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「結婚式に生理?!」直前で慌てないために、あなたが今できること

結婚式の準備中は、忙しさや新たな生活に体が追い付かないなど、精神的にも身体的にも無理がかかる時期。いつもは生理が定期的に来る人でも、突然周期が狂うことがあります。「結婚式に生理がかぶるかも?!」という花嫁の心配や生理にまつわる疑問について、産婦人科医の清水なほみ先生が丁寧に答えてくれました。

<生理を回避するためのピルの服用について>

Q1.生理をずらしたい場合、いつまでに病院へ行けば間に合う?

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「生理が遅れて当日とかぶりそうになったので、ギリギリのタイミングで婦人科に行きピルをもらいました」(さきさん)
「生理がかぶるなと思って、産婦人科に相談しようと思ったのが式の3週間前。本当はどのくらいまでに準備した方がいいのでしょうか?」(Miさん)

前の月の生理前、間に合わなければ生理1週間前までに受診を

生理をずらしたい場合は、産婦人科でピルを処方してもらいます。ずらす日程によって、ピルの飲み方が異なります。(清水先生)

【生理を式前に終わらせる場合】
式の前の月の生理が始まる前に受診しましょう。月経開始5日目から、14日間中用量ピルを服用します。ピルの服用をやめると生理が始まります。月経直後の一番体の調子が良いときに式を迎えることができます。

【式の後に生理をずらす場合】
後にずらすなら月経予定日の1週間前までに受診すれば間に合います。月経予定日の1週間前から式当日まで中用量ピルを服用します。式前にずらす方法のスケジュールをすでに過ぎてしまっている場合は、この方法を取ります。

【低用量ピルという選択肢もある】
低用量ピルの場合は式の3~4カ月前から開始し、月経の周期をコントロールすることで、式前に生理が終わるよう調整します。肌荒れやPMS(月経前症候群)の緩和などにも有効です。

Q2.初めてピルを服用する際の注意点は?副作用ってある?

「まさに結婚式当日が生理初日予定日で悩みました。薬の服用も考えましたが、飲んだことがない薬を飲んで当日何かあったらと心配で、結局飲みませんでした」(Miさん)
「ピルの副作用が怖くて、生理不順だけど飲めませんでした」(nanaeさん)

副作用の頻度はまれ。禁忌に該当していないか確認を。

ピルを初めて服用する場合は、まず自分がピルの「禁忌」に該当していないかのチェックが必要です。喫煙や片頭痛、脳血管、心血管系の病気、肝機能障害、高血圧、糖尿病、乳がんや子宮がんの疑い、妊娠・授乳中など、ピルが服用できない条件に当てはまっていないかを確認します。
人によっては飲み始めの1~2カ月間、副作用として吐き気・頭痛・むくみ・不正出血などがみられる場合があります。副作用の頻度はごくまれなものから10%程度のものまで個人差が大きいため、あらかじめ婦人科で相談してみることをお勧めします。なおピルを服用することで、太るということはありません。(清水先生)

Q3.ピルを1日分飲み忘れたら、どうなる?

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「一定期間、毎日決まった時間に服用することが地味に大変でした。一日飲み忘れたらどうなるんでしょうか?」(周さん)

飲み忘れるとスケジュールが不確実になる

中用量ピルの場合は、1日飲み忘れても出血はしないことが多いです。ただし生理開始日が不確実になります。
低用量ピルの場合は毎日定時にきちんと服用しないと、月経のタイミングをうまくコントロールできなくなります。正しく服用していれば、服用開始から3カ月以上たつと、不定期な出血が起きる可能性は低くなります。飲み遅れや飲み忘れは不正出血の原因となるので、必ず定時に正しく服用するようにしましょう。(清水先生)

Q4.生理不順で生理がいつ来るのか予測できません。ピルで改善できる?

「生理不順で式とかぶったらどうしようという不安を感じていました」(せーなさん)
「生理不順だったので式にかぶるかもと気になりました。ピルを服用したくなくて、結局自分の体頼みになってしまいました」(詩織さん)

ピルを飲めば、周期を整えることができる

ピルは女性の体をコントロールする女性ホルモンが入った薬です。低用量ピルを服用することで、月経を28日周期に整えることができます。生理不順で結婚式に生理がかぶるのかどうか予測できないという人は、ピルを服用して周期を整えることを検討してみてください。(清水先生)

Q5.子連れ挙式です。授乳中で生理が再開していますが、ピルは使えない?

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「授乳中でピルが使えず、結婚式と生理がかぶってしまいました」(あいとぴあさん)

ピルの服用は産後6カ月以降。他の方法を優先して

産後にいつから生理が再開するかは、個人差が大きいです。生理が再開していたとしても、産後6カ月まではピルの服用はできません。6カ月以降は授乳していても服用はできますが、ピル以外の方法がある場合はその他の方法を優先することが多いです。産後はホルモンバランスが乱れやすい時期なので、出産した産婦人科に相談してみましょう。(清水先生)

<式準備中や式当日の生理との付き合い方について>

Q6.結婚準備中に急に生理がストップ。生理不順はどうして起こる?

