ゼクシィ PRODUCED BY RECRUIT

 

ゼクシィ最新号をチェック!

  1. 結婚情報ゼクシィTOP
  2. ゼクシィ WEB MAGAZINE
  3. 新生活・保険・家計
  4. その他新生活
  5. アラサー花嫁の”結婚式と妊活”のお悩み、専門家に聞いてみました
コラム・連載
Share on>

アラサー花嫁の”結婚式と妊活”のお悩み、専門家に聞いてみました

年齢的にそろそろ子どもが欲しいという気持ちがあるなら、妊活について早めに情報をチェックし、自分たちの思いを確認しておきたいもの。大人花嫁の皆さんからもたくさんのお悩みが寄せられました。結婚式準備中の今、共感される方も多いのでは?そこで、今回は産婦人科医、ウエディング専門誌ディレクター、ファイナンシャルプランナーと各分野の専門家に、結婚式準備中の妊活について、さまざまな疑問にお答えいただきます。

今回の監修の方々はこちら

doctor

日本産科婦人科学会専門医/清水なほみ先生

weddingdirector

ウエディング専門誌ディレクター/桑田和代さん

financial planner

ファイナンシャルプランナー/丸山晴美さん

お悩み1:結婚式後、できるだけ早く妊娠できたらうれしいな

私も気になっていました

じよんさん

子どもは早く欲しいけれど、結婚式が終わってからが理想でした。妊活を始めたからといって、希望通りのタイミングに妊娠できるものではないので、結婚式より前に始めた方がいいのかなど悩みました。(じよんさん/式当時26歳)

makoさん

ドレスをキレイに着たいから、妊活は結婚式後からスタートしたいと思っていました。でも、ちょっと焦る気持ちがありました。(makoさん/式当時28歳)

A.本格的な妊活前にも、産婦人科で検診&出産後のシミュレーションを

産婦人科医に相談する女性

実際に妊活を始める前に、妊娠に向けて体の状態を検査したり、整えておいたりするために、できることはたくさんあります。

●ふたりの体の状態をチェックし必要な対策を取る
「まず、体の状態を確認するために【妊娠前検診】というものを受けることができます。具体的には子宮頸(けい)がん検診・超音波検査・性感染症検査・風疹抗体検査です。そこで必要であれば、妊娠中の万一の対策として風疹ワクチンも接種できます。
また、血液検査によって鉄や亜鉛などの栄養が足りているかどうかをチェックしたり、妊娠中に必要な葉酸のサプリメントを摂取したりすることも大切です」(産婦人科医 清水先生)

●目指したい家族像や将来をしっかり考えておく
妊娠したり子どもが生まれると、これまでの生活は一変します。夫婦としてどのような家庭(家族)が理想なのか、イメージをじっくり語り合い、擦り合わせておきたいものです。
また、妊娠中や出産後に起こりうる金銭面、仕事面などもシミュレーションしておくとよいでしょう。幸せな未来のために、しっかり話し合っておきましょう。

お悩み2:結婚式に影響が出そうだけど、式準備中に妊活を始めても大丈夫?

私も気になっていました

卒花嫁の声

いつ赤ちゃんができてもいいと思っていますが、結婚式の直前だと、ドレスの変更など結婚式の内容に影響が出そうなので慎重になりました。(I.R.さん/式当時32歳)

ぽんこさん

式準備中に妊娠できたとして、つわりがどうなるか分からなかったので不安がありました。結局、私の場合はマタニティ婚でしたがつわりはなかったです。(F.R.さん/式当時31歳)

A.譲れない理想の結婚式があるなら、式が終わってから妊活を始めて

式スタイルの変更を検討する女性

●妊活を並行する場合は結婚式の延期や規模変更を前提に準備を
「いつ妊娠が成立するかはもちろんですが、つわりが何週目まで続くかも、結婚式の日程から逆算して適した妊活時期を割り出すことも不可能です。もし、“理想通りの結婚式がしたい”というこだわりがあるなら、式が終わるまではピルでしっかり避妊するのがベストです。

