「結婚式、やらなくてもいいかも」と思っていた私が、少人数婚を選んだ理由
「目立つのは苦手」「準備が大変そう」と、最初は結婚式をしないつもりだったカップルは少なくありません。でも、人生の大切な節目を前に、ふと気持ちが変わることも。そんなふたりに選ばれているのが、大切な人だけを招く「少人数婚」です。今回はさまざまな理由で結婚式に消極的だった3組が挙げた素敵な少人数婚の実例を紹介。無理のない心地よい結婚式の形を、ぜひ参考にしてみてください。
「目立つのは苦手」「準備が大変そう」と、最初は結婚式をしないつもりだったカップルは少なくありません。でも、人生の大切な節目を前に、ふと気持ちが変わることも。そんなふたりに選ばれているのが、大切な人だけを招く「少人数婚」です。今回はさまざまな理由で結婚式に消極的だった3組が挙げた素敵な少人数婚の実例を紹介。無理のない心地よい結婚式の形を、ぜひ参考にしてみてください。
画像:まどころさんの少人数婚(ゲスト数39名)
「結婚式はやらなくてもいい」と思いつつも、心のどこかで「本当に何もしなくていいのかな?」と迷いを感じているプレ花嫁さんは意外と多いもの。 そんなモヤモヤを抱えるふたりが「ちょっと気になる」のが、「少人数婚」という選択肢です。
最初はためらっていたものの、情報を集め始めるうちに「少人数ならやってもいいかも」と思い始め、やってみたら「すごくよかった」と満足している先輩カップル、実はたくさんいます。どのような経緯で、どんなふうにふたりらしい少人数婚を叶えたか、先輩カップル3組のリアルな想いと体験をひもといていきましょう。
結婚式に対して「たった一日のために、何百万円という大きなお金をかける価値があるのかな?」と疑問を感じていたというまりさん。「花嫁花婿姿の写真を撮るだけでもいいかもしれない」と考えることもありました。ただ、親あいさつの際に自分の親から結婚式を望む声を明確に聞いていたため、きっぱり「やらない」と決断することもできずにいました。
そんな中、ブライダルフェアで結婚式への憧れを思い出し、「やっぱりやったほうがいいのかな」と悩んでいたまりさんの背中を押したのは、「悩む理由がお金だけなら、やった方がいい」という彼からの言葉でした。「今やらなかったら、この先もう機会はないかもしれない」と気付き、結婚式を挙げることを決意。彼とも相談しながら、費用面への納得感や自分たちらしさを大切にし、本当に親しい家族と友人だけを招いて一人一人とゆっくり話せる「少人数婚」というスタイルを選びました。
当日は、大切なゲスト22名に見守られながらキリスト教式で誓いを。披露宴では祝辞や余興をあえてカットし、代わりにテーブルインタビューを取り入れるなどゲストとの距離を大切にしたアットホームな進行にこだわりました。披露宴会場は少人数婚にぴったりの広さで、高砂席にいながら友人テーブルの会話に交ざれるほどの心地よい距離感だったそう。高砂席から大好きなゲスト全員の顔を見渡した瞬間、自分たちのために集まってくれたことへの感謝と、これ以上ない幸せを感じたと言います。
「やらない」という選択ももちろんありだけど、もし少しでもやりたい気持ちがあるなら、自分たちに合う形を探してみてほしいなと思います。迷った末に選んだ少人数婚でしたが、最後にはしっかりと“結婚式にお金をかける意味”に納得し、心から「やってよかった」と実感。ふたりにとってかけがえのない宝物の時間になりました。
結婚式に対して「絶対にやりたい」という強い気持ちがあったわけではないというChikaさん。費用や準備の負担を考えると、「本当にやった方がいいのかな?」と迷いがあったそうです。一方で、「婚姻届の提出だけで終わるのは少し寂しい」「人生の節目として、何かしら形に残したい」という思いもあり、どうすべきか決めかねていました。
そんなとき、SNSで偶然見かけた少人数婚の実例に心が動きました。家族や親しい人たちだけで過ごすゆったりとした雰囲気に惹かれ、「こういう形なら自分たちにも合いそう」と感じたと言います。彼も賛成し、選んだのは沖縄でのリゾート婚。両家の家族のみ7人を招き、大がかりな演出はあえて入れず、歓談を中心にしたアットホームなスタイルで挙式と会食を行うことに決めました。
当日は家族に感謝を伝えるファミリーミートからスタート。対面した瞬間、結婚する実感が一気に湧き、普段は言えない気持ちが込み上げてきて、一生忘れられない時間になったそう。チャペルでの人前式、挙式後のフラワーシャワーやカクテルパーティで和やかに盛り上がった後、会食へ。三線の生演奏も取り入れ、リゾートらしい開放感と温かさに包まれ両家の距離が一気に縮まりました。家族からも「近くでちゃんと見られてよかった」と喜ばれ、少人数婚ならではの距離の近さに感動したといいます。
“やる・やらない”の二択で悩むより、“どんな形なら自分たちがやりたいと思えるか”を一度考えてみるのがおすすめです。私にとって少人数婚は、無理なく前向きに結婚式を考えられる、自分たちにぴったりの選択肢でした。
もともと結婚式に対して強い憧れがあったわけではなく、「別にやらなくてもいいかな」と思っていたKarenさん。特別な理由はないものの、大がかりな準備をすることや、大勢の前に立って主役になることを想像すると、どうしても積極的に「やりたい!」という気持ちにはなれずにいたそうです。
