40代に人気の婚約指輪 ~価格相場や選び方を紹介~
40代花嫁にはどんな婚約指輪が選ばれているのでしょうか。アンケートを取ったところ、40代花嫁の婚約指輪選びでは、シンプルで上品なテイストの中に自分らしさを取り入れ、高い品質や身に着けやすさ、ブランドなども重視していることがわかりました。この記事では、40代花嫁に人気の婚約指輪について詳しく解説するとともに、編集部おすすめの婚約指輪もご紹介します。
40代花嫁にはどんな婚約指輪が選ばれているのでしょうか。アンケートを取ったところ、40代花嫁の婚約指輪選びでは、シンプルで上品なテイストの中に自分らしさを取り入れ、高い品質や身に着けやすさ、ブランドなども重視していることがわかりました。この記事では、40代花嫁に人気の婚約指輪について詳しく解説するとともに、編集部おすすめの婚約指輪もご紹介します。
40代花嫁の婚約指輪の平均価格は46万5000円です。他の世代と比較してみると、20代が38万4000円、30代が39万5000円(「ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)」より)で、20~30代と比べると、40代花嫁は比較的高額の婚約指輪を贈られていることがわかります。
同年代の人と結婚することが多いことを前提とすれば、経済的に余裕が生まれる40代では婚約指輪にお金をかける傾向があるといえるでしよう。
40代花嫁に「婚約指輪を選ぶときに最もこだわったポイント」を聞いたところ、最も多かったのは「デザインや装飾」でした。40代花嫁は婚約指輪選びの際に、デザインや装飾に重きを置き、自分らしさを大切にしていることがわかります。自分の好みをよくわかっていて、“自分だけの”という特別感を求める40代の花嫁らしい選択といえるでしょう。
では、次からアンケートの結果から見えた40代花嫁が好む婚約指輪について、具体的に見ていきましょう。
婚約指輪のデザインは大きく分けて、大きなダイヤモンドが1粒だけ輝く「ソリティア」、センターダイヤモンドの脇に小さなメレダイヤモンドをあしらった「サイドメレ」、リング上に小さなダイヤモンドを石畳のように敷き詰めた「パヴェ」、同じ大きさのダイヤモンドをリング上に1列に並べた「エタニティ」があります。
40代花嫁に人気があるのは「ソリティア」のデザイン。ただし、この傾向はどの年代でも変わりません。気高くエレガントな「ソリティア」は婚約指輪らしいデザインで、幅広い年代で多くの女性たちの心を捉えています。
ソリティアは婚約指輪の王道。シンプルでエレガントなデザインに惹かれました。(ハチミツさん)
カジュアルな雰囲気もあり、さまざまシーンで身に着けられると思いました。(bbさん)
結婚指輪との重ね着けを考えており、エタニティがバランスよく見えたため、これに決めました。(YUさん)
40代花嫁の婚約指輪のセンターダイヤモンドのカラット数の平均は0.3ct。40代花嫁はただ大きければ良いと思っているわけではなく、身に着けやすく、目立ちすぎないという理由で0.3ct前後のダイヤモンドを選んでいる人が多いようです。
また、ダイヤモンドの輝きにもこだわり、品質もしっかりチェックしている模様。デザインや自分の手の雰囲気、大きさとのバランスにこだわっている人も見受けられました。
自分の手の大きさとのバランスが良く、日常的に身に着けていても、生活に支障がないと思いました。(ぴぴさん)
嫌みのない大きさ。着けていても、それほど重さや大きさを感じずに、心理的な負担もあまりありません。(myさん)
指輪のデザインとのバランスと見た目の華やかさで、この大きさを選びました。(ユニティーさん)
【ダイヤモンドのカラットについて】
ダイヤモンドのカラットは大きさではなく、重さを表す単位です。異なるカットの場合、大きさと重さは比例するとは限りませんが、同じカットで比較する場合は重さと大きさはおおむね比例すると考えてよいでしょう。婚約指輪にはラウンドブリリアントカットが用いられることが非常に多く、この記事では重さと大きさを同義と捉えています。
婚約指輪の素材は、プラチナやゴールドが一般的。ちなみに、ゴールドは混ぜる金属によって色合いが変化し、ピンクゴールドやイエローゴールドなどがあります。
