかげで、結婚式の知識が身に付き、その後の会場探しに役立ちました。(Mさん)
予約不要のブライダルフェアは、気軽に参加できたのが大きなメリットでした。会場探しを始めたばかりで「どんな雰囲気なのか見たいだけ」という段階だったので、リラックスして見学できたのが良かったです。(サビナさん)
事前予約不要だと仕事の予定を調整せずに見学することができるので便利です。また、彼も休みなら、気軽に当日声をかけられるので誘いやすいです。(はなはなさん)
何組みかのカップルで見学をしたので、重圧感がなかったのが良かったです。(りおさん)
予約なし参加で残念な思いをした卒花たちの意見をご紹介
他の人は試食会にも参加していましたが、予約をしていない私たちは参加できませんでした。事前に確認すべきでした。(ちえみさん)
待ち時間が長かったので予約すればよかったです。(ほそさん)
予約特典があるブライダルフェアだったので、事前予約をしていたらよりお得ではあったと思います。また、会場見学はできたけれど予約をしていなかったので、演出が全ては見られませんでした。(かなさん)
予約なしだったため、申し訳なさから「簡易的で大丈夫」と伝えてしまい、細かいところまで確認はできませんでした。しっかり見たい方は予約された方が確実だと思います。(Nさん)
予約なしでは見学できないエリアがありました。(ゆみにさん)
ブライダルフェアを予約しておくメリットは、確実に希望する体験ができることと、十分な情報収集ができることです。
「事前に予約をしておけば、試食会や試着会などに参加ができます。模擬挙式などの体験型フェアなども、開催されている場合は案内してもらえるので、当日、体験したいイベントを見逃すことなく、スムーズに見学や情報収集をすることができます。ブライダルフェア予約者限定で割引特典を付ける会場もあるので、予約のメリットは大きいです」(佐野さん)
もう一つのメリットは、ふたりの希望を会場側に事前に伝えておけること。
「予約する際に、ふたりが検討しているゲスト人数を伝えれば、会場側も可能な限り、それに合うキャパシティーの披露宴会場が見られるように手配しようとしますし、希望している挙式会場がご覧いただけるかの事前確認をしてくれます。せっかく行ったフェアで時間を無駄にしないためにも、予約するのがおすすめですね」(佐野さん)
「人気のフェアだと1週間前には、もう予約が埋まっていることがあるので、それより早いと安心ですね」と佐野さん。2週間くらい前を目安に、予約に動くと良さそうです。
「ギリギリで行けることがわかった場合は、前日や当日の電話でも予約はできるのですが、せめて2日以上前だと会場側も準備がしやすいと思います。例えば、おふたりが見たい披露宴会場が、訪問時に結婚式やイベントなどで使用中だと、ご案内できません。もし2日以上前に予約いただければ『朝9:00なら見学可能です』といった案内が可能な場合もありますが、前日や当日の連絡だと、そうしたご案内も難しかったりします」(佐野さん)
卒花からは2週間前や1カ月前をおすすめする声が多く寄せられました
最低でも2週間前、できれば3~4週間前に予約しておくのが安心です。直前だと空いている会場が限られ、選択肢が狭くなります。(美奈さん)
人気の会場や行ってみたいフェアが早めに埋まっていたりすることもあるので、できれば2週間前に予約完了しておいた方が良いと思います。人気のある会場なら1カ月前から動き始める方が良いかも。(舞さん)
土日のフェアはやはり予約が埋まるのが早く、人気の会場だと3週間前にはもう予約枠が残っていませんでした。(MYさん)
1週間前でも大丈夫だと思います。地方のブライダルフェアは予約がすぐに埋まる印象がないので、そこまで焦らなくてもいいと思いました。(ひまわりさん)
急に予定が空いたり、勢いでブライダルフェアに行こう!という話になったりしたときには、どうすればいいでしょうか。佐野さんに聞いてみました。
・当日受け付けOKの式場を見つける
「前日ならネット予約できる会場もありますが、当日だと、ネット予約は締め切っていることが多いので、自分が気になる会場をまずは見つけて、直接、電話で問い合わせるのが早いと思います。いきなり足を運ぶと、断られるリスクや、別の時間を案内される可能性もあるため、無駄足にならないよう、出かける前に電話で問い合わせをした方が確実です」(佐野さん)
・キャンセル枠を狙うなら前日・当日チェックも有効
「事前予約が必要なフェアも、キャンセルが出て参加できることがあります。狙い目は日曜日。なぜなら、前日の土曜日に別会場で決定した人が、日曜日のフェアをキャンセルすることがあるからです。もし急に予定が空いたら、日曜日のフェアは電話で問い合わせすると、チャンスがあるかもしれませんよ」(佐野さん)
3日前~当日に予約をしたことのある卒花に体験談を聞きました
スピード感を持ってフェアに参加したくて3日前くらいに予約。アプリを使ってすぐに予約ができ、思っていたより敷居が低くてびっくりしました。そこから他のフェアを立て続けに予約したので、いいきっかけになったと思います。(あやかさん)
直前予約でも、時間を調整すれば試着体験や試食のあるフェアを予約することができました。ただ、もっと早く予約をしておけば、より網羅的な体験ができるフェアを予約できたと思います。(ひかるさん)
気になっていた会場がフェアをやっていることに気付いて、前日に電話をしてみました。午前中の会は既にいっぱいでしたが、午後の会なら案内可能と言われたので、翌日、案内された時間に参加してきました。(Mさん)
土日に開催されることが多いブライダルフェア。ふたりの休日とフェアのスケジュールがなかなか合わなかったり、会場まで足を運ぶ時間が取れないカップルは、オンラインフェアを申し込むという選択肢もおすすめです。
「オンラインフェアは非常に効率が良いです。会場担当者に、結婚式の希望をしっかりヒアリングしてもらえて、画像で必要な情報を見せてもらったり、希望に合わせた見積りを出してもらえます。実質的な内容はリアルの相談会と同じ。試食や試着の体験ができなかったり、実物を見るわけではないので、臨場感には欠けるかもしれませんが、申し込みのハードルも低く、欲しい情報は得られますし、応対の精度も高いですよ」と佐野さん。忙しいカップルは選択肢の一つにしてみてください。
ブライダルフェアの開催情報の調べ方は、会場のホームページや、ブライダル情報サイトにアクセスするのが早くて簡単。複数の会場が集まって一度にたくさんの会場を検討できるフェスタのようなイベントも効率的でおすすめです。気になるフェアやイベントを見つけたら、Web予約や電話予約で簡単に申し込めます。ゼクシィの会場検索なら、日にち指定で簡単に予約可能。フェアに行く時間が取れそう…というときに、ぜひ活用してみてくださいね。
ブライダルフェアは予約してから行くのが断然おすすめ。会場に訪問予定が伝わっていた方が、無駄が少なく、有意義な時間となります。とはいえ、会場探しは思い立っての勢いも大事ですよね!「今週末、時間ができそうだから見に行ってみようかな」という気になったら、ぜひブライダルフェアをWebで検索してみて。予約は簡単。気負わず、ブライダルフェア巡りの第一歩を踏み出してください。
構成・文/河内千春 イラスト/あずきみみこ
※記事内のコメントは2025年6月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー93人が回答したアンケートならびに、2年以内に結婚し、ブライダルフェアに予約なしで行ったことのある女性110人が回答したマクロミル調査によるものです。また、記事内のデータは、同マクロミル調査によるものです。
※掲載されている情報は2025年8月時点のものです