年齢などの理由で妊娠の優先度が高い場合、結婚式の準備中に幸運にも妊娠した時は体の状態を第一に、結婚式を出産後に延期したり、規模を縮小したりすることも検討しておいた方が安心でしょう」(清水先生)

●日程・規模変更の場合、追加料金がかかるケースも
「妊婦さんになっても、挙式披露宴を挙げることはできます。ただ、出産予定日や体調に合わせて、挙式の日程を変更する必要が出る可能性もありますので、かかりつけの医師に挙式時期について相談することをおすすめします。特に双子の妊娠など通常よりもリスクが高まる場合は慎重に相談やご検討をいただきたいです。

延期する場合は、すでに発注済みの料理やアイテムがあれば追加料金などがかかるケースがあります。また、衣裳や進行、演出の変更も出てくるかもしれません。マタニティ婚専用のプランがある会場もありますので、そのプランに変更できるかも確認するとよいでしょう」(ウエディング専門誌ディレクター 桑田さん)

お悩み3:年齢を考えると、妊活と式や新婚旅行どちらを優先すべきか迷う

私も気になっていました

ぼにさん

妊娠・出産したら長期間海外に行くことが難しくなると思うので、ふたりともコロナで延期になった新婚旅行をなかなか諦めきれませんでした。とはいっても、赤ちゃんをすぐに授かれるとも限らないし、年齢のことも考えて、旅行を諦めるか、ふたりで話し合いました。(ぼにさん/式当時30歳)

花嫁の声

一度コロナの影響で結婚式を延期したため、年齢のこともありいつから妊活をするか話し合いました。結果、延期中に妊娠、出産。パパママ婚という形で結婚式を行いました。当時はいつになったら結婚式ができるか、妊活できるかなかなか決められませんでしたが、延期中に出産できてよかったと思っています。(M.S.さん/式当時29歳)

A.検査を受けて問題がなければ、年齢を目安に優先順位を検討してみて

検査結果を見る夫婦

●参考になる年齢の目安は35歳頃
「男女ともにその時点で受けられる検査は受けて何も異常がない、または、女性側に婦人科疾患や内科的合併症が何もない方の場合、卵子の質や、妊娠成立時の染色体異常のリスクなど、総合的に考えて妊娠のチャンスが一気に下がり始める年齢が37歳です。月経不順や子宮内膜症があったり、婦人科手術歴があったりする場合は、このリミットの年齢がさらに下がります。
37歳までに生むことを想定し逆算すると、35歳から結婚式準備を始め挙式を実施。36歳から妊活を開始して1年以内に妊娠が成立すると考えた場合、35歳を過ぎた時点で、妊娠と結婚式の実施の優先順位は慎重に考える必要があります」(清水先生)

●準備期間を短くして結婚式をすることも可能
「できるだけ早く結婚式を挙げたい場合、家族だけで行うなどの少人数ウエディングなら、それほど準備に時間をかけることなく実現できる場合もあります。
50名規模の挙式・披露宴であっても、内容次第で最短1カ月~2カ月で準備することは可能。あらかじめ、希望のスタイルや人数帯などを含め、ウエディングプランナーに相談してみると良いでしょう」(桑田さん)

お悩み4:もともと婦人科系の症状に不安あり……妊活前にすべきことは?