40代花嫁に最も支持された素材はプラチナ。プラチナは変色や変質が少なく、希少性が高いのもブライダルリングにふさわしいとされます。美しい銀白色は上品で落ち着いた雰囲気があり、40代花嫁に人気が高いのもうなずけます。人気のソリティアのデザインの雰囲気にもマッチします。
シンプルな色合いで、自分の肌の色にも合いました。(Kaoさん)
高級感があり、落ち着いた色合いだから。さらに年齢を重ねても、違和感なく着けられると思いました。(ゆふゆふさん)
手持ちのアクセサリーがすべてイエローゴールドなので、統一感を持たせるために婚約指輪もこの素材にしました。(YUさん)
婚約指輪のリングのラインは大きく、ストレート、ウエーブ、V字の3タイプ。40代花嫁の人気が最も高かったのはシンプルなストレートでした。ストレートはどんなタイプの手指の人にも似合うラインといわれ、人気のソリティアのデザインが最も映えるラインとも言えます。
すっきりとして身に着けやすく、結婚指輪と重ね着けしても一体感がありました。(ハチミツさん)
シンプルだし、ソリティアのデザインにも合う。ダイヤモンドを最も美しく見せてくれるラインだと思います。(miroさん)
柔らかなイメージがありとてもエレガント。私の年代にとても合っていると思いました。(ゴン太さん)
婚約指輪は海外ブランドショップ(路面店や百貨店内ショップ)のほか、ブライダル専門店やセレクトショップ、一般宝飾店などで購入することができます。
40代花嫁では海外ブランドとブライダル専門店の人気が高く、海外ブランドを選ぶ人は憧れのほか、そのブランドが持つ歴史やクラフトマンシップ、普遍的なデザインなどに価値を見いだす人が多く見られました。
一方、ブライダル専門店を選んだ人は、ダイヤモンドの品質やデザイン、価格を理由に挙げている人が目立ちました。また、自分たちのこだわりを叶えられるフルオーダーを選んだ人も。40代花嫁は周りに流されず、自分が本当に大切にしている価値観を具体化できるブランドやショップを選んでいるようです。
親身になって相談に乗ってくれ、満足いく婚約指輪が選べました。コストパフォーマンスもよいと感じました。(チロルさん)
フルオーダーを選びました。希望をしっかり聞いてくれ、唯一無二の婚約指輪を手に入れることができ、満足です。(かちゅさん)
もともと好きなブランドだったし、魅力的なデザインもたくさんありました。夢が叶えられ、嬉しかったです。(トシトシさん)
デザインや装飾を第一のこだわりとして婚約指輪を選んでいる40代花嫁ですが、やはり価格は気になるもの。婚約指輪と一口に言っても、幅広い価格帯で提供されています。次からは、婚約指輪の価格が決まる要素についてご紹介します。価格との兼ね合いで悩んでいる人は、どうぞご参考に。
婚約指輪の価格を決める上で最も重要なファクターとなるのがダイヤモンドです。ダイヤモンドの品質は4C(カラット・カラー・クラリティー・カット)と呼ばれる指標で表され、この値が良いほど価格も高くなります。
ダイヤモンドを選ぶ際は、4Cの要素のうち何にこだわるのかを決めておくと、価格のバランスを取りやすくなります。すべてにこだわると価格は当然高くなりますが、1点だけこだわる項目を決め、他の項目の値は抑えめにしたダイヤモンドを探すと、予算内で納得いくダイヤモンドに出会える可能性が高くなります。
また、センターダイヤモンドの他に、メレダイヤモンドがあしらわれているデザインの場合も、メレダイヤモンドの数が多かったり、品質が高かったりすれば、価格も当然上がります。
リングの素材や幅・厚み(金属の量)も価格に関わってきます。婚約指輪の素材は先述したようにプラチナやゴールドが一般的。ここ数年ゴールドの価格は上がり続けており、最近はプラチナも高騰気味です。
1グラム当たりの価格はプラチナよりゴールドの方が圧倒的に高いのですが、婚約指輪に仕立てた際の価格差はいまのところそれほど大きくなっていません。金属を宝飾品に加工する際、プラチナやゴールドに他の金属を混ぜますが、婚約指輪の場合は、プラチナはその割合が95%または90%のPt950やPt900、ゴールドは75%のK18を使用するケースがほとんど。これが、プラチナとゴールドの婚約指輪で価格差があまり広がっていない理由です。
また、金属の量に関しては、リングの幅や厚みも関係してきます。幅が広く厚みがあるものは金属を使う量も多くなるので、価格は高くなります。
