#01|ウエディングドレスの選び方・決め方
大きな決め手になるのは「雰囲気」
「デザイン」「会場との相性」の3つ
運命の一着を見つけるための大切なポイントは、自分が好きと思える「雰囲気」や自分に似合う「デザイン」。「会場との相性」も考慮すれば大成功!
いよいよドレス選びをスタート!でも本当に着たい運命のドレスってどうやって探せばいい?ここでは「好き」も「似合う」も叶えるための、ウエディングドレスとカラードレスの選び方をレクチャーします。
#選び方1 こんな花嫁になりたい!の「雰囲気」を決めよう
#選び方2 ドレスの雰囲気を決めるときは「会場との相性」も考えよう
#選び方3 体形や骨格タイプ別で自分に似合う「デザイン」を見つけよう
#03 イメージが固まったら試着に行こう
#04 カラードレスの選び方・決め方
#05 ドレス選びQ&A
大きな決め手になるのは「雰囲気」
「デザイン」「会場との相性」の3つ
運命の一着を見つけるための大切なポイントは、自分が好きと思える「雰囲気」や自分に似合う「デザイン」。「会場との相性」も考慮すれば大成功!
あなたが好きな雰囲気はどれ?
かわいい、大人っぽい、ナチュラル、クラシカル……、こんな花嫁になりたい!と思ったそれが、あなたが好きな「雰囲気(テイスト)」です。花嫁たちが憧れるさまざまな雰囲気から、まずはピンとくるものを選んでみましょう。
<おすすめのデザイン>ふんわりボリューミーなスカート、お花・リボン・フリルなどの程よく甘いガーリーなモチーフ使い、など。
憧れはプリンセス!とびきりかわいい花嫁さんになりたい!そんなあなたにぴったりなのは、華やかさの中に程よい甘さを効かせたドレス。
2025年はトレンドのコーデテイスト「バレエコア」を筆頭に、大人ガーリーなスタイルがブームになる予感。また、ボリューミーなシルエットが美しく浮かんで格別の存在感を放つため、ドラマチックな夜景前撮りなどでも人気。
<おすすめのデザイン>肌なじみがよくリラックス感のあるスレンダーやエンパイアライン、風になびくような軽やかな素材、など。
結婚式でも飾り過ぎず自分らしく、自然体が一番!ゲストと一緒にパーティを楽しみたい!そんなあなたには、気負いがなく軽やかに動けるナチュラルなドレスがおすすめ。肩の力を抜いてリラックスできるドレスは少人数婚やリゾート婚にも映えると人気上昇中です。
<おすすめのデザイン> 程よく肌の露出を抑えられる長袖やオフショルダー、繊細なレースやシルクなど上質感のある素材、シンプルな美ラインスカート、など。
ゲストにはかわいいより“きれい”って言われたい!上質感やきちんと感を大切にしたいあなたには、王道の美しさをアピールできるクラシカルなドレスがぴったりです。
<おすすめのデザイン> 曲線美で魅了できるマーメイドやとろみのあるソフトスレンダー、大人の色香が漂う程よい肌見せ、ライトに映えるキラキラビジュー、など。
大人っぽくてあでやか!主役としての存在感をアピールしたい!そんなあなたにおすすめなのは、360度どこから見られてもリュクスなオーラを放てる大人エレガントなドレスです。
<おすすめのデザイン>大胆な背中開き、アンティークレースやビーズ刺しゅうなどのビンテージ感のある素材、洋服感覚で着こなせるセパレートタイプやパンツドレス、など。
自分らしさを際立てながら洗練された花嫁になりたいなら、程良い抜け感やさりげなく小技が効いたスタイリッシュなドレスで、おしゃれに磨きをかけて!
あなたが選んだのはどんな会場?
ドレスが会場の雰囲気ともマッチしていれば、花嫁さんの美しさも存在感もぐっとアップ。「会場との相性」を考えることも、着映えドレスに出会うための近道なのです。また、前撮りやフォトウエディングを考えているなら、ロケーションに映えるドレスを選ぶと一段とフォトジェニック!
