Wedding Manual
【人前式】の基礎知識&流れや費用を知っておこう
自由なスタイルが人気の人前式。決まりがない分、どんなスタイルなのかわかりにくい面も。人前式の流れや演出のトレンドを知って、挙式のイメージを膨らませましょう。
ココをおさえて!
- 人前式は列席したゲストに結婚の意思を誓う挙式スタイル
- 宗教色がなく、場所や演出など自由なアレンジができる
- 演出や会場により金額は大きく異なる
#01|人前式とは?
ゲストに向かって結婚の意思を誓い
証人になってもらう自由なスタイル
人前式 3つの特徴
Point1 宗教や格式にとらわれない
Point2 形式や場所は全て自由
Point3 費用をリーズナブルに抑えることも可能
人前式は、列席者へ結婚の意思を誓い、証人になってもらう挙式スタイルです。神に誓うキリスト教式や神前式と違い、宗教色がないのが特徴です。最近になって増えたスタイルで、なじみのない年配ゲストも多いため、少なくとも親の承諾は得ておくのがお勧めです。
衣裳はもちろん、式次第も特に決まったものはなく、自由にプランニングできます。宣誓文は自分たちの言葉でふたりらしく、挙式場所も自由に選んでOKです。演出次第で格調高い挙式にもアットホームな挙式にもアレンジできるのが魅力です。形式がない分、やり方次第では費用面でもリーズナブルに抑えることができます。
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#02|人前式はどこでできる?
場所の制約はなし! チャペルや
披露宴会場、公共の場などもOK
人前式は形式が自由なことから、挙式の場所も選びません。チャペルがある会場なら、チャペルを使用して人前式が行えるところも多くあります。また、披露宴会場で挙式をすれば、ゲストに移動してもらうことなくそのままパーティが始められます。そのほか、ロビーやアトリウム、ガーデンで人前式ができる会場も。また、公園や役所など公共の場での挙式は、宗教色がない人前式で行われることが多いです。
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#03|人前式はいくらかかる?
人前式の平均費用は首都圏で35万8000円
場所や演出内容によって
金額は大きく変わる
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)」によると、人前式の費用の分布は以下の通り
10万円未満……4.4%
10万~20万円未満……26.5%
20万~30万円未満……25%
30万~40万円未満……20.6%
40万~50万円未満……4.4%
50万円以上……19.1%
首都圏を例にとると、人前式の平均費用は35万8000円。一方、人前式は決まった形がないので、かかった費用も10万円未満から50万円以上と広く分布しています。
人前式ではチャペルや神殿使用しなければ会場費はかからず、演出も自由に選べるので、内容や会場によっても金額は大きく異なります。
#04|人前式の基本の流れ
人前式の式次第は、ふたりのアイデア次第で自由に組み立てられます。指輪の交換や誓いの言葉の読み上げ、結婚証明書の披露など定番の儀式を盛り込みつつ、ふたりらしい演出も何か一つ加えると、オリジナリティーがある挙式になります。自由に考えられるからこそ、短くも長くもできる人前式ですが、他のスタイルと同様、30分程度に収めるようにしましょう。
列席者入場
列席者は、受付で結婚の証人として結婚証明書にサイン(記帳)を済ませてから会場へ入る。
新郎新婦入場
列席者に迎えられて、新郎新婦のふたりが入場する。
誓いの言葉の拝読
列席者の前で、新郎新婦が事前に考えてきた誓いの言葉を読み上げる。堅苦しいものでなくてOK。ふたりらしい演出を!
