【結婚式レポートin群馬県】もう一度挙げたいくらい……嬉しくて楽しくて幸せでした
自宅で花嫁支度。和の憧れを叶え絆が深まった一日
「32年間、お世話になりました」震える声で花嫁が手紙を読み上げた後、三つ指をついて深く頭を下げると、母はうつむき、父は泣き笑いの表情に。そんな親子を見守る新郎は、この日を迎えた実感に背筋が伸びる思いだった。喜紀さんと舞さんの門出の朝のワンシーンだ。「大勢の前だとあがってしまうので」と親族と過ごす一日を希望した舞さんは、幼い頃に写真で見た父母の結婚式に憧れて神前式を選択。実家で花嫁支度をし、仕上げの紅差しの儀を母にお願い。日常の延長のような結婚式を思い描いていたふたりは、新郎の趣味の畑仕事用トラックで高崎市内の神社へ。
挙式は参進の儀に始まり、厳かに執り行われた。披露宴はお気に入りのレストランのおいしい料理を味わい、ゲスト全員とふれあう時間に。ふたりの交際秘話を盛り込んだクイズビンゴを取り入れ、笑顔あふれる時間を満喫。ゲストへの感謝を込めた手作り映像も披露され、みんな感動の面持ちでスクリーンに見入っていた。「結婚式ってこんなにも温かいんですね。一人一人と深くつながった感じが嬉しくて……」とふたり。そんな思いが届いたかのように、退場する新郎新婦をゲストの拍手と笑顔の花道が祝福した。
由緒ある神社で親族に見守られ三三九度の杯を交わした
「母に手を引いてほしい」と希望した新婦は、母のぬくもりを感じながら本殿へ
緑のリーフ類で彩られた会場はキャンドルの炎でムードたっぷり
親へ花束と手作りの子育て感謝状を贈呈
プチギフトは地元のお店に依頼したドングリ&葉っぱ形クッキー。カゴには生き物好きな新婦のカエルのフィギュアを飾って
「ふだん言えないので」と晴れの日の朝、父と母への素直な思いを手紙にして朗読
ゲストの花道にふたりは大感激
娘から感謝を込め、大好きな母に紅差しの儀をお願い
「バージンロードはないよ」とわざと父をがっかりさせていた新婦は、披露宴でエスコート入場のサプライズを用意。新婦父の満面の笑みに誰もが幸せな気持ちに
「かわいい!」イラスト満載の手作りプロフィールパンフレットにみんな大喜び
愛用トラックの荷台での記念撮影も
「懐かしいゲスト一人一人とふれあいたい」とふたりは、ゲスト席を回って語らいの時間を楽しんだ

群馬県在住
喜紀さん(31歳)
舞さん(33歳)
挙式日:2024年5月5日
挙式会場:進雄神社(群馬県)
披露宴会場:SALLY TABLE(サリィ テーブル)(群馬県)
プランニング:フリープランナー加藤 渚
交際後に祖父母と親同士が知り合いだったことを知り、ご縁を感じたふたり。初デートの公園でプロポーズ。
※ゼクシィ茨城・栃木・群馬版2025年3月号より転載
- 結婚準備全体
- 結婚式実例
- 群馬県













