婚約記念品に何を贈る？記念品・返礼品の人気ランキング＆相場

婚約記念品とは、ふたりが結婚の約束をした際に贈るプレゼントのことで、結婚記念品と呼ばれることも。男性から女性へ婚約指輪を贈ることが一般的ですが、ネックレスやピアス・イヤリングといったアクセサリーのほか、腕時計など女性の好みに合わせて選ぶこともあるようです。

ゼクシィ結婚トレンド調査2023によると、男性から女性へ贈った婚約記念品で最も多かったのは、９割近くの人が「婚約指輪」とダントツ。次いで「ネックレス」、「時計」、「ピアス・イヤリング」という結果に。いずれも身に着けるものが多くの人から選ばれています。ちなみに、婚約指輪の平均価格は38万2000円で、30万円未満の指輪を選んだという人は32.2％でした。

返礼品とは、婚約記念品を贈られた際のお返しのこと。婚約指輪などを男性から贈られたときに、女性から男性へ感謝の気持ちを込めた品物を贈ることが多いよう。

ゼクシィ結婚トレンド調査2023によると、婚約記念の返礼品で最も人気があったのは「腕時計」で約4割の人が選んでいました。次いで、「スーツ」、「財布」、「靴」で、身に着けることができて、オン・オフ問わず活用できるアイテムがほとんど。また、返礼品の価格は、婚約記念品の半額を目安に選ぶのが一般的です。

ちなみに、返礼品の費用は「10～12万円」と答えた人が18.4％と最も多く、平均価格は13万5000円で、６割以上の人が14万円未満の返礼品を購入していました。次からは婚約記念の返礼品を選んだ理由を聞いていきましょう！

１位「腕時計」

普段身に着けることができ、ビジネスシーンはもちろん、プライベートでも長く愛用できる腕時計。ハイブランドの高級腕時計をはじめ、スマートウォッチなどのカジュアルなタイプまでデザインや価格もさまざま。彼の好みをしっかり聞いてから選んで。

腕時計を選びました！

時計はずっと長く使えるものだし、日々、目にするので良いと感じました。男性はお気に入りの時計を身に着けていると仕事にやる気が起きるらしく、毎日張り切って仕事しているので時計にして良かったです！（27歳・神奈川県）

ふたりで同じ時間を刻んでいきたいという思いを込めてと、毎日身に着けるものが良かったので、彼と一緒にお店に行き腕時計を購入しました。結婚してからも毎日、会社に着けて行ってくれています。（28歳・東京都）

仕事の日でも、プライベートでも身に着けられるものということで腕時計を選びました。頻繁に時間を確認する夫に、その都度私のことを思ってほしい・思い出してほしい、という思いを込めてプレゼント。仕事の日のスーツにも、デートの日の私服にも合っていて、腕時計を選んで良かったと思っています。（26歳・茨城県）

２位「スーツ」

仕事ではスーツを着るという男性でも、かしこまった席にも着ていけるスーツを持っていないことも。そこで、返礼品として男性が自分では買わないような高級なスーツを女性から贈るケースも増えてきています。オーダーメイドなど特別感のあるスーツが人気のよう。

スーツを選びました！

会社の先輩が婚約指輪のお返しにスーツを選んだと聞き、参考にさせてもらいました。お返しに悩んでいたとき、たまたま彼が友人の結婚式に参加することになり、リクルートスーツしか持っていないと聞いたので、スーツにしました。仕事にはスーツを着ていく必要はないのですが、これから冠婚葬祭などのときに私が買ったスーツを着てくれるのは思い出にも記憶にも残って良いなと思いました。（25歳・埼玉県）

彼がブランドのスーツを持っていなかったこともあり、会社の総会など改まった場で着られるものが欲しいとのことでした。両家顔合わせ食事会のタイミングには間に合いませんでしたが、結婚式の衣裳チェンジでベストを使ってもらえて、とても思い出に残っています。（31歳・東京都）

彼は体格がいいので、既製品のスーツではなく、生地から選ぶオーダーメイドのスーツにしました。しっかり採寸をして、ベストなども仕立てたので彼も喜んでくれました。財布やカバン、靴などは誕生日など別の機会でもプレゼントしていたので、今回はそれとは違う特別なものということで、一生物のスーツが出来上がりました。（25歳・熊本県）

３位「財布」

毎日持つことが多い財布も、人気の返礼品の一つ。中でも革の財布は、使い込むことで味が出て長く使い続けられることも選ばれる理由のようです。なかなか自分では買わないようなハイブランドの財布や、上質な革の財布を選んでみては。

財布を選びました！

彼がレザーの財布が欲しいと言っていたので、本人に選んでもらい購入しました。金額的には全然お返しになるような価格ではなく、私が頂いたものとだいぶ差が出てしまったのですが、彼は傷が一つずつ増え、柔らかさも出る革の変化を楽しんでいるようなので、財布を選んで良かったと思いました。自分たちの歴史とともにお財布にも味が出るので、ふたりが楽しめる良い記念品となりました。（33歳・茨城県）

いろいろある候補の中で、ちょうど財布が替え時で、毎日使うものなので財布を購入しました。結納はしていなかったのですが、相手の家から結納金代わりの現金をもらったので、御袴料として、10分の1くらいの金額で買えるものとして財布を選びました。（34歳・東京都）

財布がちょうど古くなっていたのと、毎日持ち歩く物だから。また、プレゼントなので、自分では買わなそうなブランド物をあげたいと思っていました。一緒に選んで、使い心地なども確認して、満足がいくものを買いました。（34歳・神奈川県）

「カバン」「靴」などその他

彼が本当に欲しがっていたものを、返礼品として選ぶ女性も。上質なカバンや靴は長く愛用でき、価格もちょうど良いものがあることから人気があるよう。普段の何気ない会話から、好みのデザインやブランドをリサーチして。

カバンや靴を選びました！

以前から欲しいと言っていた革のカバンをサプライズでプレゼント。使っていくたびに味が出て、長く使える物を選び、日頃の感謝も含め手紙も一緒に渡しました。彼がずっと欲しがっていたカバンだったこともあり、とても喜んでくれました。使うたびに、当時のことを思い出してくれて、プレゼントして良かったなと思っています。（30歳・秋田県）

20万円前後の返礼品を探していたのですが、彼がいい靴が欲しいとずっと言っていたので、靴にしました。購入した靴は、特別な日用として使っており、自分たちの前撮りをはじめ、友人の結婚式など、記憶に残る日に履くことが多く、買って良かったと思いました。（27歳・岡山県）

婚約記念品のお披露目・交換は、両家顔合わせ食事会や結納などの席で行うと、特別感を演出できるのでオススメです。お互いの家族が見守る中で婚約指輪をはめてもらうと、その場も和んで会話も弾むでしょう。また、婚約指輪のように注文して手元に届くまで時間がかかるものもあるので、記念品・返礼品は余裕をもって準備しておきましょう。

構成・文／青山のりこ　イラスト／篠塚朋子　D／ロンディーネ
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023（全国推計値）」によるものです。
※記事内のコメントは、2021年7月にマクロミル会員の既婚女性103人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2021年9月時点のものです

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