【結婚式レポートin千葉県】お米農家の家族になります。新米夫婦でおにぎりバイト
結婚式の準備を進めながら家族の一員に
新郎の実家は代々続く米農家。昨年の田植えや稲刈りには、新郎と共に新婦も初参加。結婚式当日には、「おにぎりの入場です!」と司会者のアナウンスとともに、新しい家族が一丸となって育てた米で作った「巨大おにぎり」が登場。ケーキ入刀の代わりに、ふたりがおにぎりにかぶり付くと、ゲストはそのユニークなアイデアとワンパクで愛らしいふたりのしぐさに、笑いながら温かな拍手を送った。
主なゲストは家族と親族。「少しでも多くの時間をゲストと同じ空間で過ごしたい」と、白無垢から色打ち掛けへのお色直しで、中座の時間を短くする工夫を試みた新婦。「2着とも和装にすると言ったら、私の妹も新郎の妹たちも着物で来てくれて嬉しかったです」。衣裳に合わせたブーケや髪の花飾りは、花教室の先生をしている新郎伯母の手作り。「事前に何度もおうちにお邪魔して、リクエストを聞いてもらったり、提案してもらったり」。当日は衣裳に負けない華やかさで新婦を輝かせた。引出物の紅白餅もなんと手作り! 新郎家でもち米からついて、家族みんなで成形した。「結婚式の準備を通して、彼のご家族と一緒に手を動かしながら、本当の家族になれたような気がしています」
花教室の先生をしている新郎伯母が作ってくれたコチョウランのブーケ
家族と親族だけで執り行った神前式。「緊張していたのですが、雅楽の生演奏がとっても素敵で癒やされました」
これから始まるうたげに心躍らせるふたりの入場シーン
一度、新郎が作ったが「ちょっとこれじゃあ……」と新郎母がきれいに作り直したリングピロー
カメラを構えるゲストのリクエストに応えて「あ~ん」
テーブルフォトラウンドで新郎家との一枚
鏡開きは新郎父の大好きな地酒をチョイス
両家母へのサンクスバイト。「リクエスト通り、小さなおにぎりにのりで新・米・夫・婦と書かれていて、その出来栄えの良さに思わず笑ってしまいました」
各席に置いた折り鶴は、新婦が一枚一枚、ゲストへの感謝を込めて折ったもの
着物で参列してくれた妹たち
コース料理のリゾット用の米は「実家のを食べてもらいたい」と持ち込み
記念品のめおと茶わんは実父へ。プリザーブドフラワーのベアは「これからよろしくお願いします」と義母へ贈った
千葉県茂原市
大輝さん(27歳)
あすかさん(27歳)
挙式日:2024年5月12日
会場:ホテルニューオータニ幕張
ゲスト数:47名
新郎が挙げたいと言った結婚式。準備するうち「せっかくやるなら」と新婦もこだわりを詰め込み楽しんだ。
※ゼクシィ首都圏版2024年10月号より転載
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