[結婚決まりたてのふたりへ] 理想の会場が見つかる３STEP

「なぜそれが好きなのか」と深掘りすることで、よりシャープなイメージに

結婚式のイメージを考える際には、互いが持っているイメージの詳細を擦り合わせるためにも、彼と一緒に考えていきましょう。それぞれが出したキーワードを基に「なぜそれが好きなのか」を考えてみると、よりシャープになっていきます。
結婚式のイメージがつきにくい場合は、好きな場所がヒントになることも。例えばよく行くカフェなら、お店の雰囲気やスタッフの振る舞いなど「なぜそのカフェが好きなのか」と掘り下げて考えてみる。
SNSを参考にするのも良いですが、「それをしなければならない」というふうに縛られてしまうことでマイナスに働く場合もあるので、具体化しすぎない程度に参考にするのが良いですね。（清水さん）

絞り込みの際は、現実的な条件も考慮して

限られた時間や予算の中であれもこれもと実現するのは難しいので、絞り込みの作業をする際には、費用や結婚式の時間、招待するゲストの数などの現実的な条件を考慮することも大切です。
例えばボリュームのあるウエディングドレスが着たいなら、ドレスラインを奇麗に見せながら動ける広さの会場が理想。会場を見学する際に衣裳のボリュームもイメージできると良い、という感じです。
絞り込む方法としては、上記の他にも「これは嫌」というNGポイントから考える消去法や、彼と別々に希望する項目に〇を付けて突き合わせる方法も。私のカウンセリングにおいては、新郎新婦と話している中で何度も出てくるキーワードはおふたりにとって大切にしたいポイントであることが多いのでそれは必ずキャッチするようにしています。このようにして優先順位を付けてみると、自分たちの大切なことがはっきりするだけでなく冷静に考えられるというメリットも。（清水さん）

結婚式の会場タイプとしては主に以下の４つがあり、それぞれに特徴があります。

【ホテル】
施設や設備が充実しており、宿泊施設もあるため遠方からのゲストも安心して招待できる。披露宴会場のバリエーションも多いので、ゲストの数によって会場（バンケット）を選べる。

【専門式場】
結婚式のために造られた会場で、施設や設備が充実。専門知識を持った結婚式のプロがサポートしてくれる。

【ゲストハウス】
一軒丸ごとの貸し切りが可能な所が多く、プライベートな空間を存分に楽しめる。会場によってさまざまな外観や内装を施しているので、装飾を加えなくても写真映えする場所が多い。

【レストラン】
通常はレストランとして営業しているお店を貸し切りにして行っている。有名シェフの料理でおもてなしするなど、料理にこだわりたい人におすすめ。

会場は即決せず、できるだけ比較検討を

見学時に施されていた装飾や装花、試着したドレス、試食した料理などが自分たちの予算内で実現可能か、追加でどのくらい費用がかかるのかを判断するためにも、会場見学に行く際には、実際に自分たちの結婚式にかけられるおおよその予算を把握した上で行くのが良いでしょう。
また、撮影可能な場合は会場内の写真も撮影しておきましょう。後から見返したり、会場を比較検討する際に役立ちます。比較検討するための会場の軒数については、その方によって異なるので一概には言えませんが、私のカウンセリングでは即決はせず、２軒でも良いので比較検討してから決めるようお伝えしています。（清水さん）

From 編集部

イメージを深めて、ふたりにピッタリの会場を探そう

自分たちのやりたいことを彼と話し合うことから、結婚式の準備が始まります。互いの意見を尊重しながら、話し合いを進めていってくださいね。最初は少し大変な作業かもしれないけれど、一度理想とするイメージを固めておけば、その後、どんな演出をしようか、引出物はどのようなものにしようかなど迷ったときに、そのイメージを軸にして考えられ、より統一感のある結婚式が実現できますよ。さぁ、ふたりのイメージが叶う会場を探してみましょう！

Profile

監修／清水 恩さん ウエディングナビゲーター

専門式場、プロデュース会社でウエディングプロデュースの経験を積み、2004年に独立。フリーウエディングプランナーの先駆けとして活動を始め、「しっくりと心になじむ結婚式」をモットーに結婚式を幅広くサポートし続けている。
結婚式の専門家として、『All About』のオフィシャル・ガイド等メディアでの執筆や監修も多数。
プリーマ ウェディング
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