
【結婚式レポートin神奈川県】息子が生まれて結婚式の意味が大きく変わりました

仲むつまじい家族の様子に心温まるゲストたち
コロナの影響で3年延期した結婚式。その間に子どもが生まれ親となったふたりは、結婚式の意味を大きく捉え直し、プログラムなどを一から変更して当日を迎えた。
まず、ゲストはご祝儀制から会費制に。「出産祝いで、すでにたくさんのお祝いを頂いていたので、ゲストの負担を少しでも減らしたくて」。また、席札のメッセージや各種ムービー、フォトラウンドなどで、一人一人に何度も感謝の気持ちを伝えた。
テーマは「息子のお披露目会」。随所に親子3人の演出を設けたが、まだ1歳4カ月。思い通りにはいかない。しかし、ふたりで息子をあやしたり、笑顔で受け止め臨機応変に対応する姿に、ゲストは普段の家族の様子を垣間見て、さらに心を温めた。「ここにいる全員がふたりの味方です。いつでも頼ってください」とのゲストスピーチは、息子が手放さない“安心毛布”のように、ふたりを優しく包んだ。
親になった今、改めて父母を思い、新婦だけでなく新郎も自ら率先して書いた「初めての手紙」は、親のみならずゲストの胸まで震わせた。「子どもを授かって結婚式を諦めていた友人ゲストも『自分たちもやりたい!』と言ってくれて嬉しかったです」
フォトラウンドでは、新婦親族のスマホを新郎が積極的に受け取り撮影。人柄の良さが垣間見えた。新婦のブーケはずっと飾っておけるようアーティフィシャルフラワーに
会場のホテルは「料理が本当においしい」と祖母のお墨付き
ふたりの息子やキッズゲストが参加する演出は、ハプニング続きでも全員がほっこり笑顔に
親への記念品は、両家ともに愛犬の似顔絵を贈った
敬老の日が近かったこともあり、祖母たちに花束を贈呈。「式後、『いい結婚式だったね』と1週間、毎日電話があったくらい喜んでくれました」
ふたりから寄せられた席札裏のメッセージを嬉しそうに見せ合うゲストたち
新郎の中座エスコート役にサプライズ指名された職場上司は、喜びのあまり新郎とダンス!
キッズゲストの席には子ども用のメニューとスタイやおもちゃなどを用意
ホテル手前の川に架かる赤い欄干「あじさい橋」で記念撮影
ウエディングケーキのトッパーは、新郎が運転する電車にまたがる息子を表現

神奈川県伊勢原市
遠藤克巳さん(26歳)
桃果さん(27歳)
挙式日:2023年9月16日
会場:湯本富士屋ホテル
ゲスト数:46名
箱根の鉄道運転士の新郎と保育士(育休中)の新婦。会場は新婦の亡き祖父と泊まった思い出のホテル。
※ゼクシィ首都圏版2024年3月号より転載
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