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[全文掲載] 花嫁の手紙vol.57~手紙を通じて自慢の家族を紹介する~

花嫁の手紙を読む新婦

花嫁が親や家族への思いをつづった手紙を読む「花嫁の手紙」は、結婚式の定番演出。普段言えなかった素直な気持ちを伝えられる良い機会ですが、何をどう書いていいかわからない…なんて悩む花嫁さんもいるのでは?そこで卒花の実例から、あなたが花嫁の手紙を書くためのヒントやコツを見つけてみませんか?

「どうせなら、私の自慢の両親をみんなに紹介しよう!と思いました」

当初、さくらさんは「両親への感謝をみんなの前で読むのは少し違うかも」と感じ、打ち合わせの段階では花嫁の手紙の演出を予定していませんでした。ところが、その後先輩花嫁たちから「読んでね~」と声をかけられることが重なり、考え直すことに。ゲストの前で手紙を読むなら、感謝を伝えるだけでなく「どうせなら、自慢の両親をみんなに紹介したい!」と気持ちが切り替わったそうです。その瞬間、自然とペンを取りたくなり、驚くほどスラスラと書き上げることができました。

■招待ゲスト数…30名(家族、親族、友人、職場関係)
■花嫁の手紙を書き始めた時期…式の約1カ月前
■花嫁の手紙を書くのに要した時間…3日間
■式で花嫁の手紙を読んだ時間…約6分

【GOODポイント&感動ポイント】

数々のウエディングで司会という枠にとらわれず、たくさんの花嫁さんの結婚式の演出や「花嫁の手紙」の相談にも乗っている優月さんにコメントを頂きました。(優月りなさんInstagram/@ mc_yuzuki_rina)

「具体的なエピソード×感謝×ユーモア」が絶妙なバランスでGOOD

【A】に書かれた気持ちの流れがとても自然です。あえて「読まないつもりでした」と切り出すことで、「なぜ?」と興味が惹かれ一気にゲストの気持ちをつかんだと思います。具体的なエピソードを交えて親を紹介しているのも、感謝やユーモアがバランス良く盛り込まれていて心を動かされました。特に、下線部の表現はユーモアがあり、手紙の良いアクセントになっていると感じました。
 
【B】に書かれた家族のカタチについての言葉。現代的な価値観が自身の体験からにじみ出るように語られていて表現もスマートですね。【C】に書かれている親への呼びかけもとても感動的です。最後は親への直球の言葉で締めており、涙を誘う素晴らしい結びだと感じました。(優月さん)

花嫁の手紙「読んでどうだった?」「受け取ってどうだった?」

このお手紙を書いたさくらさんと、お手紙を受け取ったお母さまにお話を伺いました。

手紙を読んでどうだった?

新婦
改めて両親への感謝を実感しました

両親との懐かしい記憶をたどりながら手紙を読むことができて、改めて両親への感謝を実感しました。会場のゲストが涙を流して話を聞く…という雰囲気をつくりたくなかったので、笑い声や、うんうんとうなずきながら聞いてくださっている姿が印象的でした。

一番伝えたかった気持ちは?

新婦
「ありがとう!そして子育てお疲れさまでした」です

両親、特に母が常々「結婚式が終わらないと子育てが終わった気がしない」と言っていたので、花嫁の手紙で「ありがとう!そして子育てお疲れさまでした」と最後に伝えることができて嬉しかったです。花嫁の手紙を書いた後から、家族との時間をカタチとして残しておきたいと思うようになり、家族との写真をたくさん撮るようになりました。

苦労&工夫したポイントは?

新婦
自分らしさを大切に書き進めました

両親それぞれの思い出を抜粋して、その中で親も思い出に残っているであろうエピソードを選び、自分らしさを大切にして書き進めました。また、聞き手にとって頭の中に情景が浮かびやすいか…もエピソードを選んだポイントです。できればエピソードを聞いて笑ってほしいなと思って書いたものもあったので、その意図がうまく伝わって嬉しかったです。

後輩花嫁さんにアドバイスを

新婦
聞き手が頭の中で情景が浮かぶように書くと印象に残ると思います

聞き手の頭の中で情景が浮かぶような手紙にすることで、ゲストの印象に残り、飽きずに楽しみながら聞いてもらえるのではないかと思います。私は両親への感謝を必ずしも結婚式で、参列してくださった皆さまの前で読む必要はなく、家で手紙を読むこともできると思っています。だからこそ、ゲストの前で読む手紙は、皆さんが聞いていて楽しめるもの、情景が浮かぶものにすると、みんなで素敵な空間がつくれる気がします。

お手紙を受け取ったお母さまより

新婦母
ありがとう!正直に嬉しいです!

「母親の作るご飯は一番」「ウエディングドレスとブーケを作ったこと」「聴覚に障害がありながら車を運転していること」など、いろいろ褒めてもらって、恥ずかしくてどんな顔をしたらよいかわかりませんでした。障害があっても一生懸命やろうと決めてきたけれど、でもありがとう!素直に嬉しいです。これから素敵な旦那さんと、オンリーワンの人生を歩んでください。楽しみにしています。

From編集部

全体のトーンを考えてから、手紙を書いてみませんか

今回の手紙を書いたさくらさんは、「大切な家族を自慢したい。そして、手紙を聞いたゲストには笑ってほしいな」と思いながら手紙をつづったそうです。後日、友人ゲストからは「人柄や思い出話を通して、新婦のご両親にも親近感が湧いた」との感想が寄せられました。

さくらさんのように、全体を感動的にしたいのか、それとも少し笑いを交えたいのか…、書き始める前に文章全体のトーンを決めておくと、構成や内容、表現を考えるときにスムーズに進められるかもしれませんよ。

監修
監修優月さん

優月りなさん

MC・司会者・ナレーター・ラジオDJ

ウエディング業界歴18年で東京を中心に全国出張可能な司会者。幅広いスタイルの結婚式で新郎新婦らしさに溢れた人前式や、パーティの演出も提案。ブライダルモデル育成の経験から新婦の立ち居振る舞い、音楽やお手紙の相談など幅広く行っている。また、講師としても15名以上の司会者を輩出し、プロ司会者へオーダーメイドレッスンも行っている。

構成・文/RIE☆ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2025年11月時点のものです

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