【結婚式レポートin東京都】笑顔あふれる一日ってこういうことなんですね

雅楽の音色に導かれ、橋を参進する一行。その中で、「いよいよ始まるんだとワクワクしました」と、ついニコニコしてしまう紗穂さん。娘の手を引く母は「口閉じなさい」とたしなめる。いつもの日常のような一コマが、不思議と忘れられない瞬間になった。
初詣や七五三といった節目に戻れるように、神社での挙式を選んだふたり。コロナ下という厳しい状況だったけれど、新婦は生来、前向きな性格。この中で準備を含めてどれだけ楽しめるか、かえって力が湧いた。最初に取り掛かったのは、折り鶴。彼とせっせと折った鶴を浴びた挙式後の折り鶴シャワーでは、集まってくれたみんなの気持ちが嬉しかったのと、鶴が彼の頭に留まったのがおかしくて、ずっと笑っていた。
続くパーティでは、全員が参加できるように用意した“謎解きゲーム”で大盛り上がり。ふたりが写真を撮ろうと誘っても「今解いてるから待ってて」と止めるほど夢中な人、正解し歓声を上げる人、反応の一つ一つが嬉しくてグッときた。「皆さんの表情を見たくてマウスシールドを用意したんです。結婚式は本当に笑顔があふれる場ですね」とふたり。節目に戻る場所はそんな幸せな記憶に彩られた。

「両親が人生の節目に再訪できる神社で式を挙げたことに魅了された」と新婦。理想の夫婦である父母のようにふたりも神社で。彼も共感してくれた

ふたりで用意した折り鶴シャワーの鶴。「準備も本当に楽しかったです。それは私以上に頑張っていた彼のおかげ」と新婦。彼への信頼と愛が深まった

プロを招いて行った“謎解きゲーム”は仕掛け満載の体験型で、会場中が本気モードに

友人との中座では、号泣した彼女につられて涙

母が集めていたウサギグッズに囲まれて育った新婦。デザートにもウサギ形フィナンシェを

緊張よりも喜びに包まれた参進

彼に引き渡すとき背中を押してくださいと指示され、「強い方がいい？」と冗談を言う父。いつも通りのやりとりに泣けてしまった新婦

母と選んだえんじ色のドレスにお色直し

サーブ回数を抑えられるお重スタイルで感染対策。ふたを開ける楽しみも一緒に提供

著名建築家によるデザインが決め手になった絵になる会場

両家の鏡開きでめでたさ一色に

Profile

東京都新宿区
本名和樹さん（32歳）
紗穂さん（33歳）

挙式日：2020年11月28日
挙式会場：東郷神社
披露宴会場：ルアール東郷
ゲスト数：61名

海外との遠距離期間を含めて３年交際。“謎解きゲーム”をはじめ、お酒や旅行など好きな共通点がいっぱい。

※ゼクシィ首都圏版2021年5月号より転載

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