【結婚式レポートin秋田県】画面にずらりと並ぶみんなに思わずうるっ!
オンラインとリアル参加で大勢と時間を共に
「人生の中で、結婚式は当然するものと思っていました」と仁美さん。ふたりにとって結婚式はこれまで関わった人へ感謝と決意を伝える場。だからできるだけ多くの人を招きたいと思っていた。それが新型コロナウイルス下という状況によって難しくなった。挙式日を延期せず予定通り行ったのは、人生におけるタイミングを大切にしたかったから。遠方ゲストなどの参加が困難となったが、オンライン参加という手段を用意することができた。異例のことに直前まで微調整を何度も重ね、それでも「会場内の人とオンライン参加の人と温度差があったらどうしよう」と、不安を胸に迎えた結婚式当日。披露宴会場の扉を開けると、目の前のゲストと共にスクリーンいっぱいに懐かしい笑顔がずらり。ホッとした気持ちや嬉しさの中でパーティは進む。画面越しのスピーチ、新婦によるクラリネット演奏、家族とのお色直し中座。大切な一瞬一瞬を、時折涙しながら見守ってくれる温かさが、画面越しにも伝わってくる。「気持ちはつながっている」そんな想いを証明するように、お開きの直後、ふたりのスマホには、オンライン参加のゲストからのメッセージが次から次へと届いた。
結婚式を挙げる目的の一つは、「綿帽子の花嫁姿に憧れていた」という新婦母の思いを、代わりに叶えてあげたかったから。花嫁の手紙でもその思いを伝えた
白無垢は紅色の縁取りが艶やかなもの。リングピローも同じデザイン
ファーストミートでは父母が嬉しそうに娘の晴れ姿を撮影
白無垢に合わせて紅白でアレンジしたネイル
最初から退場の瞬間まで、多くのゲストがオンライン参加
新婦が小学校から続けてきたクラリネット演奏を初めて見て、聞き入る新郎。ずっと演奏会やコンクールを見守ってきてくれた新婦の父母も「とっても上手だった」とほめてくれた
今もバスケットボールを続ける新郎。ふたりを象徴するバスケットボールとクラリネットのキーホルダーをあしらったウエルカムボード
サーブ回数を抑えて感染予防対策ができるように、料理は華やかなお膳仕立て
ふたりの干支の動物で作ってもらったウエイトドールを父母へ
思い出の写真を映像で
プチギフトはオリジナルタグで彩ったアルコールジェル
秋田県秋田市
加藤圭悟さん(28歳)
仁美さん(30歳)
挙式日:2020年11月14日
会場:秋田キャッスルホテル(秋田県)
知人の紹介で出会う。温泉好きな彼女の影響で以前はふたりで国内の温泉へ。1年2カ月の交際を経て結婚。
※ゼクシィ青森・秋田・岩手版2021年7月号より転載
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