【結婚式レポートin神奈川県】普段通りの母の言葉に緊張が解け、涙が溢れました
ふたりもゲストももらい泣きのもらい泣き!?
ベールダウンの直前、「ハグしていい?」と母に抱き寄せられながら「かわいいね~、顔まんまる」と、子どもの頃から変わらない、いつもの母の声と言葉を聞いた瞬間、「緊張が一気に解けて、同時に涙が溢れました」と新婦。誰よりも先に泣いていた父とバージンロードを進むと、その先に待つ新郎もまた、父娘の涙をもらって泣いていた。
新郎新婦は3人きょうだいの一番上同士。新婦は弟たちを、新郎は弟と妹を、中座のエスコート役に指名して、本人たちばかりか父母や親族まで喜ばせた。新郎と10歳年の離れた妹は、司会者から「どんなお兄ちゃんですか?」と聞かれ、「第二のお父さんのようにたくさん可愛がっていただきました。結婚おめでとう! 自慢のお兄ちゃんです!」と答えて、涙もろい兄を感極まらせた。「また泣いてるよ」と笑いながら、新郎ときょうだいの中座を見送るゲストたちも涙目だ。
ふたりは新郎の仕事の都合で、地元・神奈川から遠く離れ大阪で暮らしている。地元での“里帰り婚”は、家族や友人への感謝の気持ちそのもの。しかし振り返れば、ゲストからの祝福に「また頑張れる」大きなエネルギーをもらったふたり。感謝は尽きない。
弟2人にエスコートされて中座する新婦。仲むつまじい子どもたちの姿を見守る母と祖母の嬉しそうなこと!
目の前に湘南の海が広がるオーシャンビューのチャペル。挙式開始直前には、ふたりからゲスト一人一人に宛てた手紙を開封してもらうスイッチングレターの演出。父母には、扉一枚隔てたところから「今日まで育ててくれてありがとう」とマイクで直接語りかけ、これから始まる挙式をより意義深いものにした
新婦祖父の念願、孫の結婚式で孫に歌を贈る機会を、祖父のカラオケ仲間でもある新婦父と新郎が用意。新婦は「全然知らなかったので、驚きましたが嬉しかったです。ゲストからも『じいじ可愛かった~!』と大評判でした(笑)」
新婦から新郎に宛てたサプライズの祝電メッセージに、目頭を押さえる新郎
うれし泣きのきょうだい3人が中座する後ろ姿にグッとくる
夕暮れの海をバックに「はい、チーズ!」
イミテーションならではの背の高いウエディングケーキが会場をよりゴージャスな雰囲気にした
大阪府大阪市
S・Tさん(27歳)
S・Eさん(25歳)
挙式日:2023年11月4日
会場:鎌倉プリンスホテル
ゲスト数:82名
同じ高校のサッカー部とチアリーディング部。新郎は鍼灸(しんきゅう)&柔道整復師で、新婦は保育士。
※ゼクシィ首都圏版2024年5月号より転載
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