【結婚式レポートin長野県】国宝のお寺で仏前式！長野らしさを感じてほしくて
地毛の日本髪＆和装にこだわって純和風の花嫁に
ふたりが暮らす長野に、県外から親族を招いた結婚式。長野有数の観光地・善光寺で仏前式を挙げ、「いつか長野に行ってみたい」と話していた親族を喜ばせようと考えた。新婦には、「母に和装の晴れ姿を見てほしい」という思いも。結婚式で着物を着なかったことをずっと後悔してきたという母のために、日本伝統の花嫁姿にこだわった。仏前式は、地毛で結い上げた日本髪に綿帽子、白無垢姿で。寺院ならではの厳粛な誓いのひとときを、ゲストと分かち合った。
披露宴は、長野の街を一望できる高層ホテルで。長野らしいモンブランでのケーキセレモニーやフォトクルーズといった演出に加え、窓からの眺望もおもてなしになった。締めくくりは花嫁の手紙。「人前で読むことに迷いがあって、書き上げたのは直前。でも母が泣いてくれて、やっぱり読んでよかったです。母の気持ちが伝わってきて、私も嬉しくなりました」
「撮られることが苦手で、小さい頃は緊張した顔の写真ばかり。でもこの日は、カメラを向けられても自然と笑顔になれたんですよね」と、結婚式を振り返る新婦。母の夢も叶えた和装姿の写真には、父母も大喜び。幸せな思い出がよみがえる家族の宝物になった。
親族20人が、県外から集まった結婚式。国宝・善光寺での仏前式や、街並みを見下ろす披露宴会場など、長野を感じてもらえるおもてなしを
幼い頃から家族の撮影担当だった新婦父は、この日も大張り切り。お開き後まで撮影は続いた
新郎の会社仲間が、善光寺までお祝いに駆け付けてくれた。「参拝客の方々も、『おめでとうございます！』って声を掛けてくれて。嬉しかったです」
白無垢＆綿帽子で、母が憧れた純和風の花嫁に。披露宴入場では、角隠しにチェンジ
メインディッシュに添えたソースは、新郎が食品会社で開発したタレをアレンジしたもの
長野県長野市在住
泰良さん（27歳）
ひかるさん（26歳）
挙式日：2024年10月12日
挙式会場：善光寺本坊 大勧進（長野県）
披露宴会場：ホテル国際21（長野県）
ふたりは大学の同級生。同じ研究室で学び仲を深めた。約５年の交際を経て、2023年9月に婚姻届を提出。
※ゼクシィ長野・山梨版2025年4月号より転載
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