【結婚式レポートin岐阜県】彼の懐の大きさに今、あらためて感謝しています
厳粛なる神前式と料亭での祝宴で大人の和婚
高校の同級生で、2年生の時に交際スタート。卒業後は進学に伴い遠距離交際となったものの、就職でふたり揃って地元、岐阜に戻った。颯起さんは、早く結婚して、地元で落ち着いた生活をと思っていた矢先、奈那さんは「やりたいことがある」と突然京都へ。「京都で学んでいたら、子どもの芸術教育の仕事がやりたくなって鳥取に行きました。やりたいと思うとすぐに行動するタイプ。彼にはほぼ事後報告でした(笑)」と奈那さん。一度は価値観が合わないと離れたものの、颯起さんは自分の価値観を奈那さんに押し付けていたのでは?と、自分にはない奈那さんの行動力に惹かれるようになり、プロポーズ。その後も飛び回る奈那さんを颯起さんは支え続けた。
「こんなに大きな心で見守り続けてくれる人はいませんよね」と奈那さん。結婚式はこぢんまりと、と考えていた奈那さんに対し、多くの友人を招いてちゃんとやりたいという颯起さんに、これまでの感謝の意も込めて、颯起さんの願いに寄り添うと決めた奈那さん。大好きな地元で和の伝統に洋のテイストを加えたふたりらしい式をつくり上げていった。出会いからおよそ12年。この日は、お互いの良さを尊重し合う夫婦としての第一歩となった。
800年以上の由緒ある神社で、参進から始まった厳かな神前式。挙式を終え、ふたりはほっとした表情でほほ笑み合った
創業230年。国の重要文化財にも指定されている老舗料亭での披露宴。乾杯のあいさつは颯起さんのおい。「ご指名に預かりました」と自己紹介を始めると、会場内に笑いが起こった。装花や衣裳など、高山の深緑と奈那さんが好きな黄色がテーマカラー
再入場ではウエディングドレス姿の奈那さんと父が入場。颯起さんへ引き渡す際、父の「どうぞ」の言葉に奈那さんは大笑い
「母は体が弱かった私をどんな時も支えてくれ、一番の味方でした」と奈那さん。奈那さんの白無垢と綿帽子姿に母は目を細めていた
披露宴が始まる前、ふたりの幼い頃からのアルバムを見ながら、親族は思い出話に花を咲かせていた
ケーキトッパーは奈那さんの高校の先輩で、プロのアーティストが作ったオリジナル
中座は大好きな2人の祖母と
高校時代の同級生が多数出席。会話を楽しみながら当時に戻ったかのような屈託のない笑顔を見せていた
岐阜県在住
颯起さん(29歳)
奈那さん(28歳)
挙式:日枝神社
披露宴:料亭 洲さき
京都、鳥取、東京と行動範囲を広げる奈那さんを見守ってきた颯起さん。2024年5月に婚姻届を提出した。
※ゼクシィ東海版2024年11月号より転載
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