【結婚式レポートin宮崎県】境内の玉砂利の上を家族と歩く夢が叶いました

挙式場所として宮崎神宮を選んだ新婦にはある思いが。今から９年前のこと、母の通院に付き添い、診察を待つ間に単身、神宮の境内をぶらぶらしていたときに、たまたま目にしたのが参進の行列だった。「それ以来、ずっと憧れていたんです」。こうして迎えた自身の晴れの日。本殿へと続く長い参道を歩く緊張した面持ちの両家の中にあって、新婦だけはほほ笑みを絶やさず、草履の裏に響く玉砂利の音色を楽しんでいた。
挙式後はデザイナー建築で名をはせるホテルへ。挙式と披露宴で場所を変えたのは新郎が映像設備を気に入ったから。この日のために、映像など披露宴のプログラムを新郎が、会場コーデなど披露宴の装飾や雰囲気づくりを新婦が担当。ゲストを楽しませようとするふたりに対して、披露宴ではゲストからも熱い祝福が。余興はもちろん、合間の撮影タイムも、ふたりの周囲には常に人だかりができ、大にぎわいだった。
結びの謝辞で、新郎はゲストにこう伝えた。「普段は人を笑わせてばかりの僕を、由紀ちゃんが笑顔にしてくれる。ふたりで手を取り合って、これからの人生を歩いていこう」。ふたりが歩きだした「人生」という名の道。この日、出席したすべてのゲストがその門出を明るい笑顔で祝福した。

簡単には割けない葉から夫婦円満につながるナギの植えられた境内を両家で歩く

新郎側、新婦側、それぞれの位置で三三九度。その後、新郎新婦が揃って前へ進み、笑顔の指輪交換

挙式の白無垢をヘッドドレスでアレンジ。新婦母と妹に中座のエスコートをお願いした

新郎友人による漫画のウエルカムボード

ゲスト席には席札以外に新郎の写真が。一枚ずつポーズを変えた理由はお色直しの再入場で判明。高砂席で新郎が取ったポーズと同じ写真を持っているゲストにプレゼント！

美容室勤務時代にお世話になった先生が着付けとヘアメイクを担当

センス抜群の新婦が考えた高砂席とケーキ

新郎はきょうだいと列車スタイルで中座へ。新郎父母が笑顔で見送った

新郎友人による白鳥の余興にゲストはびっくり。子どもゲストにキャンディーを配ったり、新郎父と腕を組んで拍手を浴びたり。気配り上手を発揮していた

新郎から新婦へ花束のサプライズ。思いがけないプレゼントに新婦の笑顔がはじけた

Profile

宮崎県都城市在住
澤井 健さん（27歳）
由紀子さん（27歳）

挙式日：2018年12月1日
挙式会場：宮崎神宮
披露宴会場：ガーデンテラス宮崎　ホテル＆リゾート
招待客数：120名

出会いは共通の友人による紹介。2015年に交際スタート。2017年10月、新郎が台風にめげずプロポーズ。

※ゼクシィ宮崎・鹿児島版2019年8月号より転載

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