【結婚式レポートin群馬県】結婚式で故郷の魅力を発信！誇らしく、嬉しかったです

就職で都会に出たものの、帰省するたびに寂しくなる故郷の景色に危機感を覚えていた南奈さんと慶太郎さん。地元に戻って恋をして、夫婦になったふたりの願いは「生まれ育った本庄児玉の魅力を発見できる結婚式」を挙げること。群馬出身で想いを共有できるウエディングスタイリストと相談し、選んだ舞台は地元の国登録有形文化財のれんが倉庫。「普段はガランとして何もないスペースが素敵な誓いの空間に仕上がっていて感動。当日はゲストにも『ここが本庄？』と驚かれ嬉しかったです」。地元の友人を司祭者にふたりらしい誓いを叶えた。
披露宴も地元ではなじみ深い前橋の国指定重要文化財で。和風建築の大広間を、自毛結いのモダン和装が似合うネオレトロな披露宴会場にアレンジ。新郎祖父が営む老舗パン菓子店のケーキへの入刀、修業中の新郎が作ったパンでのファーストバイトも、地元で生きていく決意表明となった。ブーケ、ゲームの景品、仕出し弁当なども地元のものをオーダー。「地元で工夫して叶えた結婚式が、生まれ育った故郷への感謝や恩返しになったら幸せ。これからも夫婦仲良く、昔ながらのものを大切に、新しいものを生み出していくのが楽しみです」

彼の実家は地元で愛される創業71年のパン＆ケーキ屋さん。地元写真家が撮った店の写真をモノクロ線画にし、ゲストが屋根に赤い紙を貼り結婚承認書に

ベールダウンから父にお願い。「天国の母も笑顔で見守ってくれていると思います」

披露宴装飾には、古いはかりなど、新郎の実家の道具も活用

新郎の愛車、生まれ年のビンテージトラックをウエディングカーに装飾。記念撮影も

手作りのペーパーアイテムにも「本庄ウエディング」の文字が

地元で誓える幸せを実感

明治時代の木造建築の大広間にネオレトロな装飾がマッチ。白無垢の襟元や髪飾りもリンクさせて

実家「マロン」のキャラクター入りプチギフトを用意

120年以上前に建てられた赤れんが倉庫。木組みの天井に純白の布をかけ、花柄の布をバージンロードに。六角形の木枠は新婦父が作成

花嫁の手紙で想いが溢れ涙

記念撮影も自然体で

可愛らしさと大人っぽさを併せ持つドレス＆ヘアに

10歳の時に父を亡くした新郎は、感謝を込めて母と入場

Profile

群馬県太田市在住
田端慶太郎さん（28歳）
南奈さん（28歳）

挙式日：2022年2月23日
挙式会場：旧本庄商業銀行煉瓦倉庫（埼玉県）
披露宴会場：臨江閣（群馬県）
プロデュース：LOVESHKA WEDDING（ラブーシュカ ウエディング）

2020年12月、地元本庄市児玉町で出会い意気投合、結婚へ。新婦は市職員。新郎は祖父の店を継ぐため修業中。

※ゼクシィ茨城・栃木・群馬版2023年2月号より転載

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