【結婚式レポートin岐阜県】密林の中から登場したいんです。どうしても草木をまといたくて
この場所と料理にほれ込んで遠方でもここで!
生まれも育ちも石川県のふたり。岐阜県とは縁もゆかりもない。「2023年の夏、ふたりで高山に旅行に行った時に、直感で泊まったのがこのオーベルジュでした」と雄人さん。アウトドアが趣味のふたりは、ロケーションにも料理のおいしさにも心が震えるほど感激した。帰り際に、結婚式もやっていることをオーナーから聞く。「いわゆる王道の結婚式はちょっと恥ずかしいから、レストランウエディングを考えていました。ここしかないでしょ!」と即決したふたり。自然が大好きな雄人さんの希望は「草木との一体感」。「頭に鮮やかな花をたくさん付ける優香がうらやましくて……僕も草木をまといたいんです」と真剣に語る雄人さんの隣で笑う優香さん。念願が叶い、ヘアメイクさんの見事な作品を“まとって”再入場すると、ゲストは大笑い。ふたりも素に戻ってこの笑顔。
高砂席を作らず、全部のテーブルを回りながら一品ずつゲストと料理やお酒を楽しんだふたり。「涙のない笑顔だけの一日にしたい」と語っていた新婦だったが、涙もろい雄人さんと優香さんの母は挙式から泣きっ放し。旅は心を解放し、人を素直にする力がある。親族もゲストも、泣いて笑って、ふたりを心から祝福した。
ファミリーミートの直前 「まだだよ ! 」とのぞき見するふたり
森の中にあるオーベルジュは、ふたりにとって理想的な会場
ゲストは皆、石川県から。「なんで岐阜なの?と親に聞かれました。わざわざここまで来てよかったとみんなに思ってほしい」と一人一人を出迎えた
挙式では草木をかき分けて登場したふたり。雄人さんはすでに嬉し泣き
挙式前の家族写真では、優香さんの母が号泣。「結婚を報告した時も母は泣いていたので、やはり今日も……」と優香さん
泣いたかと思ったら、嬉しそうな満面の笑みを見せた雄人さんと優香さんの母。ふたりとも大好きな家族と心ゆくまで写真を撮った
優香さんの祖父母も全身で喜びを表現
メイン料理の飛騨牛を、庭先で豪快に焼き上げる
誓いの言葉もアウトドア派のふたりらしいデザインで
友人卓に優香さんも座り、誰がアスパラを食べるかじゃんけんが始まった
憧れていたものの、少し近寄りがたい存在だった兄。この日は手紙を読み、人生で初めて抱き合った
引出物はふたりのお気に入りの物を渡す、マルシェスタイル

石川県在住
雄人さん(28歳)
優香さん(28歳)
挙式日:2025年5月24日
会場:オーベルジュ飛騨の森
ゲスト:35名
高校の同級生だが、当時は接点がなく、雄人さんが進学先の東京からUターンして交際がスタートした。
※ゼクシィ東海版2025年10月号より転載
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