
【結婚式レポートin岐阜県】3部構成の結婚式の最終章。テーマはもちろん大宴会です!

スタッフも友人も全員が全力でふたりを祝福
美樹さんの生まれ故郷である新潟での第1章から始まり、第2章は両家の家族だけで沖縄へ。そして今回、ふたりを見守ってきた仲間たちと最終章を迎えた。「大切な人たち全員に、1回では感謝を伝えきれない」。ふたりは3回にわたって一人一人と丁寧に向き合い、「ありがとう」の言葉と想いを直接伝えた。
「結婚式を機に自身をリスタートさせたかった」と美樹さん。思春期の頃、“パッション”で生きる芸術家肌の母のそばで、反発心から自分の感情を抑え込んできた。大人になっても自分を出せないのは母のせいだと決め付け、そう思う自分に対しても葛藤が続いた。「今なら母に感謝が伝えられる。家族への執着を手放したい」。美樹さんは、原点である新潟で白無垢をまとい、家族の前に立った。手には心の言葉をつづった手紙を持って。母も祖母も美樹さんの想いをしっかりと受け止めた。一方の翔太さんにも家族に伝えたい想いがあった。結婚は2度目。慎重になりすぎて踏み出せなかった一歩を、美樹さんとなら歩めると、家族だけでの沖縄挙式で宣言した。「最後は大切な友人たちへの報告です。私たちらしくやります!」。舞台付きの料亭の座敷で「大宴会」の幕が上がった。
新潟でのお披露目の後、手紙を受け取った美樹さんの母は、美樹さんの生い立ちを漫画にして、沖縄での挙式の時に手渡した。「どれだけ大切に思ってもらっていたか、わかりました。私が想いを口にするのが苦手なのは、母譲りなんですよね」
ふたりの手作りの席次表は、“ゆかいな仲間たち”のイラスト付き
沖縄での挙式で仲良くなった両家。当日も一緒に踊りを披露するなど、祝宴を盛り上げた
新潟、沖縄、岐阜の3カ所のお酒をふたりが用意。ゲストはセルフサービスで楽しんだ
美樹さんが社外で携わっているイベント仲間から届けられたサプライズの祝い菓子
成人式の時に新潟の祖母から贈られた振袖を着た美樹さん。退場時には母と言葉を交わし、しっかりと抱き合った
プランナーや着付け師も全員で踊った
ゲスト一人一人に手紙を渡したふたり。「手紙を書きたいと思える人を招待しました」
ゲストからも返信メッセージをふたりに書いて手渡した
大宴会の締めは、圧巻だった全員での記念撮影

愛知県在住
翔太さん(35歳)
美樹さん(31歳)
挙式日:2025年3月20日
会場:十八楼(岐阜県)
ゲスト:45名
美樹さんが勤めていた映像会社に翔太さんが中途入社。3年かけてお互いを理解し合い、2024年3月婚姻届提出。
※ゼクシィ東海版2025年8月号より転載
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