 
			【結婚式レポートin岐阜県】結婚式とは何なのかをふたりでとことん考えました
 
		誰一人欠けても今のふたりはいないから
						高山の高校の同級生として知り合ってから10年。この間、おのおのの場所で人生を歩み、再会した時にはお互いを尊敬できる、唯一無二の生涯のパートナーとなっていた。「顔の付いた汽車のおもちゃが怖くて泣いてしまう子どもでして」と笑う恭平さんだが、相手思いの優しさを持つ恭平さんに、萌さんは安心感を覚えていた。
萌さんは小学生の時に母と離れ、姉と父と継母と暮らしてきた。「今のふたりを支えてくれてきた、すべての家族と親族に感謝を伝えたい。誰一人が欠けても意味がない」。それがふたりが行き着いた結婚式の意義だった。特に萌さんは、父にも実母にも継母にも出席してもらい、直接感謝を伝えたいと思っていた。その強い願いが叶い、当日は家族と親族の全員が秋晴れの空の下に集った。「“結婚式はこうあるべき”に縛られず、ふたりで考えたスタイルです」と萌さん。花嫁行列も高山の慣習である新婦家のみで出発するのではなく、恭平さんも一緒に最初の一歩を歩き、衣裳も黒引き振り袖の上に白無垢をまとった。実母にも花束を直接渡し、お開き前には継母にもメッセージと共に贈呈。一人ずつ心を込めて感謝を伝える萌さんの姿を見て、恭平さんは静かに涙を拭っていた。					
飛騨護國神社での神前式。地元の友人らも見守った
挙式前の花嫁行列。高山では新郎家が神社で迎えるというのが慣習だが、この日は恭平さんも行列に参列。ふたりで並んで歩いた
祝宴会場は市内でも老舗の料亭
家族、親族全員が集まり挙式後に記念撮影。「全員が集まってくれたことが何よりの幸せでした」と心からの笑顔を見せた
鏡開きは地元の祝酒で
中座は祖母と。親とのことなどで挙式直前まで心配をかけたと萌さんが伝えると、祖母は大粒の涙を流した
萌さんの家族と親族全員からの寄せ書きのサプライズプレゼント。懐かしい写真に萌さんは目を細めた
ウエディングドレスではなく、料亭の雰囲気に合うブラックドレスを購入。「靴を脱ぐので靴下にもちょっとこだわりました」と萌さん
離れて暮らしてきても仲良しの4姉妹。再入場は電車スタイルで
一人一人に感謝を伝えたふたり。「お座敷スタイルにしたのは、目線が合い、気持ちが伝わるから」
実母への手紙の朗読と花束贈呈。演出の一つとして行い、全員が温かな拍手を送った

								
								岐阜県高山市在住
恭平さん(28歳)
萌さん(27歳)							
挙式日:2024年9月20日
挙式:飛騨護國神社
披露宴:料亭 角正
招待客:31名
剣道部員とマネジャーとして1年生で知り合うも、友人関係が10年続く。2023年8月に再会し今に至る。
※ゼクシィ東海版2025年1月号より転載
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