【結婚式レポートin千葉県】プロポーズしてもらったチャペルで愛を誓います
ふたりで見せた結婚式という最高の景色
交際1年の記念日に食事に訪れたホテル。そのホテルのチャペルで、新郎から新婦にサプライズプロポーズをしたのがちょうど1年前。ふたりは今日、タキシードとウエディングドレスに身を包み、あの日と同じ場所に立っている。ファーストミート時、「振り返った新郎が既に涙ぐんでいて、プロポーズの際の顔と重なり、こういう時に涙を流してくれるんだと嬉しくなりました」
披露宴会場は、昨年、病気で亡くなった新婦母の大好きな花・ヒマワリで飾った。新婦にとって親友のようだった母は、生前、誰よりも今日という日を楽しみにしていた。「パパ、絶対に泣くよね」と母が言っていた通り、父は挙式から泣き通しだ。特に、お色直し中座で、新婦が母方の祖父母と退場する際、祖父が涙にむせび動けなくなってしまうと、父のみならず多くのゲストが込み上げる気持ちを抑えきれなかった。
「つらい時、苦しい時、支えてくださった方々が、今ここにいます」と手紙を読み上げる新婦。そして父に「ママの分まで、いろんな景色を見てください」と伝えると、記念品贈呈後、「ママも見てるから」と父が娘を抱き締めた。ふたりは結婚式という最高の景色を親にプレゼントした。
指輪交換で新婦の付け爪が外れそうになるハプニングも
ファーストミートではお互いにサプライズを用意。新婦から新郎へは手紙。新郎から新婦へは、手紙代わりのオリジナル絵本。「絵と文章を選べたり、自由にメッセージを入れられるサービスを利用しました」
夏らしくヒマワリを飾った披露宴会場には、ゆったりと席を配してゲストを気遣った
プロフィールVTR中、1年前のチャペルでのプロポーズの様子を流すと「さっき挙式した、あの場所で!?」とゲストもびっくり
プロにオーダーした野球場に立つふたりのイラスト。観客席にはゲストの名前と色とりどりのフィンガースタンプ
新婦エスコート役の祖父が号泣。その様子を見せようと母の写真を掲げ、一緒に泣く父
前菜は『祝福彩り和洋織りなす八つのデリス 末広がり』。味はもちろん有田焼の岩皿も含めてふたりのお気に入りで、ゲストからの評判もよかった
父は娘を抱き寄せ「あんまり泣かせるなよ」
「お色直しは、新郎の意見を参考に、ゴールドを基調とした派手色の色打ち掛けに」
千葉県佐倉市
伊東秀悟さん(29歳)
杏佳さん(26歳)
挙式日:2022年8月20日
会場:ホテルニューオータニ幕張
ゲスト数:51名
共通の趣味は野球。 高校で野球部マネージャーをしていた新婦は、新郎の草野球でスコアを付けることも。
※ゼクシィ首都圏版2023年2月号より転載
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