そんな彼女の気持ちを大きく動かしたのは、祖母の「自分のためにたくさんの人が集まってくれるのは、結婚式とお葬式だけだよ」という深い言葉でした。思わずはっとし、「確かにそうかもしれない。結婚式、やろう」と心境が変化したと言います。「本当に呼びたい人」だけをリストアップした結果、ゲストは39名に。最初から少人数婚を意識したわけではありませんでしたが、「とにかく全員とゆっくり話す時間をつくりたい」という思いが、自然とこの心地よい規模感に繋がりました。
選んだ会場は、美しい絵画やらせん階段で彩られた優美なレストラン。挙式前には、ファーストミートに続き、家族へ晴れ姿を見せるファミリーミートの時間もしっかり確保しました。披露宴でも歓談の時間をたっぷり設け、友人たちからは「新郎新婦とこんなにたくさん話せるんだ!?」と驚かれるほど。お色直しでは洗練されたブラックドレスに身を包み、ゲストと笑顔でグータッチを交わすなど、終始リラックスしたムード。おいしい料理を堪能しながら、大切な人たちと涙し、笑い合えた最高の一日が叶いました。
楽しみにし過ぎて早めに会場に来てくれた祖母の姿を見たときや、大好きな友人たちと近い距離でたくさん話せたとき、「結婚式をやってよかった」と心から実感しました。自分たちに合ったサイズ感で、大切な人たちにしっかり感謝を伝えられる時間、ふたりの人生の大切なけじめになりました。
実例3組の花嫁が最初に結婚式をためらっていたのは、大がかりな「大人数婚」を想像していたからかもしれません。実際に挙げたのは「ゲストと近い距離でリラックス」できて「“見せる”より“過ごす”」少人数婚。もちろん大人数婚ならではの華やかさや盛り上がりも魅力です。“どちらが正解か”ではなく、ふたりに合う「心地よい形」を見つけるために違いをまとめてみました。
| 【少人数婚】 | 【大人数婚】 |
|---|---|
| 招待人数が少ない分、結婚式にかかる総額費用は抑えやすくなります。その浮いた分で、お料理のランクを上げたり憧れの衣裳を選んだりと、「ここだけは譲れない」という部分に予算を集中させやすいのが特徴。「自分たちが納得できるお金の使い方ができた」という先輩花嫁の声も多く見られます。 | 人数に比例して、総額はどうしても大きくなる傾向にあります。ただ、その分スケールの大きな会場を選べたり、華やかな演出を取り入れやすかったりするのが魅力。また、頂くご祝儀の額も増えるため、結果的に「ふたりの自己負担額」としては少人数婚と大きく変わらないか、抑えられるケースもあります。 |
| 【少人数婚】 | 【大人数婚】 |
|---|---|
| 招待ゲスト選びや席次の悩みが少なく、招待状の発送や引出物の手配、席次の決定など、ゲストに関する準備の負担がグッと減ります。大がかりな演出の準備も少ないため、短期間のスケジュールでも無理なく進めやすく、仕事が忙しいふたりやマタニティ婚にも嬉しいスタイルです。 | ゲストのリストアップから配席、余興やスピーチの依頼などゲストの調整が発生しやすく、決めるべきことや準備量は多め。パートナーとの協力が不可欠ですが、その分ふたりで一つの大きな“イベント”をつくり上げる達成感やワクワク感を楽しめます。 |
| 【少人数婚】 | 【大人数婚】 |
|---|---|
| “やりたくない定番演出”は思い切って省き、歓談メインの進行にしやすいのが特徴。「余興をなくして全員と写真を撮った」「自由に席を移動して歓談」など、一人一人とゆっくり会話を楽しめます。 | 映像やダイナミックな演出を取り入れ、披露宴らしい華やかな盛り上がりをつくりやすいのが魅力。大勢のゲストから祝福を浴び、会場全体での一体感やライブ感を味わえるのは大人数ならではの醍醐味です。 |
| 【少人数婚】 | 【大人数婚】 |
|---|---|
| 「いつもの食事会の延長のように自然体で過ごせた」「緊張せず、ゲストの表情がしっかり見えた」という声が多いように、アットホームでリラックスした空気が最大の魅力。等身大のふたりで温かなおもてなしが叶います。 | 日常を離れた特別感と、会場全体が一体となる大きな盛り上がりが魅力。たくさんのゲストからの祝福の拍手や歓声に包まれる、特別感を存分に味わうことができます。 |
ここまでの比較を踏まえて、それぞれどんなカップルにおすすめなのかをジャッジ!どちらが多くあてはまるか、チェックしてみて。
結婚式は、「盛大にやる」か「全くやらない」かの二択ではありません。 目立つ演出や大がかりな準備をしなくても大丈夫。大切な人たちとゆっくり言葉を交わし、感謝を伝える時間をしっかりと形に残す。 少人数婚は、そんなふたりにとって無理のない“ちょうどいい結婚式”を叶えてくれる選択肢です。「結婚式、どうしようかな」と迷っているふたりは、ぜひ自分たちに合う心地よい形を探してみてくださいね。
文/笠原恭子 構成/山崎裕香子(編集部)
※記事内のコメントは2026年4月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー46人が回答したアンケートによります。
※掲載されている情報は2026年6月時点のものです