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【結婚式レポートin神奈川県】音楽があれば大丈夫!父の言う通りでしたね
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新しい親子のセッションに沸き親族はダンス♪
多文化が同居するシンガポール。国民は中国系、マレー系、インド系などに大別され外国籍の人も多く暮らしている。「文化が違うのが当たり前。食べ物もいろんな国のものがあります」と新婦は話す。大学卒業後、航空会社への就職を機にシンガポールに移住。同じ職場で、シンガポール人の新郎と出会った。小さなレコード会社も経営する新郎は、音楽が大好き。新婦父も30年前から趣味のバンド活動を続けている。2年前、新郎を親に紹介したとき、両者に言葉の壁はあったけれど不思議と和やかだった。父は「音楽があるから大丈夫」と笑った。
式当日も音楽の魔法に包まれた。アイランドボーイズと名乗る新郎叔父と弟が、ウクレレ演奏でマレーの古くからの曲を奏でると、その楽しげな曲調に日本人ゲストも手拍子をして大盛り上がり。続いては新婦父たちバンドメンバーの演奏に合わせ、新郎がJポップを熱唱。新しい親子のセッションに親族が踊りだす場面も。言葉の壁を越え、一つになった会場は温かな雰囲気。新婦父が胸いっぱいに「ありがとうの言葉しかありません」とあいさつすると、新郎親も号泣。異国へ嫁ぐ新婦を心配していた家族や友人は、喜びの笑顔で送り出すことができた。
陽気なアイランドボーイズが、開宴前にゲストを出迎えてくれた
クライマックスは、両家が一つになったライブ。手拍子をし、ダンスをし、ゲストも心から楽しんだ
成分表までチェックし、イスラム教徒に配慮したムスリムフレンドリーな料理を用意。マレー系の人は、普段は何にでもチリを掛ける辛党だが「おいしかった!」と喜んでもらえた
赤い着物の新郎妹と、桜色の着物の新婦妹と手をつないで中座。「義妹は、新しい友達という感じ。映画やネイルサロンにも、よく一緒に行くんです」と新婦。新婦が手配した着物をまとって、嬉しそう
新郎母も留め袖を着た。幼い頃の息子の写真がモニターに映ると、大きな笑顔に。生い立ち映像の親の喜びは、万国共通のよう
あでやかな色打ち掛けに、新郎家の人々は興味津々
新婦が好きなブルーのバルーンを飾ったエントランスを抜け、披露宴会場へ
英語と日本語で誓いの言葉を読み上げた
いつもドンと構えている新婦母だが、涙が止まらなかった。拍手し祝いながら、父娘の後ろ姿を見守った
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シンガポール
スヘイル ビン アゴスジャヤさん(31歳)
丸山莉奈さん(25歳)
挙式日:2018年1月20日
会場:THE GRAND ORIENTAL MINATOMIRAI
招待客:88名
新婦はイスラム教に改宗し、シンガポールで新生活を開始。夏に出産予定で、新居はにぎやかになりそう。
※ゼクシィ首都圏版2018年7月号より転載
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