指輪の交換
ふたりの誓いを目に見える印として、新郎、新婦の順に結婚指輪の交換をする。
結婚誓約書or婚姻届に署名・押印
必要事項を記入しておいた結婚誓約書(結婚証明書)、または婚姻届に、新郎新婦、列席者代表の証人が署名押印する。
結婚の成立の宣言
司会者が結婚誓約書(結婚証明書)、または婚姻届を列席者に見せて、ふたりが結婚したことを宣言する。
#05|人前式の演出アイデア
人前式は形式がないので、演出もアイデア次第でふたりが自由に決めることができます。紹介するのは、人気のある演出の例。これを参考にして、ふたりでアレンジしてもOKです。
新しい家族の誕生を祝うセレモニー
「夫婦の木」「幸せを運ぶ木」とも呼ばれるオリーブを使った演出も人気
他のスタイルでは両家の親が出る場面は少ないですが、人前式なら親に登場してもらうこともできます。“両家が合わさる”演出は、結婚のセレモニーとしてわかりやすく、式がより意味深いものになります。
- 挙式前にふたりの誕生から出会いまでをまとめたオープニングムービーを上映
- ふたりの生い立ちを描いたアイルランナーを敷き、その上を歩く
- お互いの実家でくんできた水を一つの杯に注ぎ合わせ、新郎新婦が飲む「水合わせの儀」
- ふたりで木を鉢に植えて、水を注ぐ記念植樹
- 両家列席者からリレーされたキャンドルの明かりを、新郎新婦が一つにするユニティキャンドル
- 新郎新婦がそれぞれ自分の親と共に入場
- 両家の親に結婚誓約書へのサインをお願いする
結婚の誓いに重きを置いたセレモニー
ふたりらしい言葉で結婚の誓いを立てよう
人前式なら、結婚の宣誓文も自由にアレンジしてOKです。それぞれ自分の言葉で相手への気持ちを表現することで、温かみのある式になります。普段照れくさくてなかなか言えない感謝の言葉を盛り込んで、心に残るセレモニーにしましょう。
- 新郎新婦がお互いに向けた“誓いの3カ条”を、列席者に誓う
- 結婚誓約書をふたりで持ち、向かい合ってパートナー宣言
- お互いへの誓いを、相手の名前の「あいうえお作文」にまとめてゲストに披露
- 新郎新婦の結婚宣言の後、その内容を書いた誓約書に列席者全員が承認の署名をする
ゲストが参加するスタイルのセレモニー
ゲストに承認してもらった結婚証明書は一生の思い出に
ゲストが参加できる演出を取り入れやすいのも、人前式の魅力です。ゲストにとっても大切な儀式を手伝うことは、忘れられない思い出になります。全てを盛り込むと時間がかかるので、ゲストに手伝ってもらう演出は1つか2つ程度が目安です。
- ベルや鈴といった鳴り物を用意しておき、承認のタイミングで列席者に一斉に鳴らしてもらう
- 新郎が列席者から集めた花をひとまとめにして、新婦にあらためてプロポーズをする、ブーケ・ブートニアの儀式
- 木の枝だけを描いたイラストにゲスト全員が指でスタンプを押し、サインしてもらって完成させる、ウエディングツリー
- 交換する指輪をリボンに通して、ゲストの手から手に送り新郎新婦に届ける、リングリレー
- 新郎新婦をサポートするアッシャーやブライズメイドを、親友や兄弟姉妹にお願い
- 色の違う砂をゲストに1さじずつ重ねてもらい、最後にふたりが砂を注ぐサンドセレモニー
#06|人前式の誓いの言葉アイデア
形式は自由といっても、一から宣誓文を作り上げるのは難しいものです。宣誓文は、ふたりで声をそろえて読んでもよいですし、それぞれが自分の言葉で宣言してもよいです。また、司会者や親、友人などが質問する形式で誓いを立てる方法もあります。例文を参考にして、ぜひ自分たちらしくアレンジしてみましょう。
宣誓文の例
例文1 ふたりで一緒に読む場合
本日、私たちは皆さまの前で宣言を致します
これから先、うれしいときも、つらいときも、いつまでも夫婦で手をつなぎ、
支え合い、温かい家庭を築くことを、ここにいる大切な皆さまに誓います
未熟なふたりではありますが どうか今後とも末永く見守っていただければ幸いです
〇年〇月〇日 新郎 ●●△△ 新婦 □□
例文2 新郎新婦それぞれが読む場合
【ふたりで】
本日私たちは、ご列席いただきました皆さまを証人とし、夫婦としての約束を交わします
【新郎】
私、△△は、□□さんを生涯の妻とし、一生愛し敬い続けることを誓います
何年たっても記念日や誕生日を忘れず、□□さんのことを大切にします
【新婦】
私、□□は、△△さんを生涯の夫とし、一生愛し敬い続けることを誓います
どんなときも笑顔を絶やさず、△△さんが居心地の良い家庭をつくります
【ふたりで】
これからはどんなときもふたりで話し合い、協力し合い、お互い助け合っていくことを誓います
〇年〇月〇日 新郎 ●●△△ 新婦 □□
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構成・文/稲垣幸子 イラスト/田中麻里子 D/mashroom design
データ出典:『ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)』