 
			【結婚式レポートin岐阜県】飛騨高山へ嫁ぐ娘をどうか温かく見守ってやってください
 
		語り継がれてきた古き良き伝統を重んじた一日
						愛知県新城市から電車に揺られること4時間30分。到着した岐阜県高山市では残雪が町を包み、春の訪れもゆっくりだ。「新城から嫁いでくる彩乃にとっては、何もかも新しいことばかりの高山での生活です。一人でも多くの人に知ってもらえる日にしたい」と吾郎さん。地元・高山で愛されている、老舗スーパーの3代目だ。隣県とはいえ、遠い高山まで足を運べない彩乃さんの祖父母や、出会いのきっかけとなった会社の友人らとは、1週間前に豊橋で結婚パーティを行っている。この日は吾郎さんの仕事関係のゲストがほとんど。彩乃さんのお披露目となった。
「夜勤明けでもお弁当の準備も完璧。寒い日には、湯たんぽまで用意してくれる母です」と彩乃さん。「高山へ行っちゃう。そう思うだけで泣けてくる」と母は彩乃さんにメッセージを送っていた。そんな母の想いを知りつつも「2回も式ができて嬉しい。高山ならではの披露宴も楽しみ」と彩乃さんは声を弾ませた。「ここで式を挙げるなら、彩乃にも彼女の家族にも、高山らしさを存分に感じてほしい」と、吾郎さんは800年以上の歴史のある神社での神前式と、創業231年の重要文化財にも指定されている料亭での披露宴で、記憶に残る1日を演出した。					
ふたりで手作りした結婚指輪
取引先の人が歌う、高山のお祝い歌『めでた』の歌詞を彩乃さんに説明
神前式は親族のみ参列
吾郎さんの会社関係のゲストとも和やかに過ごす彩乃さん。「宝くじに当たる以上の幸せ者なんです」と吾郎さんは照れた
ここまで我慢していたが、彩乃さんの手紙に涙をこぼした彩乃さんの母
高山のひな祭りは旧暦で行われるため、料亭にはひな人形が飾られていた
伝統を重んじ、赤い和紙の上に白の和紙を重ね、手編みの水引きで包んだ引出物
吾郎さんの親族ともすぐに打ち解けた彩乃さん。彩乃さんの笑顔は周りを明るくする
ゲストの中でただ一人、豊橋でのパーティにも参加した彩乃さんの地元の親友が祝辞を読んだ
吾郎さんのタキシードは、デザイナーでスタイリストの吾郎さんの兄が仕立てたもの。蝶ネクタイも兄が結んだ
再入場は兄と姉と3人で
彩乃さんは父と再入場。「不器用だけど情に厚い父。豊橋でのパーティでは、涙で謝辞が読めず代読してもらったんです」
高山に伝わる獅子舞も披露された

								
								岐阜県在住
吾郎さん(27歳)
彩乃さん(25歳)							
挙式日:2025年3月9日
会場:日枝神社、洲さき(岐阜県)
ゲスト:54名
彩乃さんが勤めていた豊橋市内のスーパーに吾郎さんが入社して出会う。結婚式後、高山で新生活を始める。
※ゼクシィ東海版2025年7月号より転載
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