窓から自然光が降り注ぐゲストハウスや、白を基調とした邸宅などの明るい空間で映えるのは、チュールなどの光を通して透け感が高まる素材。ゆるふわなスカートや袖が柔らかな印象を与える大人かわいいドレスなら、ふんわりした光に包まれて一段と輝けそう。
ガーデン、リゾート、ビーチ、海外……、開放感抜群の空間に似合うのは、動きやすくリラックスしてまとえるスレンダーラインやエンパイアラインなどのナチュラルなドレス。歩くたびに優しくなびくシフォンやオーガンジー素材で爽やかな風を感じさせて。
バージンロードの長い教会や格式あるホテルにぴったりなのは、ミカドシルクやサテンのようにハリと光沢のある上質素材、ロングトレーンのAラインなど、気品に満ちたクラシカルな一着。程よくきちんと感のある高貴なドレスで身を包めばロイヤル気分に浸れそう。
高級感のあるラグジュアリーなホテルやシャンデリアに照らされた会場で魅力を発揮できるのが大人っぽくてエレガントなドレス。メリハリを強調できるグラマラスなマーメイドラインやライトが当たるときらめきが増すビジューあしらいのドレスなら、一層優雅な花嫁に。
モダンなレストランやシックなゲストハウスにマッチするのが、背中開きや深めのVネック、とろみのあるスレンダーラインなど、さりげなくトレンドを香らせたスタイリッシュなドレス。パンツドレスはもちろん、シンプルながらもエッジの効いた一着で、自分らしさを貫いて。
気になる体形のお悩みは?
自分に似合うを見極めるための大事なポイントが、体形や骨格タイプに合った「デザイン」を選ぶこと。お悩みもカバーしながらよりきれいを引き出せるラインやディテールを知っておきましょう。
首が短めな人は、Vネックで縦ラインを印象づけるのが一番。ビスチェなどで空間を十分に持たせるのも○。首が長めの人には、窮屈に見えることなくきれいにフィットするハイネックがおすすめです。
小さめの胸をさりげなくボリュームアップできるのが、胸元に3Dフラワーなどの立体的な装飾が施されたドレス。一方、胸が豊かだとデザイン次第では脇のお肉や谷間が気になることもあるので、胸元が高めでストレートのビスチェにすっぽり収めるとすっきり見えます。
身長が低くてもバランスよくすらりと見せたいなら、ハイウエストや装飾で高い位置にポイントを作り、視線を上に集めて。長身の人は、ボトムにボリュームを持たせて重心を下げましょう。
なで肩さんは肩先を包める袖ありドレスが有効。トレンドのボートネックならずり落ちる心配もなく、適度に「幅」をプラスできるのもメリット。いかり肩さんは、ホルターネックやアメリカンスリーブで肩をすっきりと出すと、海外花嫁さながらにこなれて見えます。
やせ気味さんはゆるふわスリーブやボリューミーなラッフルスカートなどで体の厚みを補強。ぽっちゃりさんは、肉感を拾わないハリのある素材や広がり過ぎないAラインで、すっきり縦ラインを強調するとGood!
トレンドのオフショルダーなどで二の腕の太い部分をさりげなく包むのがおすすめ。肩先が出るので、対比でなおすっきり。
お尻の大小を気にさせないスカートにボリュームのあるドレスが一番。バッスル調のドレスなら、横顔もかわいく、後ろ姿にも自信が持てそう。
リボンやサッシュベルト風のデザインでウエストをくっきりマークすれば、自然にくびれをメイクできてキュッと引き締まった印象に。
生まれ持った体の特徴から3つの骨格タイプを導き出す「骨格診断」は、普段の服選びはもちろん、ドレス選びでも浸透中!「ウェーブ」「ストレート」「ナチュラル」の3タイプそれぞれに似合うデザインや素材を知ることができるので、ショップへ試着に行く前に、まずは下のリンク記事でセルフチェックをしてみましょう。
白の色み、動きやすさ、予算も大事
雰囲気、会場との相性、デザインの他にも、ドレスにはさまざまな決め手があります。例えば「白」の色み。ピュアホワイト、オフホワイト、アイボリー、淡めのニュアンスカラーなど、色調の違いで印象や肌なじみなどが変わってきます。また、結婚式では立つ・座る・歩くを繰り返すので、動きやすさも大事なポイントの一つ。最近は憧れのブランドにこだわる花嫁さんも多いので、大まかな予算も決めておくとより絞りやすくなります。
会場提携店や好みに合いそうな
ショップにGo!
