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ファイナンシャルプランナーがアドバイス。あなたの家計簿みせて!

今月のカップル2015年6月

Y・Mさん(29歳)、A・Mさん(27歳)【応募者:妻、A・Mさん】

《プロフィール》
神奈川県在住。2011年3月より同居開始、2014年9月婚姻届を提出。2015年9月挙式予定。住まいは賃貸アパート(1LDK)。子どもは3年以内に1人、その後3年ずつ間を空けて(無理なら5年以内に)計2人か、できれば3人欲しい。7、8年後にはマンションか一軒家を買いたい。年に一度は家族旅行に出掛けられる経済的余裕ができるといいなと思う。

結婚式用の貯蓄と奨学金返済で家計がギリギリ。
急な出費に対応できず、貯蓄が増えません…

9月に結婚式を挙げます。結婚資金のために毎月8万円貯蓄し、お互いの奨学金を支払うと、家計がギリギリの状態で余裕がなく、急な出費に対応できません。友人の結婚式に参列するときや医療費が掛かるときは自分たちの貯蓄を切り崩すこともあり、かなり貯蓄が少ないのが悩みどころです。改善できる部分があれば、ぜひアドバイスをお願いします。

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こんなところ工夫しています!

  • 以前は7000円以上掛かることが多かった水道代は、節水シャワーに変えて少し節約
  • 休日にまとめてお弁当のおかずを作るなどして、毎日のランチ代が抑えられるように工夫

その他の内訳

  • 現在の貯蓄:ふたりの貯蓄(結婚資金用)約50万円。私の貯蓄10万円
  • 結婚式の日程が決まった2014年12月から結婚資金用に毎月8万円ずつ貯蓄。それまでは、余ったお金があったときに貯蓄するぐらいで、ふたりの貯蓄をほとんどしていなかった
  • 臨時出費があるときは、それぞれの独身時代の貯蓄から切り崩して捻出。2014年12月時点で私の貯蓄25万円、彼10万円だったが、ドンドン減っていき、彼の貯蓄は0円に
  • 同居前は、ふたりとも実家暮らし
  • 月に2回はふたりで飲みに行ったり焼き肉を食べに行ったりする。出来合いのお総菜を買うことも多いため、食費が膨らむ
  • ふたりとも保険には加入していない
  • その他6万円はふたりの奨学金返済で、彼2万5000円、私3万5000円
  • 私は正社員で、出産する場合は、できれば産休を取り、復職したい。ただし現在の職種は、なかなか復職するのが難しい条件のため、子どもを授かる前に転職も考え中
  • 私はもし転職できず、出産で退職したとしても、子どもが1、2歳になったころから、フルタイムで働き始めたい
収入
  彼の収入 180,000円
  彼女の収入 180,000円
  収入の合計 360,000円
支出
  食費(外食費を含む) 50,000円
  水道代 6,500円
  電気代 5,000円
  ガス代 5,000円
  新聞代 0円
  電話代 20,000円
  被服代 0円
  医療費 0円
  趣味・レジャー代 20,000円
  日用雑費 10,000円
  住居費 83,000円
  駐車場代 0円
  ローン 0円
  保険料 0円
  彼のお小遣い 10,000円
  彼女のお小遣い 10,000円
  貯蓄 80,000円
  その他 60,000円
  支出の合計 359,500円

500円の黒字

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先生からのアドバイス

Lesson1家計支出の中で使い過ぎはなし。挙式後も継続した貯蓄が重要

現時点での貯蓄額が少なめとはいえ、月に8万円の貯蓄と6万円の奨学金返済を抱えながら、赤字を出さないやりくりをされているのは立派です。ひと月5万円の食費も、ふたり分の収入の14%弱ですから決して多くはありません。

おふたりのお小遣い額も1万円ずつに抑えられていて、結婚式のために貯蓄に励まれている様子がうかがえます。他の費目に比べると、若干多めの趣味・レジャー代ですが、全体的な節約ぶりを考えれば許容範囲だと思います。

結婚式を無事に終えた後は、月の貯蓄額が8万円より少なくなったとしても、奥さまが妊娠されて、産休や育休に入られるまでが貯蓄を増やすチャンス。結婚式が終わってからも息を抜かず、貯蓄を継続していきましょう。7、8年後にマイホームを購入したいという夢も、奥さまが妊娠されるまでに築いた貯蓄額次第で、実現の可能性や購入できる物件価格が異なるはずです。

Lesson2お子さんに奨学金の負担を背負わせないために早期完済を

お子さんが2、3人欲しいという希望を叶えた上で、お子さんたちの教育資金を貯めていくためにも、まずは自分たちの奨学金の早期完済プランを立ててはいかがでしょうか。

奨学金の借入総額について、有利子なのか、無利子なのかの状況はわかりませんが、このまま6万円の返済があると、奥さまが産休や育休を取っている間に、貯蓄がかなり減る可能性があります。産休中、育休中はそれぞれ休業手当が出るとはいえ、毎月もらえるわけではなく、受給時期も出産よりかなり後になるからです。

返済額から推察した感じでは、有利子の奨学金を返済されているようですので、無利子より有利子の奨学金を優先して返済しましょう。両方とも有利子であれば借入額の多い方の早期完済を目指して。片方でも奨学金の返済が終わらないと、奥さまが出産で退職することになった場合、その後の家計は赤字に転落してしまいます。お子さんに奨学金の返済を背負わせないためにも、奨学金の早期完済プランは重要なポイントになると思います。

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ファイナンシャルプランナー 畠中雅子先生

ファイナンシャルプランナー&経済ジャーナリストとして雑誌、新聞、インターネットなどで活躍中。家計管理、金融商品、保険に関する著書も多数。3人の子どもの母親でもあり、主婦の立場からのアドバイスが好評だ。 「子どもにかけるお金を考える会」も主宰。
http://moneychild.cocolog-nifty.com/blog/

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