【結婚式レポートin岐阜県】思い出いっぱいのこの家からお嫁に行きます!
親族と友人だけで岐阜と福岡を感じ合える一日に
真純さんにとって、祖父母宅は、兄やいとこたちと幼い頃からご飯を食べたり遊んだり、思い出がぎっしりと詰まった大切な場所。真純さんの感性を育んできたもう一つの実家だった。「祖父は昨年末に他界しました。この家で花嫁支度をして、母と兄と祖母に感謝を伝え、祖父にも報告してから、新たな一歩を踏み出したくて」と真純さん。色鮮やかな打ち掛けをまとい、涙をこらえながら感謝の手紙を読んだ。出発前、真純さんの晴れ姿をひと目見ようと集まった近所の人は、「真純ちゃん、きれい!」と目を細めながら記念写真に笑顔で収まった。
長良川のウミウは、うの中でも一生に一羽のみ相手をつくる、愛情深い性質といわれている。「結婚式の舞台にピッタリ!」と、ふたりは長良川のほとりにある、うかいミュージアムを会場に選んだ。人前式では目の前には緑溢れる金華山とその頂には岐阜城。春の日差しにキラキラと輝く長良川のせせらぎがBGMだった。祝宴のお開きでは、智樹さんの地元、福岡で恒例の「博多一本締め」。岐阜と福岡からの初めまして同士のゲストが自然と打ち解け、会話を楽しめるような雰囲気をつくったのは、何よりもふたりのはじけるような笑顔だった。
祖父母宅にある仏壇に手を合わせてから、母、兄、祖母に宛てた手紙を読み上げた真純さん。真純さんも母も祖母も涙を拭った
「涙は手紙を読む時だけ! あとは笑顔で過ごします」と語っていた通り、出発前の家族写真はこの笑顔
真純さんの実家の裏山から刈り取ってきた竹を使い、祝宴会場外にふたりの写真を展示
会場装花のメインはハナミズキ
挙式後の集合写真では、ゲスト全員が盛大な拍手でふたりを祝福した
真純さんが生まれた時に実家の庭に植えられた、誕生木のハナミズキの前で記念撮影。当日はピンクの花が満開で、真純さんは子どものような笑顔を見せた
ウエディングドレスでのケーキカット。自然が大好きなふたり。智樹さんの蝶ネクタイは、草木で作ったものだった
金華山の麓で行われた人前式。色打ち掛けが緑に映えた
料理は前菜とドリンク、デザートがビュッフェスタイル
智樹さんは、3人兄弟の真ん中。「男3人なのでドライな関係です。久々に兄弟で集まれるので、写真が欲しくて中座のエスコートを頼みました」

岐阜県在住
智樹さん(28歳)
真純さん(28歳)
挙式日:2025年4月27日
会場:長良川うかいミュージアム(岐阜県)
ゲスト:46名
会社の同期。同じ配属先となったことで仲良くなり、2022年5月から交際。交際記念日に婚姻届を提出した。
※ゼクシィ東海版2025年9月号より転載
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