【結婚式レポートin東京都】同じ席で同じ釜の飯を食べてみんなで乾杯しました
愛情をたっぷり注いでくれた“家族”に感謝を
新郎の母はシングルで一家の大黒柱。新婦の親は共働き。「親はもちろんのこと、忙しく働く親に代わって、祖父母をはじめ親族の協力があったからこそ、私たちは健やかに育つことができました」。家族や親族に感謝を伝えたい。そして、両家の親睦を深めるための結婚式にしたいと、ゲスト25名のうち6名の友人以外はすべて身内。そこには幼い新郎のおしめを替えてくれた第2、第3の母ともいえる母の友人たちも含んだ。
そんなゲストを迎えたのは、一人一人に宛てて便箋いっぱいにつづられた手紙。ゲストは新郎新婦と紡いできた長い年月を鮮明に振り返り、ある人は優しい笑みをたたえ、ある人は頬をぬらして挙式に臨んだ。パーティではゲストと同じテーブルに着席。途中、ふたりから全員へ向けてゲストを紹介したり、食事を楽しむゲストの元を訪れ、今日の喜びを分かち合った。
会の終盤には大きな釜からふたりが直接“釜めし”を振る舞った。苦楽を共にしてきた運命共同体や親しい間柄を指す「同じ釜の飯を食う」ということわざに掛けて用意したものだ。ふたりが夫婦となり、両家が新しい家族を迎えた今、同じ釜の飯は改めて、その絆をさらに固く結び直した。
新郎新婦がそれぞれに「自分の人生を語るのに欠かせない3つの品」を展示。ファミリーミート前に観賞し、わが子の人生を振り返って晴れ姿への期待を募らせた
「同じ釜の飯」をゲストに振る舞うふたり
挙式前にはフレンドミートも
ゲストのウエイティングルームには集合ポストが。ゲストは自分の名前が書かれたポストから手紙を受け取った
親族紹介後の記念撮影。新しい家族の誕生に笑顔がはじける
ファミリーミートは新郎新婦それぞれに行い、たっぷり時間を取った
居心地の良いリビングのような趣の披露宴会場。ランダムに飾られた前撮り写真を見るゲストたち
ゲストが向き合って座るスタイルの挙式会場
「ゲストの平均年齢は50歳。お箸でも食べられる創作料理が好評でした」
式のプロデューサーがふたりに取材&制作したライフストーリーを上映。「初めて目にした時も号泣しましたけど、当日、皆と見たらさらに込み上げてくるものがありました」
花嫁姿を誰よりも楽しみにしてくれていた祖母の元へ
東京都
田村建人さん(31歳)
優花さん(29歳)
挙式日:2022年10月7日
会場:IWAI OMOTESANDO
ゲスト数:25名
バイクをカスタムするのが趣味という新郎は美容師。おいしいものとファッションが好きな新婦は看護師。
※ゼクシィ首都圏版2023年5月号より転載
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