【結婚式レポートin長野県】アルプスの山々に見守られ、夫婦の一歩を踏み出しました
辛さを乗り越えみんなで迎えた笑顔の一日
出会い、共に学んだ南信州の地で結婚式を挙げたいと願ったふたり。駒ヶ根市で毎年開催されている、地元観光協会主催の「純白の結婚式」に応募することにした。挙式の会場に選んだのは、芝生の広場から中央アルプスの大パノラマが広がる「ふるさとの丘」。「普段着で気軽に来てほしいから」と、友人は自由参加に。当日駆け付けた多くの友人や親族に見守られ、雄大な山々を背に誓いを立てた。「入場したとき、目の前に広がった中央アルプスの姿が本当にキレイで。感動しました」
続く披露宴は、市内のフレンチレストランで。文通から始まったふたりのなれ初めや今までにやりとりした手紙を紹介したり、ゲスト一人一人のために選んだ曲をCDにしてプレゼントしたり。終盤には、ふたりが得意な書で「一歩」という字を披露した。書に込めたのは「辛いことを乗り越え、一歩ずつ夫婦で歩んでいく」という決意だった。昨年父が他界し、結婚式を迷っていたという新婦。「私たちの門出に親族が揃い、久しぶりに笑顔になれたことがうれしくて」。これから先、たとえ辛いことがあっても、今日を思い出したら前向きに乗り越えていける。そんな勇気と共に踏み出す「一歩」となった。
文通で交わした手紙をゲストに配って、交際のエピソードを披露。かつて新郎が新婦に贈り、文通のきっかけになった小説も紹介した
快晴の空の下、アルプホルンの音色が響き渡り、「純白の結婚式」がスタート。大学の友人たちも大勢駆け付け、ふたりをにぎやかに祝福した
二次会は、ふたりの思い出が詰まった大学生協で
白×グリーンを基調にした、小ぶりの造花ブーケ
ゲストのイメージに合う曲や思い出の曲を、一曲ずつ選んでプレゼント。各ゲストの人となりも紹介しながら
新郎の職場がある青森の県木・ヒバを磨き上げ、親への思いを記して記念品に。大学で林業を学んだふたりらしく感謝を伝えた
ふたりが一本の筆で記した「一歩」の書に、夫婦の誓いを込めて
ウエディングプランナーを目指す地元高校生が、ふたりの式の打ち合わせに同席。当日は、リングの運び役も務めてくれた
フラワーシャワーの祝福に感動したという新郎。「みんなが遠くから祝いに来てくれたことが、本当にうれしかったです」

青森県青森市在住
松岡勇介さん(26歳)
栃木県さくら市在住
美希子さん(24歳)
挙式日:2020年2月1日
挙式会場:ふるさとの丘(長野県)
披露宴会場:ボン・コパン(長野県)
ゲスト数:18名
出会いは大学生協のアルバイト。新郎の卒業を機に、文通から交際がスタートし、遠距離恋愛を経て結婚へ。
※ゼクシィ長野・山梨版2020年9月号より転載
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