【結婚式レポートin千葉県】和装からのお色直しは大正ロマンをイメージしました
ゲストに負担をかけない工夫で理想を実現
ふたりは高校の同級生。2年前に結婚し、交際から10年の節目に式を挙げる。子どもの頃に見た白無垢の花嫁さんに、新婦が憧れていたこと。加えて、少人数の温かで和やかな結婚式にしたいというふたりの希望から、和婚の似合う会場を選び、神前式からゲスト全員の参列をかなえた。
披露宴では「ゲストに負担をかけたくない」と友人スピーチや余興はなしに。その代わりゲスト全員にサンドセレモニーに協力してもらったり、新婦から新郎妹と親友に感謝のブーケをプレゼントしたり。中座中には、ゲスト一人一人との思い出の写真にメッセージを添えたサンクスムービーを上映。ゲストは笑ったり涙ぐんだりして、ふたりの気持ちをしっかり受け取った。
お色直し後の再入場シーンでは、ゲストから「わぁ~」と感嘆のため息が漏れた。大正ロマン風のレトロな装いに「まるで映画を見ているみたい」とゲスト。お開き直前には、新婦家族から新婦にサプライズレターのプレゼントが。新婦の名前は「涙(るい)さん」。彼女が生まれた日、家族全員がうれし涙を流したのが名前の由来だ。家族からの心のこもった手紙に、新婦だけでなく新郎までもがうれし涙を流していたのが印象的だった。
白無垢に合わせたのは“ゆるふわ”な新日本髪。花モチーフのイヤリングが揺れてより可憐な印象に
新郎が中座エスコートにサプライズ指名したのは「小さい頃から可愛がってくれた」叔父。この指名に家族や親族も大喜び
サンドセレモニーに協力するゲストたち
ウエルカムスペースにはふたりの趣味をモノクロ写真で並べ、写真フレームや小物でビジュアルテーマの「大正ロマン×映画」を表現
結婚式のネイルチップを制作してくれた大親友に感謝のブーケをプレゼント
祖母が日本舞踊の先生だったことから、着物を着る機会が多い新婦家。記念品にした着物姿の家族の肖像画には、今は亡き愛犬も描いてもらった
新婦とは一回り近く年が離れている兄と姉。可愛い妹の晴れ姿をたくさん残そうと動画や写真撮影に奔走する姿がゲストの胸を打った
ふたりの母校の校章は桜。高砂席を飾ったり、デザートにもトッピング
全員参列の神前式の後には、広大な日本庭園で記念撮影
ゲスト一人一人に宛てたサンクスムービーに見入るゲスト
千葉県柏市
容太郎さん(28歳)
涙さん(28歳)
挙式日:2024年5月5日
会場:ロイヤルガーデンパレス 柏 日本閣
ゲスト数:32名
ふたりの交際記念日は5月1日。「記念日に近く、ゲストが足を運びやすい祝日を結婚式に選びました」
※ゼクシィ首都圏版2024年9月号より転載
- 結婚準備全体
- 結婚式実例
- 千葉県