着たいドレスのイメージが固まってきたら、会場と提携しているショップはもちろんのこと、ゼクシィなどを参考に自分の好みに合いそうなショップを探し、下見&試着に行きましょう。なりたい雰囲気とは違ったドレスを着てみるなどして比較検討すると「好き」も「似合う」も、より明確になるはずです。
あなたが着てみたい色は?
お色直しではどんな雰囲気にしたい?
ゲストの期待が高まるお色直し。「好き」な色はもちろんだけど、ウエディングドレスと同様、カラードレスもどんな雰囲気にしたいかで選ぶのも手。さらに、パーソナルカラー診断などで「似合う」も叶えられたらドレス選びはもっと楽しく、もっとHappy!
先輩花嫁さんへのアンケート調査(*)で分かった、最新の人気&トレンドカラー“トップ5”を発表!それぞれに「色」の持つイメージや、着るとどんな雰囲気になるかを解説します。
甘さ控えめの上品カラー「ブルー」が堂々の1位に。透き通るような淡めのブルーを選べばかわいくて清楚。ロイヤルブルーやネイビーなど濃いめを選ぶと大人っぽく凛とした雰囲気になります。昨年に引き続き2025年もブルー系のドレスがランウエーで目を引いていたので、ブルーの人気が過熱しそう!
かわいさと優しさにあふれ、主役感も抜群。王道のハッピーカラー「ピンク」は、色のトーンが豊富なので、どんな雰囲気にもしやすいのが魅力。トレンドのほんのり色づくブラッシュカラーならかわいさ全開でロマンチック。ニュアンスのあるくすみカラーならピンクでも大人顔!
「レッド」は華やかな存在感と格別のインパクトを放てる、洗練されたヒロインカラー。ワインレッドなどのディープカラーを選べば一段と大人っぽくてエレガント。透明感のある明るい赤なら大人かわいい雰囲気になります。
飾り過ぎず爽やかな「グリーン」は、ガーデンや自然を連想させるナチュラル&ヘルシーなカラー。ミント系のグリーンなら可憐でフェアリー、トレンドのカーキ系ならビンテージ感もあるシックで個性的な花嫁に。
ビタミンカラーの代表でもあるオレンジは、はつらつとしてポジティブなイメージ。ゲストと一緒ににぎやかに盛り上がりたい今こそ、元気さみなぎるオレンジがぴったり!と人気を集め、初のランクイン!
肌、瞳、唇など持ち前の体の色みと顔立ちから4タイプに分類し、美しく映える色を導き出すのが「パーソナルカラー診断」。自分にぴったりな色を、どうやって見つければいいか迷っているあなたも、まずはセルフチェックで似合うカラーを知っておきましょう。
気になるけどなかなか聞けない
ドレス選びについての
素朴な疑問を解決します!
お色直しなどの衣裳として74%の花嫁が選んでいるカラードレス。衣裳の組み合わせパターンとしては、ウエディングドレスとカラードレスを1着ずつという花嫁が約7割を占めています。花嫁が着用した衣裳合計枚数は「2着」の人が約7割。続いて「1着」、「3着」となっています。(*)
ウエディングドレスは挙式の6カ月前から下見や試着をスタートし、式の5~4カ月前を目安に決定できると理想的。ウエディングドレスが決まったところでカラードレスも選び始め、その他の準備が忙しくなってくる挙式の3カ月前くらいには、衣裳が決まっていると安心。
国内メーカーによる新作発表会や展示会は1~2月と7~8月に行われることが多く、ドレスショップに入荷するのはその後。新作ドレスがショップに並ぶのは3~4月、9~10月頃が多いとされています。
構成・文/大平美和 イラスト/itabamoe
※記事内のデータ(*)は「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」(全国推計値)によるものです