LGBTQ+カップルの婚約・結婚指輪<実例>お店選びやセレモニーの取り入れ方って?
LGBTQ+カップルのエンゲージリング&マリッジリングの物語は、それぞれにスタイルがありカラフルに輝いています。今回は女性同士カップルのプロポーズから指輪購入、挙式セレモニーまでをご紹介。お店の選び方や気を付けるポイントなど、実体験から生まれたお役立ち情報もお見逃しなく。
LGBTQ+カップルのエンゲージリング&マリッジリングの物語は、それぞれにスタイルがありカラフルに輝いています。今回は女性同士カップルのプロポーズから指輪購入、挙式セレモニーまでをご紹介。お店の選び方や気を付けるポイントなど、実体験から生まれたお役立ち情報もお見逃しなく。
今回、紹介するのは…
左:Kさん(30歳)
右:Rさん(30歳)
誰とでも仲良くなれる社交的なKさんは会社勤めで、毎日、結婚指輪を着けて出勤。一方、思い立ったら一直線のRさんは看護師をしつつ、パーソナルカラーや骨格診断など行うイメージコンサルタント、さらにブーケデザインも手掛ける。看護師業の際は結婚指輪を外しているが、副業中や休日は必ず着けている。
結婚式当日も指輪の輝くシーンがいろいろ
選んだ婚約指輪は3つの石座の上で
ユリの花をモチーフにダイヤが七色に輝く
ペアのマリッジリングは多石メレ付きで
指が細く見えるデザイン
アプリで出会ったふたりは住まいが近く、おしゃべりのノリも価値感も合ってお付き合いするように。その後、ふたりで住まいを購入するためパートナーシップ制度を利用し、結婚式の準備へ──。
ライフステージが変わっていく道のりの途中、友人によるテーマパークでの前撮りをしている時にKさんからガラスの靴を贈ってプロポーズが。後日、Rさんは「私からも」と旅先の1棟貸し切りの旅館でお花と思い出動画を贈ってプロポーズした。
早速、結婚式に向けて指輪購入を計画。まずはRさんひとりで憧れのブランドを訪問したもののピンとこず。『ゼクシィ』でリサーチして“世界三大カッターズブランド”の一つへ。ネット検索をしてLGBTQ+フレンドリーであることも確認できた。
ふたり揃って同ブランドを2店舗巡り、さらにブライダルリングの専門店も訪れ、全3店舗訪問。各店舗とも約2時間滞在し、30ほどのリングを一つ一つ手にしてじっくり吟味した。
KさんからRさんに贈った婚約指輪はユリの花をデザインしたもの。スタッフから「上からではなく指先から見られることが多い」とアドバイスを受けて、美しい横顔にほれ込んで決めた。プラチナの結婚指輪は斜めに走るラインに小さなダイヤをちりばめた細見えデザインで、ふたりとも気に入ってお揃いにした。
完成した指輪はクリスマスにピックアップ。
街角のツリーを背景に記念撮影も
結婚指輪にはふたりのイニシャルを刻印した
予約時に「同性カップルなんですが」とふたりの関係性を伝えて訪問しました。サイトなどにLGBTQ+フレンドリーと打ち出していなくても、普通に対応してくれるお店はあると思うので、憧れのお店を見つけたら問い合わせてみると良いと思います。私たちの場合、個室ではなかったけれど、特別な視線を感じることなく指輪選びをクタクタになるまで楽しめました。同じブランドでもスタッフさんの対応が異なるので、複数店舗あるならいくつか足を運ぶのもオススメです。(Rさん)
リングピローのバラの花は
Kさんの祖母が練習して作ってくれた贈り物
結婚式当日、キリスト教式での指輪交換はちょっとしたハプニングも。ふたりとも同じデザインでサイズは1号違いだったので、先に指輪をはめる役のKさんは「どっち?」と祭壇で冷や汗。しばらく見極めて…正解!続くRさんはスイスイ指輪をはめてあげてニッコリ。60名のゲストに見守られ、温かな拍手に包まれた。そしてRさんは「婚約指輪も着けたいっ!」と重ね着けして披露宴へ──。
結婚式後、普段は装飾品を着けないKさんは毎日、結婚指輪をして出勤するように。「ほんまにダイヤがきれいで、これだったらずっと着けていたいと思って」とKさん。職場ではふたりの関係を話していなかったが「結婚したん?」と聞かれ「まぁそんな感じですね」とかわすこともあれば、「実は…」とパートナーが女性であることを打ち明けた人も。“おっちゃん”と呼んでいる先輩からは結婚祝いを頂いた。「無駄にうそをつかなくてよい人が増えて少し気が楽になりました」(Kさん)。
一方、Rさんは全方向オープンにしているものの、仕事の都合で結婚指輪を着けられない日も。その分、記念日など特別な日には、婚約指輪と重ね着けして心弾ませている。購入から約2年たった今も、ふたりで指先を眺めては七色に輝くダイヤにほれぼれ。「きれいやね」と日々の癒やしになっている。
重ね着けリングとともに、ドレスやブーケに合わせて
オーダーしたネイルチップで手元も華やかに
新居では、Kさんからのプロポーズで贈られた
ガラスの靴も一緒に並べて飾っている
挙式前に、会場のスタッフさんから「指輪を間違えないように」と言われていたけれど、緊張からどっちがどっちの指輪かチェックするのを忘れてしまって祭壇で焦りました。デザインやサイズが似ているカップルさんは要注意。挙式が始まる前に、冷静にチェックしてください。(Kさん)
【RING DATA】
訪問店舗:4店舗
完成までの期間:約1カ月
婚約指輪:メレダイヤモンド付き3石リング 約40万円
結婚指輪:プラチナ×ストレートリング(多石メレ付き) ふたりで約22万円
ブランド:ラザール ダイヤモンド
プロポーズで婚約指輪を贈る人も多いけれど、Rさんが指輪への思い入れが強かったので、ふたりで一緒に検討することにしたそう。事前に下調べをして金額やデザインなど目星をつけてから、お店を予約。憧れのブランドを巡り、プロのアドバイスを受けながら吟味して、自分サイズに仕上がったらピックアップ!ふたりのように一緒に選べば、全ての流れが忘れられない思い出になるはず。
構成・文/千谷文子
※掲載されている情報は2025年11月時点のものです