【結婚式レポートin長野県】外国人の彼と作り上げた“日本らしい”結婚式!
おみくじや和太鼓、日本ならではの演出でおもてなし
ふたりは、アメリカ人と日本人の国際結婚。海外の友人たちも出席するため、純和風の結婚式を楽しんでもらおうと考えた。会場は、創業100年の老舗料亭。「レトロモダンな和の雰囲気が、私たちのイメージ通りでした。会場が畳敷きなのも日本らしいなって」
紋付き袴&白無垢をまとい、厳かに誓いを立てた神前式。三三九度や親族杯の儀といった日本伝統の儀式を、海外のゲストにも体験してもらった。
続く披露宴にも、日本らしさが感じられる演出を随所に。ウエディングケーキには金箔(きんぱく)を振りかけて日本刀で入刀、フォトクルーズではゲスト全員におみくじを配った。同封した和紙には当たりの番号を記し、当たったゲストに景品をプレゼント。番号が読み上げられるたびに大歓声が上がり、ゲストはガッツポーズをしたり踊り出したりと大はしゃぎ。さらに会場を盛り上げたのは、新婦地元の太鼓グループによる和太鼓演奏。海外のゲストや子どもたち、ついには新郎も演奏体験に加わって、和太鼓の力強い音と響きを味わった。
窓の向こうには、日本庭園と満開のしだれ桜。うららかな春の一日は、ゲストの「お幸せに!!」の声に包まれて、幸せいっぱいに締めくくられた。
日本伝統の楽器・和太鼓に、ゲストや新郎が挑戦!
しだれ桜が咲き誇る風景も、日本らしいおもてなしの一つに
新婦母が、思い出の写真と共に新婦のプロフィールを紹介
新郎が重度の花粉症のため、装花は全てアーティフィシャルフラワーに。竹や着物帯のテーブルランナー、手まり、折り鶴といった和小物の装飾は、新婦友人が担当
新婦の叔母夫妻が、歌&オカリナ演奏を披露。新婦の地元・飯山市ゆかりの童謡を、海外のゲストに届けた
アメリカやイタリアから、大勢の友人たちが来日。「海外とはまったく違うスタイルの結婚式に、みんな喜んでくれて。日本に遊びに来てもらう良い機会にもなりました」
幼い頃から娘のようにかわいがってくれた新婦叔母に、サプライズでプレゼントを贈った
折り鶴シャワーの祝福で送られた挙式退場
外国人の口にも合うよう配慮した和洋コース。「刺し身や牛肉抜きなど、アレルギー以外の各自の好みにも対応してもらいました」
海外のゲストには、英語版のおみくじを
カナダ・アルバータ州在住
Aさん
Eさん
挙式日:2024年4月19日
会場:料亭 音羽(OTOWA)(長野県)
アメリカ人の新郎と、カナダ在住の新婦。国境を超えた遠距離恋愛がスタートし、交際3年でゴールイン。
※ゼクシィ長野・山梨版2024年8月号より転載
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