「式準備のラストスパートで頑張っている頃にストレスで2カ月生理がストップしてしまいました」(nocchiさん)
「ジムでハードな運動を始めてから生理が止まってしまいました。そのまま結婚式を迎え、ハネムーン後に婦人科を受診して、戻りました」(美南さん)

過度なストレスやダイエット、服薬なども生理不順の原因に

月経周期は、食生活や自律神経のバランスに影響を受けます。
結婚準備によるストレスによって抑うつ状態となったり、睡眠不足で「休むべきときに休む」ことができなくなると、脳の司令塔である「視床下部・下垂体」という場所にダメージが出ます。「下垂体」から出ているホルモンは、卵巣の働きをコントロールしているため、過度なストレスや睡眠不足が月経不順になることがあります。
また、急激なダイエットは、体重の減少自体が脳にとってはダメージとなり、卵巣の働きをコントロールするホルモンが分泌されなくなります。食事制限を行うと栄養不足になって、体内でホルモンが作られにくくなることもあります。
加えて、ストレス性の胃痛を緩和する胃薬や抗うつ薬の中には、副作用として月経不順を引き起こすものもあるため、服用の際は、医師に相談しましょう。(清水先生)

Q7.生理中に試着したらむくんでドレスが入らない。改善する方法はある?

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「ドレスの最終フィッティングの日に生理になりました。体中がむくんでしまい、ドレスのファスナーが上がらない事態に・・・・・・。急きょ当て布をすることになりましたが、式の前々日の前撮りではすんなりドレスが入ったので、一安心しました」(cocoa.さん)
「私は生理中、胸の張りや骨盤周りのサイズが普段と大きく変わるので、ドレスの試着と生理がかぶったときに困りました・・・・・・」(Lunachanさん)

むくみには、漢方薬の他にピルも有効

むくみが起こる原因は、排卵後に分泌される女性ホルモンが影響しています。生理中は、基礎体温が下がって血流が悪くなることもあり、むくみがひどくなる人もいます。そのような症状には漢方薬を服用するのが効果的です。また、むくみが出にくいピルを服用することでも、改善が可能です。(清水先生)

Q8.式の準備中、イライラに悩まされました。抑える方法はある?

「PMSのせいで式前にかなりイライラして情緒不安定になりました。対処法があればもう少しましになったのかなと思いました」(Rukaさん)
「結婚式の準備が佳境に近づくにつれて、PMSもひどくなっていった気がします」(rieさん)

血糖のコントロールやビタミン補給が大切

月経前~月経中にかけてはホルモンの波が大きく変化するため、そのせいで情緒不安定になる人もいます。実はイライラを抑えるには、血糖のコントロールをすることが大事です。空腹時に血糖値を上げる、甘い物や炭水化物をなるべく取らないように心掛けましょう。
食事は、野菜類→肉・魚類→ご飯などの主食の順に取ることをお勧めします。ご飯はいつもの半分の量くらいが望ましいです。間食も、糖類が含まれているものは避け、ナッツや野菜を摂取するといいでしょう。
ビタミンやミネラルを補給することも重要なので、野菜やフルーツのほか、サプリメントで補うのも有効です。(清水先生)

Q9.結婚式は生理直前で、吹き出物が心配。生理前の肌荒れはどうすれば?

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「当日は生理がかぶる周期ではなかったのですが、生理前の肌荒れが心配でした。改善する方法はあるんでしょうか?」(なつきちさん)
「式が近づくにつれて忙しくなり、それと同時に肌荒れがひどくなりました。これもホルモンバランスのせい?」(Nasukaさん)

腸内環境を整えることで、肌荒れ改善が期待できる

ピルを使ってホルモンバランスを整えることで、肌荒れを軽減させることも可能ですが、薬に頼りたくない人は腸内環境を整えましょう。便秘気味の人は、まず食物繊維を含む食材を積極的に取ることを心掛けてください。消化酵素を補ったり、腸内環境を整えるサプリメントなどを服用してみるのも一つの方法です。(清水先生)

Q10.生理中の結婚式で腹痛、貧血、吐き気でフラフラに。改善方法は?

「式当日、緊張と貧血で具合が悪くなり、腹痛や食欲不振で大変でした。これらの症状を予防することはできるのでしょうか?」(あいとぴあさん)
「生理痛がひどく、式の準備をするはずが丸一日動くことができなかった日がありました。薬を飲まなくても和らげる方法があれば知りたいです」(Belleさん)

体を温めて血行をよくすることを心掛けて

月経痛がひどい場合は、子宮内膜症などがないかどうか受診しておいた方が安心です。また子宮に異常がないのに痛みがひどい人は、体を温めて血行をよくすることを心掛けましょう。
体を冷やす食べ物(ジャンクフードや加工食品、白い砂糖など)をなるべく避け、体を温めてくれる食べ物(発酵食品、根菜類、寒い季節にとれる野菜など)を積極的に取ることをお勧めします。
30分以上湯船に浸かったり、ウオーキング程度の軽い運動習慣を身に付けたり、ストレッチなども効果的。
しばらく妊娠を希望しない場合は避妊を兼ねて、月経痛緩和のためにピルを服用するといいでしょう。(清水先生)

From 編集部

生理の対処だけでなく、式前から体調管理を

結婚式に生理がかぶらないようにするには、事前のスケジュール管理がポイントです。生理にまつわる諸問題を改善するためには、冷えにくい体をつくったり、腸内環境を整えたりと、ある程度の時間が必要。体の不調を感じている人は、結婚式のためだけでなく今後のことも考えて、なるべく早く受診を。

先生
Profile

清水なほみ先生 日本産科婦人科学会専門医
ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長

日本産科婦人科学会専門医。女性医療ネットワーク発起人・NPO法人ティーンズサポート理事長。横浜市にある「ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ」で院長を務める。結婚を控えた女性たちのさまざまな体の悩みに、現役医師の知識を生かして、分かりやすく回答。All About「女性の病気」ガイドへも寄稿している。

構成・文/稲垣幸子 イラスト/MASAMI USHIKUBO
※掲載されている情報は2020年8月時点のものです
※記事内のコメントは、2020年6月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー105人が回答したアンケートによるものです

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