婚約指輪のデザインや細工も価格に関係します。ミル打ちや彫り装飾などは熟練の職人による高い技術が必要とされ、手間がかかるため、価格も高くなります。また、細かな金属細工などが施されているものも、同様に値段は高くなります。
風格を感じさせる王道のソリティアリング
透かし入りの高めの石座でダイヤモンドをより一層輝かせる
白バラのつぼみが開いていく姿をイメージしてデザインされた優美なソリティアリング。高めの石座には全周に透かしが入っており、たくさんの光を集めるため、ダイヤモンドの輝きが一層増します。その気高い佇まいは40代花嫁にこそふさわしいものといえるでしょう。
『レヴァランス』23万5400円~*(Pt950、ダイヤモンド0.18ct~)/ラザール ダイヤモンド ブティック
流れるラインが優美なイメージで手を優しく彩る
ストレートのアームながら、永遠をイメージした優美なラインが描かれ、シャープな中にも柔らかさを感じるデザインになっています。高水準の強度と硬度を備えた独自のプレミアムプラチナを用い、日常的な着用も安心。ふたりの人生に長く寄り添ってくれるでしょう。
『Aqua Loop/アクアループ』40万1500円(4℃プレミアムプラチナ〈Pt950〉、ダイヤモンド0.3ct)/4℃ BRIDAL
河の流れのようにたゆまなく流れるふたりの人生をイメージ
フランス語で「河」の意味を持つこの婚約指輪は、ダイヤモンドを挟むように配されたアームが優美なカーブを描くのが印象的。ダイヤモンドの輝きを引き立てるデザインで、程よくフェミニンな雰囲気です。カーブが緩やかなので身に着けやすく、結婚指輪との重ね着けもしやすいでしょう。
『Fleuve/フレーヴ』23万1000円~*(Pt950、ダイヤモンド0.15ct~)/ヴァンドーム青山
40代花嫁にふさわしいダイヤモンドの存在感
センターダイヤモンドの両サイドに大きめのメレダイヤモンドを飾ったラグジュアリーな婚約指輪。センターに向かってアームが緩やかに絞られていて、ダイヤモンドがより存在感を増して見えます。上品さの中に愛らしさを感じさせるデザインが魅力です。
『First Meet/ファースト ミート』26万4000円~*(Pt950、ダイヤモンド0.15ct~)/ヴァンドーム青山(ヴァンドーム青山本店限定)
隙間なく並べられたダイヤモンドの輝きに圧倒される
粒ぞろいのダイヤモンドを整然と並べたエタニティリングは、極限まで小さくした爪で留められているため、ダイヤモンドの輝きが際立ちます。日の光を浴びてキラキラと輝く様を見ていると、自然と気持ちも上向きに。ハーフエタニティなので身に着けやすく、結婚指輪との重ね着けで出番も増えるはずです。
『マチネ』34万3200円~*(Pt950、ダイヤモンド)/ラザール ダイヤモンド ブティック
シンプルで上品なテイストの中に自分らしさを取り入れ、高い品質や身に着けやすさ、ブランドなども重視して婚約指輪を選んでいる40代花嫁。婚約指輪はふたりにとっての大切な記念の品となりますから、アンケートから導き出された傾向は傾向として、自分が納得いく婚約指輪を選ぶことをおすすめします。
ヴァンドーム青山(ヴァンドーム青山本店)
TEL:03-3409-2355
ラザール ダイヤモンド ブティック(銀座本店)
TEL:03-6263-9061
4℃ BRIDAL
TEL:03-5719-3266(エフ・ディ・シィ・プロダクツ)
構成・文/粂 美奈子 イラスト/寺澤ゆりえ D/ロンディーネ
※記事中のデータ(明記なし)およびコメントは2025年8月に、婚約指輪を持っている40代の女性110名が回答したマクロミル調査によるものです
※記事中のデータ(明記)は「ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)」によるものです
※指輪の価格は2025年9月取材時のものです。価格はダイヤモンドの大きさや品質、指輪のサイズ、地金の相場によって変動することがあります。*印の価格は、ダイヤモンドのカラット数が異なる場合の参考価格です
※ダイヤモンドのカラット数(0.00ct)は、センターストーンの重さを表したものです。
※リングの素材は略号で表記しています。(Pt:プラチナ)
※掲載されている情報は2025年10月時点のものです