【結婚式レポートin東京都】ふたり、ゲスト、思い出に“オマージュ トゥ ユー”
和ばらを束ねたブーケを胸に結婚式を叶えた!
ビンテージ小物が好きな新婦はクラシックな空間でのウエディングを夢見ていた。一方、新郎唯一のこだわりは美食。そんなふたりの思いが重なった昭和初期建築の邸宅レストランに出会い、約1年間かけて準備をしてきた。
自らロゴを描いたウエルカムボード、紙質を厳選し夜な夜な四方を手でちぎっては風合いを出した席札、新郎祖母の家に咲くミモザを使ったボトルスタイルの結婚証明書。「会場のオーセンティックさを残しつつも、アットホームかつカジュアルに」と理想のムードを形にしていった。父の影響で洋楽好きな花嫁はBGMセレクトにも没入。親の結婚式のアルバムにトラックリストを見つけ、そこからサプライズの1曲をチョイス。歌詞をひもといては友人を思い、彼との思い出もよみがえり、いつしかコンセプトは「HOMMAGE TO YOU(全ての人々と思い出への尊敬)」に。途中「本当に挙げられる?」と落ち込むこともあったが欠席者からも温かな言葉が届いた。準備期間は感謝とリスペクトの積み重ね。迎えた当日。感動で泣き崩れるはずだったけれど、友人の顔を見た途端、嬉しくて楽しくて♪ 手にした和ばらのようなふくよかな笑顔が咲いた。
花嫁の手紙の下書きで、4人きょうだいを育ててくれたことへの感謝や、大人になって気付いた親への思いをつづると涙が溢れた。そこからは、笑いをプラスしたい関西人の血がフツフツと……。「結果、親は『何言うてんねん!』と思ったかも」と大笑い。ギフトはふたりの幼い頃の写真を贈った
新婦が厳選したBGMの他、新郎友人がピアノ演奏もしてくれて音楽が祝宴を盛り上げた
友人と選んだビジューのドレスに三日月のシンプルな髪飾り。ケーキは全部食べられるエディブルフラワーを飾って
天井高6メートルの開放的なサロンでの祝宴もクライマックスへ
2人の妹と弟と中座を
和ばらを束ねたのはロシアから取り寄せたシルクのリボン。結婚証明書を入れたボトルには祖母への感謝を込めてミモザも添えて
天井が開閉式のチャペルは心地よい空間
クラシックならせん階段で撮影も
「頭から星が降ってきたようなイヤリング♪」を揺らして。七つ星の珍しいデザイン
自ら描いたロゴを受付に。キャンドルはふたりで手作りした
東京都墨田区
K.I.さん(26歳)
H.I.さん(26歳)
挙式日:2020年12月19日
会場:リストランテASO
ゲスト数:64名
会社の同期。3年の遠距離を経て結婚。コロナ下の準備は大変だったが「ふたりの人生のいい経験でした」。
※ゼクシィ首都圏版2021年12月号より転載
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