私も気になっていました

ちょこまるさん

不正出血があったので、自分は妊娠できるのか心配でした。(ちょこまるさん/式当時26歳)

花嫁の声

PMSがひどいのでピルを服用しています。服用をやめるタイミングはふたりで話し合って決めました。(J.I.さん/式当時29歳)

A.妊活を始めるのはまだ先でも症状の原因は調べておこう

産婦人科に相談する夫婦

●不正出血やPMSがある場合の治療
「一口に“婦人科系の不調”と言っても、妊娠機能に関係するものとしないものがあるので、妊活には影響がない場合もあります。ただ、何らかの不調があるのに放置していると、体調が悪いこと自体が妊娠することへの不安につながりやすいため、どんな症状についても“こうすれば大丈夫”という対処法をあらかじめ知っておくことが大切。

不正出血は大きな問題が隠れている可能性があるので、すぐに原因を確認して、適切な治療を受けましょう。PMSは、妊娠を希望するまではピルや黄体ホルモン剤で体調を整え、妊活開始時からは漢方治療に移行することが多いです」

●不調があった後に妊活を開始できるタイミング
「不正出血の原因が月経不順や無排卵周期の場合は、それ自体の治療と妊活を並行して行うことになります。
もし体調に問題があった場合は、妊活を開始できるようになるまでの期間は、病気によって異なります。悪性疾患(がん)が見つかった場合は、妊娠の許可が出るまでに数年間かかることも。手術が必要な子宮筋腫が見つかった場合は、筋腫を取り除いてから約1年間は子宮を休ませなければいけません。

一番困るのが、妊娠が成立してからがんや大きな卵巣嚢腫(のうしゅ)などが見つかるケースです。いずれにしても、少しでも気になる症状がある場合は、妊活スタート前に婦人科で相談するのがよいでしょう」。(清水先生)

お悩み5:結婚式にもお金がかかるけど、妊娠~出産の費用っていくら必要?

私も気になっていました

ねねさん

妊娠・出産、その後にかかる育児の費用を、現在ちゃんと貯蓄できているのか不安になります。(ねねさん/式当時27歳)

花嫁の声

妊活や出産費用の総額がどのくらいかかるかわからないので、資金計画が立てにくかったです。(T.K.さん/式当時27歳)

A.出産育児一時金などの支給を差し引いて30万円程度

出産に掛かるお金を話し合う夫婦

●妊婦健診にかかる費用が10万円前後
「妊婦健診費用は自治体の補助がありますが、初診と心拍確認は、母子健康手帳(母子手帳)の交付前ですので全額自己負担になり、金額としては1万~2万円程度かかるのが一般的です。妊婦健診の自己負担額の目安は1、2回目は1万円前後、妊娠16~35週前後までは、健診1回当たり1000~3000円、妊娠36週以降は1回当たり3000円が目安となります。出産までの妊婦健診の回数は14回程度です。他にも超音波検査費用として定期的に5000円前後が必要です。妊婦健診は公的医療保険の適用対象外で合計すると、10万円前後の費用がかかります。」

●出産費用に5万円ほど
「出産にかかる費用は、地域や入院する施設、分娩(ぶんべん)方法などによって大きく変わります。目安として、全国平均を見ると2020年度の全施設の平均出産費用(室料差額を除く)は46万7000円(※1)。

生まれた子ども1人につき原則50万円の『出産育児一時金』が加入している健康保険組合から支給されるので、実際の負担は東京都の場合、平均55万円から50万円を引くと5万円ですが、余裕を持って、10万~15万円ほど準備をしておくとよいでしょう」

●マタニティー用品、ベビーグッズに10万~15万円が目安
「出産に当たり、マタニティーウエアや妊婦帯、授乳服や入院中に必要な備品や小物といったマタニティー用品、ベビーカーや服、布団、お風呂グッズや哺乳瓶といったベビー用品も必要となります。購入費用は、総額10万~15万円が目安になります」(ファイナンシャルプランナー丸山さん)

お悩み6:出産後の結婚式は、タイミングを逃してしまいそう

私も気になっていました

ぽんこさん

結婚式をしたいと思いつつコロナ下だったため、息子が1歳を過ぎてしまったのでタイミングを悩みました。子どもがあまり大きくなっても……と思いながら育児が忙しくてなかなか見学にも行けず、決められませんでした(ぽんこさん/式当時38歳)

