【結婚式レポートin東京都】大好きなあの子に見届けてもらうことに価値があると信じて
あの時の決断で思い残しのない満点の結婚式に
会場へ正式に申し込みをしようというまさにその時、新婦の元に着信あり。イギリスに住む大親友からの妊娠の知らせだった。出産予定日は式の1カ月前。たぶん帰国は難しい。でも……「中学時代からの友人である彼女に結婚式でスピーチしてもらうことは、私の念願だったんです」。夫婦で何度も話し合いギクシャクもした上で、2カ月延期することを決断。「たった一人のためにとも思ったけれど、話し合ううちに、たった一人でも欠けたらダメなんだと気付いた。だって新郎の自分にとっても大切な方ですから」
新たな日取りは、新郎の誕生日直前。ファーストミートで、紆余曲折あった道のりを涙ながらに振り返った後は、100名超で過ごす楽しいパーティへ。演出のたび壇上でゲストをフィーチャーし、歓談中は逆にふたりがフロアに下りてラウンド。プロフィールビデオの代わりに、新居で思い出写真を見ながらゲスト紹介する動画も好評を得た。そして終盤、ママとなって駆け付けた親友の素晴らしいスピーチに再びの涙。「祝ってほしい人全員に来てもらえた。『ふたりの人柄が伝わったよ』という声に、理想の結婚式がちゃんと実現できたのを感じました。もう大満足です!」
ファーストミートでプロポーズの言葉を引用し「僕はあなたのために生きられていますか」と問いかけた新郎。新婦も涙で応えた
新婦の中学仲良しメンバーは、スピーチに加え挙式の承認サインやサンクスバイトでも活躍
目指したのは何年後に見返しても素敵と思えるシンプルで上質な結婚式。白いツリーとキャンドル、青のライトアップの中に、遊び心で思い出写真のアクリルスタンドを忍ばせて
新郎の中座は、中学時代の友人と地元・葛飾が舞台のアニメ主題歌を歌いながら。思い出写真と同じ並びで年月を実感
お色直しのビジュードレスは、華やかな分「重さもすごかった(笑)」
新婦からのサプライズで、新郎のバースデーケーキを新郎上司が贈呈
冬の柔らかな日差しの中コンフェッティがキラキラ舞った
父からブートニアを受け握手。さらに背をバシッと力強く押し出され祭壇へ
入り口には話題のインスタント写真機を設置。新婦と祖父は中座後にツーショット
サンクスバイトでは両家母からもコメント

東京都在住
信人さん(32歳)
陽奈さん(31歳)
挙式日:2025年1月18日
会場:セルリアンタワー東急ホテル
ゲスト数:110名
それぞれ高校でラグビー部所属。試合で顔見知りとなりふたりで遊ぶことが増え、社会人になって交際へ。
※ゼクシィ首都圏版2025年7月号より転載
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