【結婚式レポートin岐阜県】今でも憧れの存在です。父が織った衣裳を着られて幸せ
岐阜を離れる前に大好きな地元の風景を望む会場で
世界三大毛織物産地の一つと言われる尾州地域。真帆子さんの父は、この地で55年以上織り職人として活躍し続けている。その父に憧れ、父と同じ高校へ進学した真帆子さん。「幼い頃から、この高校の制服を着て学校前の桜並木を自転車で駆け抜けることが夢だったんです」。大地さんとはこの高校で出会った。共に陸上部員で当初は犬猿の仲!?「彼女のおせっかいなところが嫌で」と大地さん。ただ、いつの間にか真帆子さんから元気をもらっていると気づき、大地さんが告白。驚いた真帆子さんは、周囲の多くの友人に1カ月間相談した。結果は全員がゴーサイン! 交際がスタートした。
金華山と長良川を望む会場での祝宴のメイン演出は、ドレスの披露。真帆子さんが父と共に糸から選び、父が織り上げた布で、母の友人に仕立ててもらったものだ。2WAYなのは真帆子さんのリクエスト。クルクルッと回るとスカート部分が外れてミニドレスに!「え!何? かわいい!」ゲストからは驚きと感嘆の声が上がった。真帆子さんは、結婚式直後、生まれて初めて岐阜を離れ、大地さんの住む東京へ向かう。そんな一人娘を見守る父のまなざしはどこか寂しそうで、どこまでも温かかった。
リングガール&ボーイは大地さんの妹と弟。一回り下の弟は今でも手をつなぐほどかわいがっている
挙式では高校時代の共通の友人にサプライズで衣裳を渡し、 牧師役と天使役に
ファーストミートでは照れ隠しもあってふたりとも大爆笑。この後、大地さんは号泣!
ファミリーミートで感謝の手紙をそれぞれの親に渡した。 大地さんが号泣する姿に、 真帆子さんの母が感動の涙を流した
父が織った布で仕立てたウエディングドレスで再入場
中座は高校時代の陸上部の顧問と。思い出話にゲストが沸いた
感謝の手紙は、プロポーズのお手伝いをしてくれた真帆子さんの親友へ
親族もドレスの生地に触れて「素晴らしい」の声
ふたりが着ていた高校の制服。前撮りは思い出の陸上競技場で。 母が着たウエディングドレスも着用した
エスコートカードはふたりの趣味であるバイクがモチーフ
天使役の友人は、気に入ったのかお開きまで羽を付けたままだった
天使役がスカートを外すお手伝いも。ピンク地のバックドレスに「かわいい!」の声が会場内に響いた
東京都在住
大地さん(25歳)
真帆子さん(25歳)
挙式日:2024年4月26日
会場:長良川清流ホテル
招待客:37名
高校の同級生。3年生の夏から交際し、卒業後は別の道へ。交際は続き2023年7月交際7年記念日に婚姻届を提出。
※ゼクシィ東海版2024年10月号より転載
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