かえぴょんさん

子どもが1歳9カ月の時に式を挙げました。打ち合わせ中も息子が毎回大暴れしていたので、結婚式当日、ゲストに迷惑をかけないように、かつ、息子も楽しめるような結婚式をするにはどうしたらいいか、考えるのが大変でした(かえぴょんさん/式当時28歳)

子連れでブライダルフェアに向かう夫婦

●体力が戻るのは、最短で3カ月くらい
「妊娠や分娩の経過と妊娠前の基礎体力によって大きく異なります。妊娠前から運動習慣があり、妊娠中も“要安静”の期間がなく、分娩直前まで運動を続けられていて、正常な出産ができている場合は、産後3カ月くらいで妊娠前に行っていた運動ができるようになります」(清水先生)

●産後半年から1年前後のタイミングがおすすめ
「会場探しはママの体調が安定し、赤ちゃんも首が座るくらいになってからが安心です。時期にすると産後半年後以降に会場見学を始めることをおすすめします。
日程は、ご新婦様の産後の体調や、お子様の成長に合わせて決められるとよいと思います。おすすめの時期は産後半年から1年前後。1歳近くになるとお子さまも起きている時間が長くなったり、かわいいお洋服を来て歩くこともできるかもしれません。家族で記念撮影をするのにもおすすめの年齢です。
また、産後の体形を気にされる花嫁さまもいらっしゃいますが、最近は体のラインをきれいに見せてくれるドレスの種類も豊富で、出産前の体形にこだわらないでドレス選びも可能です。

●あえて夫婦のみの挙式スタイルも
出産後に行われるファミリー婚は、挙式でも披露宴でもお子さんを交えた演出を取り入れることが多いようです。しかし、パパとママとしてではなく、夫婦としての誓いを重視されるのであれば、お子さんを交えない形で挙式をするのもおすすめです。そうすることで、挙式と披露宴のメリハリがつきます。ウエディングプランナーさんに「何のために結婚式をしたいのか」を事前に伝えるとよいでしょう」(桑田さん)

専門家Profile

清水なほみ先生

〇清水なほみ先生
日本産科婦人科学会専門医
ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長

日本産科婦人科学会専門医。女性医療ネットワーク発起人・NPO法人ティーンズサポート理事長。横浜市にある「ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ」で院長を務める。結婚を控えた女性たちのさまざまな体の悩みに、現役医師の知識を生かして、わかりやすく回答。

桑田和代さん

○桑田和代さん
『The Professional Wedding』ディレクター
『おめでた婚サポートプランナー認定講座』コーディネーター

ウエディングプランナー経験後、2011年に株式会社ウエディングジョブ設立。ウエディングプランナーサポートマガジン『The Professional Wedding』の発行や、マタニティーウエディングを支える会場スタッフへの啓発活動に力を入れている。

○丸山晴美さん

○丸山晴美さん
節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどさまざまなメディアで活動中。

From 編集部

まずは自分の思いに向き合い、ふたりで話し合いを

結婚することで、人生は大きく変化します。結婚式や妊娠、出産もその一つ。いずれも大きなテーマなだけに、しっかり考え、準備をしておきたいものです。さまざまな情報を取り入れることも大切ですが、何よりもまず、自分はどうしたいのか気持ちに向き合うのが先決。その上で夫婦としてしっかり話し合い、パートナーとして家族として、ベストな選択ができたらいいですね。

取材・文/小松ななえ イラスト/naohiga 構成/小堀そら
データ出典※1厚生労働省の「出産費用の実態把握に関する調査研究(令和3年度)の結果等について」より
※記事内のコメントは、2023年6月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー90人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年8月時点のものです

●妊娠中に結婚式を挙げる方は、妊婦健診に欠かさず行き、必ず医師の指示を最優先で守ってください。
●おすすめの時期は、あくまで一般的な目安であり、おなかが大きくなるペースやつわりの度合い、体調は個人によって差があります。ご自身の体調を最優先に、準備を進めてください。

  • 結婚式準備全般
  • 妊娠・妊活
  • 結婚準備全体
Share on>

pagetop