【結婚式レポートin東京都】ラグジュアリーな空間で私たちらしくカジュアルに
元・売り子さんが華麗なドレス姿でビールサーブ
「結婚式はね、自分たちの大好きな人が、自分たちのためだけに集まってくれる唯一の機会なのよ」。幼い頃に参列した親戚の結婚式で、祖母から言われた言葉を新婦は今も鮮明に覚えている。ふたりの結婚式では、そんな大好きな人たちへの感謝を最高級のもてなしで伝えたいと「空間やサービス、料理など全てに自信の持てる、安心のできる会場を選びました」
ゲストを喜ばせたのは、お色直し後のビールサーブ。学生時代、地元の球場でビールの売り子をしていた新婦が、華麗なドレス姿に10キロもあるサーバーを担いで各卓を巡り、ゲストにビールをもてなした。「売り子のバイトをしていた頃、父と祖父がよく球場に来て、ビールを買ってくれました。その時の嬉しそうな顔が忘れられなくて」。新婦は5年のブランクを感じさせない慣れた手つきでおいしそうな泡を作ると、まずは両家の父へ1杯ずつプレゼント。新郎側のゲストには、新婦から手ほどきを受けた新郎がサーブし、ゲストの顔をほころばせた。「贅沢な空間でもかしこまり過ぎない、私たちらしい結婚式ができました。また、互いのゲストを紹介し合って人のつながりが一気に倍に。味方が増えて心強いです」
ゲスト一人一人に感謝をつづったスイッチングレターでしっとりと挙式をスタート
挙式直前のジャケットセレモニーで、母から気合いを入れられる新郎と笑顔で見守る新婦
ゲストと笑顔の途切れない高砂席
新婦は祖父母と、新郎は両祖父と中座。腕を組み、手を繋いで孫の顔に戻った
結婚式への参列経験が豊富なゲストから「今までで一番豪華だった」と評された会場
新郎側の友人代表のスピーチ。新郎の人柄がよく伝わる、飾らない温かな本音が続々と飛び出すスピーチに新郎新婦もこの表情
母から子へのラストバイト
見た目にも華やかな料理が祝宴に彩りを添えた
アシンメトリーのデザインと肌に映える控えめな赤がお気に入りのカラードレス
ビールサーブは最初の1杯を父にプレゼント。「あとから動画で見てわかったのですが、父は少し泣いていたみたいです。この演出で一番に喜ばせたかったのが父なので、私まで嬉しくなりました」
孫が晴れ姿で、自分にビールを注いでくれる姿を嬉しそうに見つめる祖父
東京都港区
雄毅さん(29歳)
佳奈さん(27歳)
挙式日:2024年5月25日
会場:ザ・リッツ・カールトン東京
ゲスト数:82名
新郎は製薬会社の営業。新婦は看護師兼助産師。ふたりともお酒が大好きで、趣味は「飲み歩くこと」。
※ゼクシィ首都圏版2024年10月号より転載
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